デイジー賞┃2021.02.28(日)


1. デイジー賞分析

過去5年のデイジー賞勝ち馬のラップはこちら。

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(出典:競馬ラボ

中山T1800の特徴は以下の通り。

・1コーナーまで205mと短い
・発馬後2Fは上り坂
・そこから2F分下り坂が入り、しばらく平坦が続く
・直線を向いて急坂が待ち構えている

このことを踏まえて、過去5年間のレースラップと個別ラップを見て行くと、ざっくりと①テン3Fは緩やかに入り、②後半5Fの持久力が問われる展開になっていることが多い。

以上から、狙い目としては基本的に「後半5Fの持久力がある先行馬」となる。

ただし、キンショーユキヒメが勝った2016年のように、序盤から流れると差しが決まる展開にもなる。



2. 出走馬分析


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エイシンチラー

中山T1600で逃げ切った前走は、序盤流れて中緩みが入り再度加速するマイル質のレース。最後も11.4-11.8と大幅には減速していない点は評価できるものの、中山T1600とT1800ではコース形態が大きく異なるため、後半5Fの持久力が問われる展開となった時の対応は未知数。

ダノンシュネラ

キャリア3戦いずれも個別ラップ推定のラスト1Fが12.4(新馬)、12.0(野路菊S)、12.2(白菊賞)と12秒台になっており、その前はしっかり加速しているところを踏まえると使える脚が長くない印象。中山T1600であれば後半2Fの脚が使えれば差すことは可能だが、エイシンチラー同様後半5Fの持久力が問われる展開となった時の対応は未知数。

シゲルオテンバ

前走菜の花賞がハイレベル戦。個別ラップ推定14.0-12.4-12.0-12.2-11.9-11.7-11.1-11.0を踏んでおり、序盤緩んで後半5Fが12.2-11.9-11.7-11.1-11.0で走破していることを考えると、今回のコース適性はばっちり。馬場傾向から差し損ねだけが心配だが、コーナーで押し上げる競馬をすれば問題無し。

ルース

中山T1600で行われたサフラン賞では後半3F推定11.5-11.8-11.7と粘りを見せているし、前走セントポーリア賞ではコースが府中であるものの推定個別ラップ13.2-11.7-11.7-12.2-12.0-12.2-11.5-11.5-11.7というもので、持久力は問題なし。

アルコディオーサ
ミルウ
アトミックフレア

瞬発馬。後半5Fの持久力が問われる展開となった際の対応が未知数。
この中で、アトミックフレアに関しては東京T1600に出て来たら強く買いたい。

カナリキケン

今回の舞台に向くイメージではない。

タイセイルージュ

前走の競馬内容から舞台適性はあるが、能力が足りるかどうか。

トーセンマリア

菜の花賞の内容を見ると加速力はあるものの、追走力に劣る。


3. 予想

◎⑧シゲルオテンバ
○③ルース

馬場傾向や鞍上など不安要素はあるものの、本命は個別ラップから素直にシゲルオテンバ。

前走は後方からの競馬で、さらに4角で大外を回す競馬だが、推定個別ラップ後半2F 11.1-11.0と抜けている数値。直線を向いてスムーズに手前を替えてから伸びてきているあたり、右回りにも問題なし。

必ずしも最後方から競馬をする必要のある馬ではなく、ポジションも取ろうと思えば取れるし、後方からになったとしてもコーナーから押し上げる競馬をすれば、菜の花賞のパフォーマンスを考えると差し損ねるということもない。

相手は持久力を評価してルースの1点。


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