2019/4/28(日)次走注目馬

この日の推奨馬は以下の通り。

<予想対決>
東京7R ウインレフィナード 6着 
京都10R  ジャパンスウェプト 11着

<note>
東京6R ザディファレンス 1着 280/140
京都8R レッドランディーニ 3着 0/260
東京9R ピッツバーグ 7着
東京11R  シングフォーユー 2着 0/250

推奨馬を挙げたレースの振り返りと推奨馬の勝因/敗因およびそのレースにおける次走注目馬をまとめました。

次走注目馬には★を1~3つの範囲でつけてます。
★★★ … 次走、勝ち負けできる
★★ … 次走以降、勝ち負けできる/軸候補
★ … 次走以降、展開が向けば勝ち負け/紐候補

東京7R 3歳500万下 芝1600m
◎ウインレフィナード

コーナーで緩むのではなく、ワンペースで流れるかなり厳しい展開。3F目からは11.5-11.4-11.7-11.5-11.3と±0.3秒以内のペースで流れており、消耗する中で最後の直線で11.5-11.3と加速できているのがレベルの高さを物語っている。

◆敗因
中途半端な競馬になってしまった。②キープオンゴーイングにハナを取られ、厳しいペースを作られる中で追走。最後も全く伸びを欠いて6着。高速馬場よりの馬場であったので、いっそのことハナを取って自らペースを作るのか、あるいは未勝利勝ちを見ていても決してキレないタイプというわけではないので、最後方で我慢して末脚勝負に持ち込んでもよかった。次走以降は様子見。

◆次走注目馬
★★キープオンゴーイン
2走前(2019/3/2 中山芝1800m 未勝利)では12.8-11.8-11.9-12.1-11.8-12.1-12.0-11.8-12.6というペースで逃げて2着に入ったように、強気のラップを刻める馬。中山の方が合っている。

★★ヘイワノツカイ
ペースがキツくなればなるほど強さを発揮できる馬。ただし、2019/1/6 ジニアCから目をつけているのだが、なかなか勝ち切れない競馬がつづいており妙味もなく、成長力もやや疑問。

★ナリス
馬群から離れた最後方で我慢する競馬。前がキツくなった分最後に脚を伸ばして3着に。ただし、突き抜けるような末脚があるわけではないので、勝ち切るのは様々な要素が味方に付く必要がありそう。



京都10R 端午S
(OP)ダート1400m
◎ジャパンスウェプト

予想段階では前が速くなるかなと思ったが、ふたを開けてみれば先行勢に有利な展開に。テン2Fこそ11.9-11.2とかなり速い部類だが、その後12.1-12.3-12.1と大きく緩んでしまった。

⑨モンペルデュがハナを取ったが、この馬がペースを落としたのに先行馬が付きあってしまい大きく緩んだために差し馬にとってはノーチャンスの展開。

◆敗因
一言でまとめるならば、展開が向かなかった。差し馬はどうしても展開の助けが必要になるので、この見極めが難しいところ。新馬戦を見ると、先行する競馬を見てみたいが、こればっかりはこの馬の気性の問題なのでどうしようもない。次走以降も、都度取捨を悩ませる存在になりそう。

◆次走注目馬
★★オリオンパッチ
この緩い展開の中、中団につけてさらに外を回して上り最速タイ。5着に食い込んだのは十分に評価できる。

★ブルベアイリーデ
オリオンパッチ同様、中団から上り2位で4着に食い込んだ点を評価。ただし、オリオンパッチとは違い内側をロスなく立ち回れた分、有利に。

★ニューモニュメント
最後方から大外を回して上り最速タイ。末脚に関しては常に安定して発揮できており、差し馬のなかでは絶対的な信頼を置けるものの、どうしても脚質上展開の助けが必要になる。



<note>
東京6R 3歳500万下
 ダート1400m
◎ザディファレンス

12.7-11.3と入ったあと、12.1-12.4-12.2-12.5-12.9とほとんど緩みのない展開。先行馬からすると息が入らずに厳しい展開で、差し有利のペース。

◆勝因
末脚が武器の馬で、前が潰れてくれる展開になったのは良かった。東京は合っている。今回、中団の後ろに位置を取ってしっかり追走できていたが、テンが忙しくなる1200m~1400mよりはゆったり流れる1600mの方が向いてそう。昇級しても引き続き注目したい。

◆次走注目馬
★★ダイシンクローバー
数字にすると5番手追走だが、前とほとんど距離がない位置での追走。さらに、直線を向いた際、内で進路が取れずに一度馬を外に出してから追っている。次走以降、普通に人気すると思うが有力馬。

★ダイメイコスモス
2番手追走、直線を向いてサニークラウドと並んで先頭に立つ勢い。その後、外から差し馬が飛んできたが、それでも粘って掲示板圏内の5着に残した。次走以降も妙味がありそうなので追いかけたい。

★サニークラウド
2番手追走し、直線を向いた際には早めに先頭に立つ状態に。やや仕掛けが早かった分、最後は脚が鈍ってしまったがこのペースで先行して7着は評価できる内容。



京都8R 糺の森特別
(4歳上1000万下)芝1800m外
◎レッドランディーニ

レース名にもなっている「糺の森(ただすのもり)」とは賀茂御祖神社(下鴨神社)の境内に広がる原生林です。下鴨神社といえば流鏑馬の神事が行われることでも有名ですが、この糺の森には馬車が走っており、実際に馬車に乗ることができます。

「糺の森」という名前ですが、その由来は諸説あります。すぐ近くの太秦と呼ばれる地域に木嶋坐天照御魂神社(蚕の社)と呼ばれる神社があり、ここにある「元糺の池」、およびその周辺にある「元糺の森」と関連していると説もあります。なお、蚕の社には日本では珍しい「三柱鳥居」があります。

さて、このレースの展開ですが、逃げ馬どころか先行馬すら不在とあって一団スローペースからの瞬発力勝負になるかと予想していましたが、⑦サウウドマジックが積極的に逃げを打つ展開に。

ラップを見るとかなりテンを飛ばしており、12.1-10.5-11.0で先行して残すのは至難の業。案の定、逃げた⑦サウウドマジックとこれを追いかけた⑩フェルトベルクは仲よく下からワンツーフィニッシュ。

なお、このレースは位置取りによって負荷が全く異なる展開。

赤丸で囲んだのが⑦サウウドマジック(10着)と⑩フェルトベルク(11着。黄丸が⑥ラテュロス(2着)、そして青丸が残りの集団。

先ほども触れたとおり、あのラップでは赤丸の2頭はとてもきつい消耗展開。そして、黄丸のラテュロスは離れて追いかけていたので、比較的緩いペース。

対して、青丸の集団はかなり離れた位置を走っており、この集団の走るペースは緩やかな瞬発ラップ。勝ち馬の①シャイントレイルはこの青丸の集団の先頭を走っており、一番展開が向いた形。

※瞬発寄りのラップでは、基本的にどの馬も脚がたまっているため少しでも前にポジションを取っていた方が有利。

◆敗因
⑧レッドランディーニ
は青丸集団の中でも、後方に位置。

4コーナーを回って位置取りにこれだけの差があった中、上り最速で脚を伸ばして3着入線。やはり末脚は一級品であったが、今回は展開が向かなかった。ただし、このペースであれば勝ち馬がいた位置につけていれば勝ち切れていた可能性もある。

◆次走注目馬
★レオコックブルー
本来は厳しいペースを先行した時に持ち味を出せる馬。しかし、今回はこのような展開を青丸集団で追走する形になってしまった。

★ウインルチル
青丸集団の最後方にいたため、前には届かず着順こそ8着であるものの、上り2位の末脚。瞬発力のみを取り上げれば地力はあるので、展開が向けば。

★レッドランディーニ
末脚に関してはこのクラスでは上位。引き続き追いかけ。



東京9R 陣馬特別
(4歳上1000万下)芝2400m
◎ピッツバーグ

◆敗因
逃げてペースを作ったので、敗因=ラップの説明になります。
この馬は厳しいペースで逃げても残すことのできる馬なので、ハナを取って流れるペースで逃げてくれるのを期待していました。高速馬場なので内田騎手が多少暴走気味で飛ばしても、持つだろうと。

しかし、このラップを見て驚きました。まず、ペースが緩い。後続馬を削るどころかむしろ脚をためさせる展開。しかも、ラップが12.7-12.5-12.6-12.8-12.5-12.4と±0.3以内の並行ラップで、先行組は息がなかなか入らないペース。

後続には脚をためさせる+先行馬は並行ラップで息を入れさせない、まさに差し馬を勝たせるために刻んだとしか思えないラップ。

◆次走注目馬
なし



東京11R スイートピーS
(3歳OP)芝1800m
◎シングフォーユー

枠順からも②シングフォーユーがハナを取るかなと思っていたら、大外から⑪レッドアネモスがハナを取る展開に。この馬の勝ちパターンは、ハナを取ってペースを流し、後続に消耗させる展開だったが今回は緩いペースで逃げた。このペースになると直線だけの末脚勝負となり、前に位置を取っている方が有利なラップ。

◆敗因
勝ち馬の⑥カレンブーケドールが一枚上だっただけで、特に問題のある騎乗もなく、この馬の持ち味は最大限出せた。強いてあげるならば、追い出しの際にスムーズにいけなかったところか。

(黄色帽子に隠れている黒色帽子が②シングフォーユー

しかし、パトロールを見るとこの後すぐに左側に進路を取って上がれているので、もしも目の前が開いていたら勝てていたとも断言はできない。

◆次走注目馬
★★シングフォーユー
まだ1勝馬なので、自己条件に出て来るのであれば地力は最上位。今回、追い出しの際に他馬を撥ね退けて進路を作った点にも成長を見られる。

★アフランシール
最後方からの競馬になったため、今回のペースでは馬券には絡むことはできなかったが、上り最速をマーク。

★シャワークライム
今回のレースはレース早々にマクって自滅。ここからはあまり評価しづらいが、未勝利の勝ち方はとても強いものだったので、今回の大敗でオッズを落とすのであれば、自己条件に戻った際に狙いたい。

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