2019/5/4(土)次走注目馬
この日の推奨馬は以下の通り。
<予想対決>
・東京4R ロードストライク
・京都7R スズカハイライト
・新潟11R ナンクルナイサー
<note>
・京都3R トップオブメジャー
・新潟9R ルナステラ
・新潟10R ナガレボシトリキシ
推奨馬を挙げたレースの振り返りと推奨馬の勝因/敗因およびそのレースにおける次走注目馬をまとめました。
次走注目馬には★を1~3つの範囲でつけてます。
★★★ … 次走、勝ち負けできる
★★ … 次走以降、勝ち負けできる/軸候補
★ … 次走以降、展開が向けば勝ち負け/紐候補
東京4R 3歳未勝利 ロードストライク
逃げた①コスモリミックスが殺人ラップを刻んだレース。10.6-11.4-11.5-11.6-11.6というペースで、かなりハイレベルの一戦。3コーナー~4コーナーでもペースが緩まずに、追走すると消耗の激しいレース。
翌日行われたNHKマイル杯が12.0-10.4-11.5-11.9-12.0-11.3-11.3-12.0であったことを考えても、いかに飛ばし気味のラップであったかが分かる。
◆敗因
4コーナーで後ろからフェルシュテルケンが近づいてきたのに過剰に反応し、大きく外に逸走。
ここで戦意を喪失し、ハミを取らなくなったようで、素質は十二分にあるだけに後は気性面が問題。といってももうすぐ未勝利戦も終わってしまうので、それまでに改善されるかどうか。この状態では馬群に入ってしまうともうダメなので、外を回していくしかない。7月から始まる新潟開催の外回りコースであれば、外を回すことがそこまで大きな不利とはならないので、ここを目途になんとかなれば。
◆次走注目馬
★★カンパーニャ
後方からの追走で、前付けした馬に比べると消耗度合いが少なかったとはいえ、上り34.8秒で2着。上り34秒台は勝ち馬とこの馬だけで、消耗展開の中でもしっかりと脚を伸ばして2着まで持ってこれたのは評価。このペースを経験した後だと相対的に楽に感じられるので、次走は順当に行けば勝ち負けが期待できる。
★★タイガーストライプ
暴走ラップを3番手追走。このペースに食らいついたのであれば大敗もあり得た中で、5着に残したのは評価できる。
★★パドゥバスク
暴走ラップを2番手追走。タイガーストライプが内々を追走したのに対し、この馬は外側を回った分、より厳しく6着となった。しかし、このペースを2番手追走で6着確保は評価。
★コスモリミックス
暴走ラップを刻んだ張本人。14着大敗ではあったが、このペースで逃げると次走は相対的に楽に感じるはずで、あっさり逃げ切っても不思議ではない。
京都7R 4歳上500万下 スズカハイライト
入りはそれほど速くなく、中盤で12.8-12.7-12.9と緩んでいる瞬発戦。馬群も4コーナーを回る頃には凝縮しており、どの位置でもチャンスはあった。
◆敗因
いつもの末脚を発揮できていればチャンスはあったが、今回はまったく伸びなかった。特に不利を受けたわけでもなく、特別にペースが早かったわけでもないので、今回は馬に走る気がなかったとしかまとめようのないレース。こうなってくると買い時が難しい。
◆次走注目馬
なし
新潟11R 邁進特別 ナンクルナイサー
ライオンボスがスムーズに先手を取っ手そのまま押し切ったレース。10.4-10.5-10.4と並行ラップどころか0.1加速しており、テンから尻すぼみなラップを刻んでいくのが当たり前の千直では珍しいラップで、勝ち馬が強かった。
◆敗因
外枠を活かしてスムーズに先手を取ったが、最後はバテてしまい最下位に沈む。敗因としてはスタミナ不足。この馬が馬券になったのは小倉ダート1000mのみだが、ここからそこまでスタミナのある馬ではないことを読み取るべきであった。今後も小倉ダート1000mのみ注目。
次走注目馬
なし
京都3R 3歳未勝利 トップオブメジャー
ラップからみても評価できるレース。11.3-11.6-11.3-11.3-11.5-11.9というラップが続く消耗戦で、スプリント寄りの展開となったレース。このレースの上位組は消耗耐性がある馬で、流れる展開になるのであれば今後も追いかけたいと思える内容。
◆勝因
やっと本格化してくれた。予想段階でも書いたが、もともと千葉サラブレッドセール1番時計の馬で、素質は十分あった。レース後のコメントを見ると、落鉄していたようで、それでこのラップを最後の直線で楽々と抜け出して1着なので昇級しても楽しみ。
◆次走注目馬
★★グランツシチー(赤矢印)
★ショウサンワンラヤ(青矢印)
★ピノクル(黄矢印)
3頭いずれも最後の直線では大外を回す。このペースであれば後方であっても追走に脚を使ってしまう展開だが、しっかりと上りを使えている点を評価。グランツシチーはこれで3着まで伸びている。3頭ともに共通して言えることだが、マイル戦でも対応できそう。
★モズハチキン
今回のような消耗展開は大好物。いつになったら勝ちあがってくれるの……。
★フェニアンサイクル
次走以降は相対的に楽に感じる相対性理論で、逃げたこの馬も注目。
新潟9R 4歳上500万下 ルナステラ
ラップを見て気づいたが、前半戦が11.3-11.6-11.9と意外と厳しいラップになたていた一戦。それでいてはや仕掛けになってしまった分、最後の1Fは止まってしまった。
◆敗因
鞍上の中谷騎手に「なぜそこまで内にこだわったのか」と聞きたいレース。内側が荒れて外差し馬場になってきており、この馬は前付けしていたのだから、もっと外に出せたはず。外に出していたら1着を取れていたと思わざるを得ないレース。
◆次走注目馬
★★ルナステラ
「最後の直線で徹底的に内にこだわる騎乗をされる」不利。とはいっても、前半これだけ流れた展開を3番手追走で、最後までしっかりと脚を使えており能力は高い。これまで戦ってきた相手から考えると、本来はこのクラスにいるべきではない馬。
新潟10R わらび賞 ナガレボシトリキシ
2F目に10.6を刻んでいるが、ダート1800mでここまでテンが速くなるのはなかなか珍しく、厳しいペース。さらに以後のラップをみると13.6-13.2-12.8-13.2-12.9-12.8となっているが、かなり消耗度合いの高いレースで、いったんは12.8-13.2と落ちたところを最後の直線で13.2-12.9-12.8と加速できているのがポイント。地味だがハイレベルな一戦。
◆敗因
ズブい。とにかくズブい馬。ムチを打っても反応せず、動かすのが難しそう。新馬戦はハイレベルな一戦で、この組からアッシェンプッテルに先に500万下勝ち抜けを許したが、決して素質は劣っていないので、なんらかの変わり身があれば……。ちなみに芝はダメです。
◆次走注目馬
★★グトルフォス
次走以降も人気するでしょうが、仕方なし。向正面でポジションを一気に押し上げる厳しい競馬をして2着であり、それでいて最後まで脚色が鈍っていなかった。
★ユキノヴェルデ
★フクノワイルド
先団または逃げて5着、6着。このラップであればもっと惨敗してもおかしくないところを最後まで耐えており、消耗耐性はある。以後、フクノワイルドが出て来れば消耗寄せできそうなので、レース展開を読む上でも注目。
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