【Ferrari World AbuDhabi】世界一速いジェットコースター Formula Rossa@乗車レポート
【累計乗車回数】
6回
【初乗車】
2023年12月30日
【オススメの座席】
確実に先頭
【レポート】
2023年12月29日~2024年1月2日、この年替わりのタイミングで私はジェットコースターマニア達とUAEの旅行へと旅立っていた。
その旅行内でもメインディッシュであろう「Formula Rossa」
この体験が自分の中のコースター史を大きく変えた機種であった為、性格的には入国1日目からnoteを書きたい所だが記憶がホットなうちにnoteにこの素晴らしい体験を記述しようと思いレポートを記述する。
さて、時は2023年12月30日。
慣れない左ハンドルのレンタカーで"F1のメッカ"である「ヤス島」にある「Ferrari World AbuDhabi」へと訪れた。
「Ferrari」といえば皆さんご存知のスーパーカーのメーカーである。
私は車好きで尚且つ「Ferrari」「McLaren」好きだ。
庶民である私だが、そのスーパーカーのビジュアルに惹かれ過去にはスーパーカーと同一の駆動方式(MR)を持つ「Lotus Elise」を2台乗り継ぎ、現在はMR-Sという車に"2ZZ"というヤマハ発動機のエンジンを載せ替え軽量化を行うくらいには車にどっぷりハマっている。
そして「ヤス島」、「ヤス マリーナ サーキット」といえば車好きはピンと来る人も多いだろう。
2021年に輝かしい優勝を成し遂げた「レットブル・ホンダ」のあのドラマの様なレースが行われた場所だ。
そんな聖域に車バカ1人とコースターマニア2人を連れた車で訪れた。
ヤス島内のショッピングモールに車を止め歩くこと数分、その圧倒的な存在感のあるコースターは遠目でも確認できた。
自ずと期待もピークに達しながらエントランスへと進む。
事前にネット予約でチケットを買っていた為、荷物検査をしスムーズに入場する事ができた。
入場すると我々は真っ先に「Formula Rossa」へと足を進めた。
エントランス入口には「Formula Rossa/The World's Fastest Coaster」、つまり世界最速のコースターである事がサブタイトルからも分かる。
目玉アトラクションな事もあり、開園早々に40分待ちとなっていた。
入口のロゴ下を通過するとシグナルで"START"と書かれたプロンプトから地下へと続くQラインが姿を表した。
流石フェラーリのテーマパークだ。
レース関連のプロップスが所々に散らばりカッコ良い。
地下に降り着ると、ピットの様な造形が一部あり外面はガラス張りで次々と発射して行く車両をギャラリーする事が出来る。
久しぶりにジェットコースターに乗るのに緊張を覚えた。
ロッカー預け場まで到着すると、空いているロッカーに荷物を入れスタッフにカードキーで施錠してもらうというシステム。
ロッカーの番号は覚えなくてはならないが、ロッカーが無料で支給されているのは大変有難い。
その後、スタッフの案内を受けつつ乗り場までのほんの数メートルのQラインを進む。
また、この間に乗り場に入ったらゴーグルを受け取るよう指示を受ける。
(砂から目を守る為に着用は必須とのことだ)
待つこと数分「Formula Rossa」の乗り場へと到着した。
なんと先頭席のみレーンが多めに敷かれていて、先頭に乗りたい人はそのレーンに並ぶ事により確実に先頭に乗れるというシステムだ。
当然、迷わずに先頭のレーンへと並んだ。
そして、遂に憧れの「Formula Rossa」へと搭乗した。
乗り降りは車両を跨るようにして乗るという、フォーミュラカーさながらの車両。
また、写真ではオモチャっぽく見えていた車両だが実際に見てみると滅茶苦茶カッコ良い。
赤のコントラストとF1をイメージした車両は私にはかなり刺さったデザインだ。
ハーネスは「カワセミ」や「サンダードルフィン(旧車両)」のようなシンプルなT字ラップバー。
シートベルトはあるものの開放感は抜群だ。
他にはタイヤを水で冷ますシステムなものを発見した。
ゲストの乗降の時間を使い温まったタイヤを冷ます様も中々レースっぽいが、本当にこの機構がないと熱が加わり過ぎてタイヤの破損にも繋がるのかも知れない。
そうして全チェックを終え、私を乗せた車両はスタートポジションへと着いた。
真正面を見ると加速レーンが長い…本当に長い!!
まるで地平線まで見えてしまうかの様な景色、この「Formula Rossa」ならではだ。
頭上の赤色のシグナルが徐々に点灯していき、緑に変わった瞬間…。
一気に加速を始めた。
しかし、まだ加速する…まだまだ加速する!
ハンズアップした腕が風の抵抗で押されてしまいそうになる凄まじい迫力だ。
加速して行く速度と比例して視界も狭まって行く。
こんな体験は初めてだ。
生身で240kmの世界…最高過ぎる!!
目の前のキャメルバックギリギリまで加速を終えると、52mの巨大なキャメルバックが襲う。
画像やPOVだけだと何だか「浮かなそうだなー」と思われるが…とんでもない!!
"超極上のフローターエアタイム"を体験する事が出来る。
こんなにも巨大なエアタイム、楽しくないはずがない。
超一流の"浮き"と"スリル"を味わえる。
浮き終わりでは左にバンク角を付けそのままバンクへと突入して行く最高の流れだ。
バンクは「スチールドラゴン2000」の3rd Dropをもっと速くし地面スレスレを駆け抜けていく非常にアグレッシブなコーナーだ。
風圧も凄く鬼の様な疾走感で巨大なバンクを駆け抜けていく。
その後のキャメルバックもバッチリ浮く。
フローターエアタイム、勿論極上の気持ちよさ。
もう最高 of 最高 of 最高です。
その後、再度大きくバンク付きの右カーブ。
当然速度はまだまだ落ちず疾走感は続く!!
大きなバンクを抜けると、再度キャメルバック。
当然フローターエアタイムでバッチリ浮きます!!
キャメルを終えると、再度左へバンクカーブ。
まだまだ速度は落ちていない。
地面スレスレを疾走して行く。
ここまで来ると"テンションMaxを振り切ってオーバーレブ"です!!
最後の〆として
中キャメル▶︎小キャメル▶︎小キャメル
と最後まで気持ち良いフローターエアタイムが続き「Formula Rossa」はブレーキゾーンへと突入した。
ブレーキを終えるとゲストからは拍手喝采。
最高に場が盛り上がったまま駅舎へと到着した。
【まとめ】
世界一の速度を味わえ、かつ超一流のエアタイムを数こそ多くないが絶妙なバランスでココぞという時に味わえる文句無しに世界に誇れるコースターだと感じた。
「Formula Rossa」は最高速度(240km)ばかりにフューチャーされがちだが、エアタイムの質やバンクでの疾走感。
自分の今まで乗ったジェットコースターよりも1ランク2ランク上の上質な体験をする事ができた。
noteなので私の意見を書くが、あまりにもこのコースターは過小評価気味ではないかと私は思う。
確かに私は
「Millennium Force」
「Steel Vengeance」
「El toro」
など世界に誇れるコースターは乗ってきていないが、間違いなくその上位のコースターと同じ枠にあるのでは無いか?…いや、あって欲しいと私は感じた。
必ず私はアメリカ旅行も機会を作り行くので、その時に答え合わせも出来ればと思っている。
それくらい私は一目惚れしたコースターだ。
▼動画はコチラから
Thank you Ferrari World Abu Dhabi.
【追記】
「Formula Rossa」グッズの紹介を追記