エイトと見たい世界

キミトミタイセカイが発売されて、自分自身がエイトを好きになった頃にタイムリープしたような感覚になったのでここに残そうと思う。

私は元々自分のために頑張れない人。人のためならいくらでも頑張れるんだけど、自分にしか影響がないことってどこまでも適当。本当にひとりぼっちで生きていくしかなくなったとしたら、廃人まっしぐらなのは確実。

夢があれば、その夢のために頑張るけれど、大人になっても夢がある人ってすごく少数なんじゃないかと思う。
私は自分の好きなことかつ得意なことを仕事にして、文字面だけで見たら夢を叶えて幸せそうなのに現実はそんなことはなく。
好きじゃなきゃ続けられないよねっていうレベルの過酷さで、やりがい搾取とはこのこと。好きでも辛いものは辛いし。この仕事をしながら新たに夢を抱くほどの余裕なんかなくて、毎日ショートカットはどこにあるかを探している感じ。

そんな自分のために頑張れない私を支えてくれているのは、遠い世界で自分と戦い続けているアイドルなんだって改めて思えた。
大人になると自分が楽をする術を身につけるし、楽な方へ流れていく。そっちのほうが精神衛生的にも良いしね。
だからこそ、大人になってから努力をする大変さを知っているよ。そんな偉大なことをしているアイドルたちがいるのに、自分はこんなんでいいのか?って思わざるを得ない。
持久走で隣を一緒に走ってくれているような感じかなぁ。

私がアイドルを好きな理由はこれだ!と気づけた。
と同時に、エイトを好きになった頃のことを思い出した。
好きになったきっかけはヨコヒナのレコメンだったのだけど、その頃エイトはそこまで知名度もなく。深夜のレギュラー(スカJだったかな)と関西のレギュラー(ほんじゃに)くらいしかなかったな。
自虐も多かったけど、とにかく売れよう売れたいっていうがむしゃら感がすごくて、そういうところを好きになった。当時から頑張る人が好きだったんだなぁ。

キミトミタイセカイのことも書いておこう。
横山さんが歌に向き合ってくれたことがなによりも嬉しい。
上から目線っぽいかなぁ。そういうことじゃないんだよ。私横山さんの歌はすごく好きだもの。横山さんの大阪ロマネスクのパート、毎回ライブで聴くと泣いちゃうんだよ。横山さんの歌は本人同様にまっっっっすぐだから。
でもね、関ジャムでも言っていたけど、本人の中のハードルが高くて、自信がなくて、歌うことが楽しそうじゃないっていうのはずっと思っていた。
それでも、コンサートが好きだとはずっと言ってくれていたから、もしかしたら好きなのかなぁ。わからないけど、本人が歌うことが好きって言ってるのは聞いたことない。

だから、自信がつけば歌を歌うことが好きになるんじゃないかと思って。
でも16年もこれでやってきたのに今更向き合うことはないだろうと思っていたんだよね、本人も別に良いよって感じだったし。
それが!ボイトレに通って、しかもしっっっかり身についているのがわかる。こんなに嬉しいことはないよ。
私は横山さんがうまいとか下手とかはどうでもよくて、アイドルである以上さけて通れない歌というツールを好きになってほしい、それだけなんだよね。

堂々と歌い上げる横山さんを拝める日も遠くないと感じた。

やっぱり5人になってからのエイトは愛しかない。もちろん7人時代のことを思い出したり、7人時代の映像見て面白くて笑い転げるけれど、それでも今があるなら5人になる運命がいいな。

レギュラー番組で誰が機嫌悪いとか、全員揃って出演しないとか、不仲説が流れるとか、もうそういうマイナスなことを考えなくていいんだもの。

はやくエイトに会いたい。
キミトミタイセカイ、発売おめでとうございます。

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