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うろ覚えヒーラー史~こんな杖あったねSP~【SINoALICE-シノアリス-】

朝夕肌寒くなってまいりましたね。
こんにちは、Under7(ゆーなな)です。

軽い気持ちで始めたnoteですが、思っていたよりアウトプットは楽しく書いている間はあっという間に時間が過ぎてしまいます。

さて、今回はシノアリスにおける祈祷武器のトレンドの変遷を中心に(勝手に)回想する回です。

ただ、最初に断っておかなければなりません。
サービス開始からこのかた、ヒーラー一本で遊んでおりますが常に最前線を走ってきたわけでも全ての戦術を試した訳でもございません。
あくまでいちヒーラーの足跡、回顧(懐古)録としてお楽しみいただければ幸いです。

・サービス開始時~はじめての特化

~この頃の代表的な杖~
決起の杖(1体特大・支援Ⅱ)
不倶戴天(2体大・攻撃妨害Ⅱ)
葵の賢者(二弁)(1~2体大・支援Ⅱ)
海底の杖(1~2体大・支援Ⅱ)
黒石の杖(2体大・障壁破壊Ⅱ)
具現の杖(2体大・支援Ⅱ)

1.具現の杖と不倶戴天

もう随分忘れてしまいましたがサービス開始直後はそもそ特定のジョブを目指そう、なんて人がほとんどいない時代でした。

「とりあえずSS出たら装備に突っ込め、アレ、これ装備できないぞ。」
「前衛武器は後衛ジョブに装備できないのか。なるほど。」

こんな時代です。出たSS全部が当たりでした。
そんな中でも毎月ガチャが更新され武器プールが充実してくると、段々強い杖のスキルが分かってきます。それこそが回復支援(Ⅱ)でした。
何を今更という感じですが、それこそ当初は回復支援Ⅱの杖など片手で数えられるほどだったんですね。

中でも異彩を放ったのが最近LL進化を果たした「具現の杖」です。
なんとサービス開始月には実装されていました。それも通常ガチャで。
2確大・支援Ⅱの杖はその後'17年12月の特化ガチャで「継承の杖」が実装されるまで約半年他になく事実上最強の杖でした。
その後長い間、2確大・支援Ⅱの杖は人権武器のテンプレートとして特化の目玉に度々登場することになります。

一方、サービス開始当初にしか見られないスキルの迷走もあります。
中でも上に挙げた「不倶戴天」「黒石の杖」の2本は度々ネタにされてきました。
というのもこの2本の杖のコロシアム補助スキル「攻撃妨害」「障壁破壊」は共に攻撃時のみ発動するスキルだったのです。
当然シップ以外で敵を殴ることのないヒーラーにとっては無用の長物。
今思えば共に2体回復大という当時にしては大変強力なコロシアムスキルだったため補助スキルで帳尻を合わせたのかもしれませんね。
もちろん、2確大回復の一点で当時のヒーラーのメイン武器には十分入りました。


2.はじめての特化ガチャ

今でこそ毎月開催されて強力な武器を手に入れるための特化ガチャですが、'17年9月に初めて実装された頃は少し趣旨の異なるものでした。
当時のバナーが残っています。

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(↑ SINoALICE公式Twitterより引用)
https://twitter.com/sinoalice_jp/status/908271939638067200?s=20

画像の通り、当初は各武器種ピックアップは2つで特化限定武器は無し。
つまるところ、今までの通常ガチャから出るものから特定の武器種のみをピックアップする、取り逃した人のための救済措置のような位置づけでした。

初回の杖ピックアップも特別強い、とは言いにくいですね。不倶戴天も入っていますし…当時引く人は少なかったように記憶しています。

特化ガチャにテコ入れが入るのは二ヶ月後の'17年11月。
初めて特化ガチャ限定武器が追加され、ピックアップが3本の今と同じ構成になります。栄えある最初の特化産杖は「骸の杖」でした。懐かしい。

その後も継承の杖(2確大・支援Ⅱ)・宝樹の杖(2確バフ・支援Ⅱ)が毎月実装され抱き合わせも共に回復支援Ⅱ杖が増えるなど、段々旨味のあるガチャとなっていく…

………はずでした。

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'18年2月、6回目の特化ガチャでそれは起こります。
このときの目玉は「竜神の餞別」(2確大・供給Ⅱ)でした。今でも十分装備候補に入り得る杖です。

しかし、同時にピックアップされた杖は上記の蜘蛛の糸杖でした。
コロシアムスキルは1体大回復+魔防小アップ
コロシアム補助はコマンド時物防小アップ
武器種の少ない当時から考えても、中々使いにくいスキル(控えめな表現)。

正直もうちょっと他にピックアップ杖があったのでは…?
と思ったヒーラーも多かったはず。

竜神の餞別を追う道程は多くのヒーラーにとって苦難の道程でした。個人的に衝撃の大きかったガチャなので思い出として紹介。
(蜘蛛の糸杖はスキルを代償に、当時としては驚異的な総防御値を誇ったのはまた別のお話)

いずれにしても、サービス開始から約一年かけて杖のバリエーションも増えようやく「杖染め」が出来るヒーラーとしての役職を確立できるユーザーが現れはじめました。
この頃の杖は今のヒーラーの装備にはもう入らないものも多いですが、どれも思い入れのあるものばかりですね。


・世は2確染めの時代へ。魔力供給の再評価


~この頃の代表的な杖~
世詠の杖(禍)(2体大・支援Ⅱ)
復活の刻杖(禍)(2体大・供給Ⅱ)
咆骸の杖(2体大・供給Ⅱ)
来世の崩壊(1~3体大・供給Ⅱ)
被虐の意思(2体・魔防治癒Ⅰ)
幻魔の杖(2体大・支援Ⅱ)

1.ハーフナイトメアの登場

蜘蛛の糸杖特化PUからひと月後の'18年3月。いばら姫/ハーフナイトメアが実装されコロシアムは転換点を迎えます。

賛否あるミンス・ソサのハフメアや物理・魔法によってキャラの異なる前衛と異なり基本的にハフメアが最善装備となるため、ヒーラーの装備はいばら姫にほぼ固定され、キャラ見た目変更などのなかった頃のコロシアムはいばら姫の割合を大きく増すこととなりました。

2.目指せ2確染め


タイトルの通りサービス開始一周年の年、2018年度はおよそのヒーラーにとってメイン装備をコロシアムスキルが「2体確定回復」の杖20本で埋める旅に出た時期だったように思います。

正確な本数は把握出来ていませんが、1周年時点で初期レアリティがSSの2確杖は20本未満でした。(SINoALICEDatabaseさんで確認したところ禍杖2種を含めて丁度15本ほどかと…正確な本数がわかる当時のつよつよヒーラーさん、ご教示願いたいです)

まだまだ海底の杖や葵の賢者(二弁)などの1~2体大回復・支援Ⅱの杖が現役である中、徐々に2体大回復・2体回復の杖が追加されていきます。

'18年8月にはリサイクルガチャが初実装され、目玉である幻魔の杖の登場をもってメイン装備20本2確染めが可能になりました。
もちろんそれまでの2確杖を全て揃えた人は一握りだったので、
殆どのヒーラーが依然2確杖集めの旅路の途中でしたが…(私もそうでした)

さて、この頃まではヒーラーにとって最善のコロシアム補助スキルは?と問われれば殆どのプレイヤーが「回復支援Ⅱ」と口を揃えたと思います。
しかし、2確杖が増えるにつれその認識が若干変わってきます。

コロシアムにおいて味方2体を確定で回復出来るスキルは強力無比のものでしたが、同時に今なおつきまとうデメリットも有りました。

SP消費量が特に多いのです。

2体大回復のスキルはデフォルトでのSP消費量が25。
SP最大値400のコロシアムにおいては単純計算で16本使えばSPが底をついてしまいます。
複数人の回復と同じくらい「継続して回復すること」を求められるヒーラーにとって大きなSP消費量は大きな障害となりました。

そこで'19年前半にかけて注目され始めたのが
消費SP量を確率で減らせる魔力供給(Ⅱ)の補助スキルでした。

重複による発動率減少があるため沢山入ることはありませんが、このころ追加された復活の刻杖(禍)をはじめ、咆骸の杖や竜神の餞別、雷鳴の杖などの2体回復+魔力供給(Ⅱ)の杖は現在に至るまでSSギルドのヒーラーの装備にも入り続けています。


その他にもかぐや姫オルタナティブの販売(被虐の意思/2体回復)や、'19年正月の深祈の杖(2体大/物攻治癒Ⅱ)のバラ売りなどのイベントがあり、ヒーラーの土台となる2確染めに弾みをつけた年度だったように思います。

'18年半ばには神魔なし貢献値回復量1000万が一つの目安になるなど、ほとんど今のヒーラーの土台が出来上がっていましたね。


・飽くなき総防御値の追求、2確支援Ⅱ染めの時代へ


~この頃の代表的な杖~
宰相の脳(凶禍)(2体大劣勢・支援Ⅲ)
愚金の杖(凶禍)(2~3体・恩寵参)
ジャッジメント(2体黎明・支援Ⅱ)
慈愛と執着(2~3・恩寵参)
殻ノ杖(禍)(カスタマイズ武器)


1.2確支援Ⅱ染めの完成+α

前述の通り'18年度は2体回復を追い求めた時代でしたが、2周年となる'19年度は更にコロシアム補助に回復支援(Ⅱ)がついた2確杖を追い求める時代となります。多分。

多分、と言いましたが当時のヒーラーの多くが2確・支援Ⅱの杖を追い求めていたのは間違いありません。

ただ、'19年度初頭から徐々に+αの効果を持った杖が登場し始めます。
その話をするために通常ガチャから排出された一本の杖を紹介させてください。

画像3

めっちゃかわいい 。すき。

18コスト「月猫ノ願ヒ」。この杖から杖スキルの第二幕が始まったような気がします。
コロシアムスキルは「再生の燐光(Ⅲ)」通常時は1~2体大回復ですが、コロシアム終了5分前になると効果がアップしその回復倍率は特大回復を上回るものになります。
これまでの回復+バフのような単純なスキルの時代を抜け、このような特殊スキルを持った杖がたくさん出てきたのが'19年という年になりました。

少し並べただけでも、
・夜明けの祝福(再生の燐光…2体コロ終了5分前から効果アップ・支援Ⅱ)
・縫い付く情念(錬)(天使の断末魔…2体コロシアム終了5分前までSP軽減・支援Ⅱ)
・ジャッジメント(再生の黎明…2体コロ終了5分前まで効果アップ・支援Ⅱ)
・宰相の脳(凶禍)(大翼の福音…2体大劣勢時効果1.5倍・支援Ⅲ)
など、その杖のみのユニークスキルなどでこれまでの単なる2確・支援Ⅱとの差別化が図られていきます。

それまでコロシアム中20分通して最強杖染め装備で臨んでいたユーザーも、コロシアム中に装備セットを変更できるナイトメアの実装以降前半と後半で効果の変わる杖をうまく使い分けることが求められるようになりました。


2.飽くなき総防御値の追求

ご存知の方も多いと思いますが、シノアリスにおける祈祷武器の回復量は自らの総防御値に比例して大きくなります。
つまり、最前線で戦うヒーラーを目指す上で防御が上がるジョブの限突、防具の育成などは避けて通れない道です。
こういった認識も以前から有ったものの、広く浸透したのは'19年前半の杖装備が充実してきた頃だったように記憶しています。

その最中、'19年6月満を持して防具「偏愛シリーズ」が追加されます。
初のL進化防具となったこのシリーズの防具16種は当然それまでの防具の最大総合値を全て更新。限界突破に必要な「アルカナ」のドロップ目当てに防具イベ周回をする、という概念をシノアリスに持ち込みます。

これを読んでいる皆さんも御存知の通り、最新のローゼンメイデンコラボでの水銀橙防具アルカナ周回に続く長い系譜がここから始まりました。

更に'19年12月、殻ノ武器(禍)シリーズの追加を引っさげてベリアル討伐が復刻開催されました。
復刻一回ごとに一本しか手に入りませんが、ここで追加された殻ノ杖(禍)の総防御値は無凸の段階で「2938」。
それまでの最高総防御値が完凸の宰相の脳(禍)の3288だったことを考えると正に驚異の数値と言えたでしょう。

しかしこれまたご存知の通り、殻武器はナイトメアの核を用いてパラメーターを上げることが可能です。
最大まで強化した際の総防御値は無凸で「3938」。もはや言葉もありません。
必要な核は200個。討伐1回最大9%ドロップの核を200個…
現在はモノガタリクリア報酬や共闘報酬で少し入手が簡単になりましたがそれでも大変な道程でしょう。

しかも当然殻禍武器は8種類ある訳で……おっと誰かがきたようだ。


L防具でメイン・サブ装備を埋める、殻禍武器の総防御値をMAXにする、の2点は'19年に端を発し未だに続くヒーラーにとってのある種の最終目標です。


・2020年。~これからのクレリックは~


~現在の代表的な杖~
預言者の妄言(惨禍)(2~3大・恩寵肆)
胎動の杖(惨禍)(3体・支援Ⅲ)
博愛の雫(2~3体・支援Ⅲ)
花の精霊…LL(2~3大・支援Ⅲ)
正義のゾウフ(2~3特大・支援Ⅱ)


EX.2~3体回復の時代の幕開け


ようやく現在まで戻ってまいりました。このあたりだと懐古ではなく記憶に新しいですね。クレリックの懐古もここまでです。

去る3周年記念特化ガチャにてついに3体確定回復が追加されましたね。
これを執筆時点ではまだ胎動の杖一本のみですが、そろそろ特化からも出始めるでしょう。

また2周年の愚金の杖に始まり、どんどん2~3体回復の杖が特化杖を中心に増えてきました。中でも特筆すべきは10月開催特化にて追加されたLL進化特化武器・花の精霊です。

今後の特化もこれをベースにLL進化武器が追加されていくでしょう。
もしかしたら宝樹の杖のように過去産特化からLL進化を果たすものもあるかもしれません。

もう2確支援Ⅱは過去のものとなりつつあります。

しかし、これがソーシャルゲームの常。いずれは2~3中回復が過去のものとなり、2~3大回復も過去のものとなります。3体大回復がスタンダードの日もいずれ来るでしょう。

そのときに倉庫に眠ることになる過去の杖を見て、当時のギルドを思い返したり、杖の強化のために素材集めに励んだこと、コロシアムのために毎日装備を考えたこと、他のヒーラーと意見交換したことを思い出して懐かしめるのは"今の"ユーザーの特権です。

個人的には宝樹の杖は初めて入手した特化産だったのでこの間のLL進化でまた日の目を見たのは嬉しかったり。


EX2.おわりに


ステマみたいになりましたが、シノアリスを通して、ヒーラーを通して沢山の出会いがありました。
2021年以降も杖をぶんぶん出来るよう運営のみなさまにおかれましてはゲームバランスの調整やイベントの改善に勤しんで、末永くプレイさせていただきたいものです。

いちユーザーのチラシの裏の落書きにここまでお付き合いいただいた皆様にも圧倒的感謝を。
ヒーラー以外の方には(もしかしたらヒーラーにとっても)つまらないものだったかもしれません。ご容赦を。

以上ゆーななでした。

それではまた。


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