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2022年のテレビを超ざっくり振り返る

もう新年3が日も終わり今更感がありますが、超ざっくり2022年を振り返ってみたいと思います。

■2022年の顔

・川島明
やっぱり昨年に続き凄まじい活躍だった川島。その川島と出演本数ランキングで熾烈な争ったオードリー春日も印象的。2人でそれを口にすることで、それをエンタメ化したのも素晴らしかった。引き続き凄かったという意味では千鳥も。

・有吉弘行
全曜日ゴールデン・プライム帯で冠番組を持つという偉業はテレビ史に残るものではないか。『有吉クイズ』での変態っぷりと「有吉とメシ」などの新機軸を今でも生み出しているのもスゴい。

・オダギリジョー
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』や『アトムの童』では香川照之の代打として、あまり彼がやらないような役回りを好演。その代わり(?)に脚本演出を務める『オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ』シーズン2ではやりたい放題。

・佐久間宣行
作り手だけでなく、MC・演者として飛躍の年だった。近い将来、深夜のグルメドラマなどで主演を張っているのが見えるかのよう。

・原口あきまさ
ものまね芸人とお笑い芸人をつなげる媒体として、JPら憑依系ものまね芸人のパートナーとして、ものまねの語り部として獅子奮迅の活躍だった。

■2022年ベストパフォーマンス

・ランジャタイ×ダイアン津田の「ゴイゴイスーミュージカル」(『お笑いの日』)
言語化不能の面白さ。自分でも意味不明で嫌がっていた津田が、反応を見てイケると思ってイキイキしだす瞬間もたまらなく面白い。

・チーム春日の一発ギャグコント「商店街ロケ」(『ドラフトコント』)
チーム春日というよりチーム野田。ロケ中、ひたすら一発ギャグやるという高い批評性も感じるコント。

・きつね×くっきー!らによる「アニマルパラダイス」の2回目(『ラヴィット!』)
一度ロケで大惨事になったくだりをリベンジ。思った通り再び大惨事になり全員にブチ切れられると「私利私欲の塊 人間ラビリンス♪」ときつねが歌って締めるのがカオスすぎた。

・レッツゴーよしまさの「二億四千万ドリフ全員ものまねメドレー」(『お笑いオムニバスGP』)
特に志村けんの「素喋り」モノマネは、似すぎていて泣けるというレベルまで。今年年明けに披露された『プロフェッショナル』完コピも震えるほど凄かった。

・ダウンタウンの“伝説の漫才”(「伝説の1日」)
テレビではないけど、多くのテレビ番組でその凄さやエピソードが語られたという点でも特異だった。

あとフワちゃんのプロレスデビューや、有吉の『紅白』「白い雲のように」歌唱も印象的。

■2022年好きだった番組10選

『水曜日のダウンタウン』とか『ゴッドタン』『あちこちオードリー』『有吉の壁』などもうずーーっと面白いものは除いて、「2022年」感のある番組限定で。

・『ラヴィット』(TBS)
『座王』(関西テレビ)
・『チャンスの時間』(ABEMA)
・『ここにタイトルを入力』(フジ)
・『私のバカせまい史』(フジ)
・『明鏡止水』(NHK)
・『不夜城はなぜ回る』(TBS)
・『有吉クイズ』(テレビ朝日)
・『イワクラと吉住の番組』(テレビ朝日)
・『テレビ千鳥』(テレビ朝日)

他にも『言葉にできない、そんな夜。』『ぺこぱポジティブNEWS』『るてんのんてる』『メガホン二郎』『星野源のおんがくこうろん』『ゲームゲノム』『午前0時の森(火曜版)』などなど。

■2022年好きだった特番5選

『じゃないとオードリー』(テレビ東京)
『ドラフトコント』(フジ)
・『芸人シンパイニュース』(テレビ朝日)
『ヤギと大悟』(テレビ東京)
『まっちゃんねる』(フジ)「女子IPPONグランプリ(女性タレント編)」

他にも『もしも師』『バチくるオードリー』『霜降り明星の校内放送ジャック』『竜兵会vs出川軍芸能界オールスター草野球対決』『1オクターブ上の音楽会』なども。

■2022年好きだったドラマ10選

・『鎌倉殿の13人』(NHK)
・『エルピス』(関西テレビ・フジ)
・『TAROMAN』(NHK)
・『ドゲンジャーズ~ハイスクール』(九州朝日放送)
・『石子と羽男』(TBS)
・『初恋の悪魔』(日本テレビ)
・『カムカムエヴリバディ』(NHK)
・『silent』(フジ)
・『作りたい女と食べたい女』(NHK)
・『メンタル強め美女白川さん』(テレビ東京)

他にも『恋せぬふたり』『17才の帝国』『空白を満たしなさい』『僕の大好きな妻!』『シジュウカラ』などなどいいドラマたくさんありました。
アニメではやっぱり『王様ランキング』が。『SPY×FAMILY』や『平家物語』なども。

■2022年好きだったドキュメンタリー5選

『ドキュメント72時間』(NHK)「どろんこパーク雨を走る子どもたち」
『謎の日本人サトシ~世界が熱狂した人探しゲーム~』(NHK)
『エマージェンシーコール』(NHK)
『映像の世紀 バタフライエフェクト』(NHK)
『勝敗が決まる瞬間2022~ドキュメント 小倉百人一首競技かるた高校選手権~』(NHK)

■ベストライブ

テレビではないけど、会場に行ったライブ等を数えたら、有料配信ライブとほとんど同じくらいの頻度で行っていて、ようやく戻ってきたなあと感じました。会場と配信あわせるとコロナ前と同等程度のライブを観ました。
その中で、個人的にベストだったのが「まっする6」。
大会の主役のはずの上野勇希が前夜に体調不良で欠場が決まるという緊急事態。そんな危機的状況で代役を「透明人間」にするというマッスル坂井の発想も凄いし、それを許容する土壌ができていたのも、実現して「見せる」ことができるレスラーも凄い。

2022年は、JPブレイクのきっかけになったり、TAIGAが若林の代わりに司会したり、松本人志がユースケの代役で千鳥の単独ライブに出たり、三谷幸喜が4人も代役したり、テレビもライブも「代役」というのがひとつのキーワードだったな、と。

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