「ひきこもりに関する状況等」を眺めて

こども・若者の意識と生活に関する調査 (令和4年度)

調査結果概要から引用しての所感

第3部 調査結果の概要II 15~39歳対象調査 177ページ

広義ひきこもり群が将来の希望がないのは順当な結果ですね。若年で仕事がなかったり収入がなければ、結婚おろか将来の生活を悲観するのはわかります。

第3部 調査結果の概要II 15~39歳対象調査 179ページ

自分事の外出ができる8割は、行政や民間の支援が届いて適切な手法に合致すれば改善できそうに思います。
現在行われている就労や居場所は効果が薄く「不適切な手法で合致してない」と考えられます、新しいことを模索する必要がありますね。

第3部 調査結果の概要II 15~39歳対象調査 179ページ

29歳までの5年未満は労働市場を含めて受け入れる間口が広く改善の見込みも高そうです。
30歳以上や5年以上は間口が狭まりを感じます。徐々に精神疾患(うつ病など)を発症して困難が増してきそうです。

第3部 調査結果の概要II 15~39歳対象調査 180ページ

登校困難の50%、就労就業問題が40%と人間関係を原因とすることが多いようです。
躓いた人間関係から立ち直り、新たに人間関係を構築するにはかなりの勇気が必要でしょう。
インターネットやニュースで「パワハラ」が横行してることを目にしやすい時代には、勇気の必要量もけた違いになりそうです。

40~69歳対象調査

第3部 調査結果の概要II 40~69歳対象調査 184ページ
第3部 調査結果の概要II 40~69歳対象調査 187ページ

年齢と事由の回答関係が不明ですが、55歳以上は「退職」で社会と接点が切れてしまったと思います。
54歳以下は就労就業における人間関係が原因のように思います。
どちらも「会社に属さないと社会から切り離される」問題ですね。

第3部 調査結果の概要II 40~69歳対象調査 187ページ

家族以外との会話の少なさは全年齢層で問題ですね。
特に年齢が上がるほどに頭も固くなりやすく、他者との思考の差異を受けずにいると、危険な思考や思想になると思います。
そうなると孤立が深まる一方ですから、その前に家族以外との接点を設けておきたいですね。

有効回答数

  • 10~39歳

    • 8,555人

    • 10~14歳

      • 1,520人

    • 15歳~39歳

      • 7,035人

広義ひきこもり

  • 15~39歳

    • 144人

    • 2.05%

  • 40~69歳

    • 155人

    • 2.97%

準ひきこもり

  • 15~39歳

    • 67人

    • 0.95%

  • 40~69歳

    • 64人

    • 1.23%

狭義ひきこもり

  • 15~39歳

    • 77人

    • 1.10%

  • 40~69歳

    • 91人

    • 1.74%

推計値

データ引用;国勢調査 令和2年国勢調査 人口等基本集計 (主な内容:男女・年齢・配偶関係,世帯の構成,住居の状態,母子・父子世帯,国籍など)

準ひきこもり

  • 15~39歳

    • 212,161人(22,332,822人)

    • 0.95%(100%)

  • 40~69歳

    • 416,431人(33,856,256人)

    • 1.23%(100%)

狭義ひきこもり

  • 15~39歳

    • 245,661人(22,332,822人)

    • 1.10%(100%)

  • 40~69歳

    • 589,098人(33,856,256人)

    • 1.74%(100%)


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