見出し画像

U35-KYOTOタブロイド紙を発行しました!

16ページ、隅から隅まで、どこを切り取っても、U35-KYOTOらしい冊子が完成しました。取材にご協力いただいた方々、お世話になった方々、U35-KYOTOメンバーの皆さんに、順次お届けしていきます!また、オンラインでも読んでいただけるようpdfデータを公開しています。

▶︎ タブロイド紙を読む(pdf)

表紙には、U35-KYOTOのメンバーから寄せられた写真と、ロゴにも使われている皆が描いた個性豊かな「点」たちが、所狭しとひしめいています。

画像3

表紙のデザインを作っていくために、昨年の冬、制作チームからメンバーに向けてこんなメッセージを送りました。

今の京都の、あなたの、町の、生活の、景色のワンシーンを募集します。

幸せなこと・キレイなこと・好きなこと・大切にしてること・自慢したいこと。反対に、汚いところ・変えていきたいところ・残したくないこと・問題だと思うこと。

ポジティブにも、ネガティブにも、みなさんの感情が揺れることを自由に撮っていただきたいです!

鴨川の風景や桜、道に捨てられた煙草、祭のみこし、幼い子どもたち、夕陽、猫、ろうそくの灯……最初は真っ白だったオンライン上のフォルダに少しずつ暮らしの風景が増えていき、雪の降る頃には127のシーンが並びました。その一つひとつに撮った人の思いが感じられ、画面を眺めているだけで込み上げてくるものがありました。

観光用に美しさだけを切り取られ、加工された京都ではなく、ありのままの今の姿を刻みたい。良いところも悪いところも受け止めた上で、これからのことを考えたい。そんなメッセージが込められた表紙です。

思い返せば、ずいぶん長い道のりでした。これは、1年前、最初の緊急事態宣言が出た頃に作った、タブロイド紙の企画資料です。

スクリーンショット 2021-04-29 10.57.55

この時に漠然と思い描いていたイメージが、多くの方から言葉をいただいて、形になっていきました。「遊 -YU-」という編集コンセプトを掲げ、捉えどころのないこの言葉を追いかけながら。あの人は今どんなことを考えているのか、この人は何を大事にしているのか、インタビューやアンケートを通してたくさんの声と向き合い、制作を進めてきました。

選択する。創造する。その道のりに「遊」がある。

多様性や余白を、どうすれば紙面上に表せるのか。市の基本計画や重点戦略を、どうすれば少しでも自分ごととして感じてもらえるか。答えを提示するのではなく、様々な問いを生み、行動につながるものを作るには、どうすべきなのか。幾度となく立ち止まり、制作チームで話し合いました。そんな時いつも、「遊」という言葉が道標になってくれたように感じます。

完成した冊子は、皆さんをイベントにご招待してお配りする予定でした。しかし、感染拡大によりオンラインでの開催となってしまい、まだ実物をお渡しできていない方もたくさんいます。コワーキングスペースなど街中での設置場所についても、また決まり次第、お知らせさせてください。

そんな状況なので、web上でもタブロイド紙を楽しんでいただけるよう、今後、各ページの紹介もしていこうと思っています。2021年度も、U35-KYOTOをよろしくお願いいたします。

▶︎ タブロイド紙を読む(pdf)

▶︎ Live配信イベントを見る(YouTube)

画像3

[ U35-KYOTOタブロイド紙の役割 ]
2025年までの京都のまちづくりについて大きな方向性を示す「はばたけ未来へ!京プラン2025(京都市基本計画)」を、U35世代の多様な価値観を通して届けます

タブロイド制作チーム:柴田 明、原田 岳、前田 展広、山本 安佳里
文:柴田 明
https://u35.kyoto/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?