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映画「君は行く先を知らない」のこと、そのほかのこと、

9月×日
新宿武蔵野館で「君は行く先を知らない」(パナー・パナヒ監督)

イランの荒野を行く一台の車。
その車に乗った4人家族のロードムービー。
両親と二人の兄弟、それと犬が一匹。
車を運転するのは兄弟の長男の方で、もう大人である。
無邪気にはしゃいでいる次男は小学年低学年といったところ。
ずいぶんと年の離れた兄弟だ。
どこに向かっているのか、観客は知らされない。
次男も知らされていないようだ。
タイトルの「君は行く先を知らない」はそういう意味だろう。

50分くらい見て、退屈だったので中途退席。

イランの社会や風俗を良く知らない、ということも楽しめなかった理由の一つかもしれない。
イラン映画はアッバス・キアロスタミの映画を何本か観たことがある程度で、それもずいぶんと前のことだからあまり憶えていない。
また、自由に映画を撮ることができない国で映画を撮る、ということへの理解がぼくには不足しているのかもしれない。
ただ、50分くらい見てすごく退屈した、というのも事実。

全部観ていないのだから作品として評価する資格はない。
なにしろ途中で出てしまったので、ぼくは今だに行く先を知らないのだ。

9月×日
新型コロナワクチンの接種券が届いたので予約を入れる。
自分の分と母親の分。
母親はかかりつけのクリニックで9月下旬に。
ぼくは東京都の接種会場(都庁)で10月の上旬。

母親の方はそうでもないのだが、ぼくはいつも副反応がひどくて、だからいつも仕事の休みの日の前日に接種するのだが、翌日はほぼ寝たきりになってしまうし、翌々日もけっこうきつくて仕事に行くのがつらい。
今回は初めてファイザーのワクチン(今までずっとモデルナだった)なので、副反応が軽ければいいのだが。

9月×日
東京オペラシティのNTTインターコミュニケーションセンターで「ものごとのかたち」展(3回目)
当初行く予定ではなかったのだが、新宿で中途半端に時間が空いてしまい、とにかくどこか涼しいところでのんびりしたいと思いここへ。
入場料500円だから3回目でも合計で1500円だし。
ただ今回はあまり楽しめなかった。
別に3回目だから飽きた、とかではなく、たぶんこっちの精神状態の問題。
なんだかひどく焦っているような、でも何を焦っているのかわからないような気持がして、なにを見ても目が上滑りして入ってこない。

たまにこんな感じになる時がある。
こないだ観た「君は行く先を知らない」が退屈だったのも、こちらの問題もあるのかな、と思ったり思わなかったり。

写真は撮った
もう一度、調子のいい時に行ってもいいかな、と思う

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