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お魚は大好きだけど、お水は苦手

 ほとんどの猫と同様、うーたんもお水が苦手。
 時折、私や旦那さんがお風呂に入っていると警戒MAXの声で吠えるように鳴く。
そんな時はお風呂のドアを開けて「こっちにいるよー」と声を掛けても無駄で、鳴いて呼ぶ。これぞまさに必死の形相。
 うーたんがこんな風に鳴くのを聞いたのは、東京から神戸に連れてくる新幹線の中と私たちがお風呂に入っている時だけ。自分がお風呂に入れられる訳じゃなくても、嫌いな水場に私たちがいるのを嫌がっているように見える。

 これには悲しい理由がある。

 うーたんが野良猫だった頃に餌やりをしてくれていた人から偶然聞いた話なので、信憑性は定かではないのだけれど。

うーたんが野良猫でまだ避妊手術を施される前、うーたんは可愛い子猫を産んでいた。
 ある日その可愛い子猫たちが溺れて死んでいたという。人間にいたずらされたという人もいれば、嵐が来たからだったという人もいたので、理由ははっきりとしなかったがどちらにしても悲しいことだ。
うーたんは子どもを探してしばらく悲しそうに鳴いていたそうだ。

そんな話を聞いていたので、うーたんが特に水嫌いなのを私たちは知っている。

お風呂に入っている時に必死に呼ぶのは、「そこは危ないよぉ〜」とうーたんが私を心配してくれている証拠。うーたんの優しさ、母性の表れなのだ。

うーたんが目がないお魚さんはお水の中にいるんだよ?

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へーーーーーーー。本物のお魚食べたいなぁ。

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