営業利益と経常利益と純利益を学んだ

経営に関する説明会があれば業績に関する話題は必ず登場し、以下の3つの言葉とともに説明される。

  • 営業利益

  • 経常利益

  • 純利益

私もついこの間、会社の業績を説明されたときにこれらの言葉を耳にした。で、全くわからなかった。
そういえば、就活の説明会でも散々聞いてきたことを思い出したが、いまいちよく理解しないまま社会人になってしまった。そして、成長することなく今に至っている。

このまま死ぬまで知らなくても問題ないかもしれないとも思ったが、知っていて損なことはないので、今回のネタでアウトプットしながら理解を深めることにした。

この文章は以下の人にとって参考になるものと思われる。

  1. 就活生

  2. 経営超未経験者

  3. 自分

営業利益

営業利益の前に、まず、売上総利益を理解する必要がある。売上総利益は粗利、粗利益ともいう。以下の式で計算される。

(売上総利益)=(売上)-(売上原価)

物を作るのにかかった材料費が売上原価で、売った金額が売上だと思えばよいだろう。
例えば、500円で買った毛糸でセーターを作り、それが1500円で売れたとすると、売上総利益は1000円ということだ。

営業利益は、この売上総利益から、販売費と一般管理費(まとめて販管費)を差し引いたものである。

(営業利益)=(売上総利益)-(販管費)

販管費という初めての言葉が登場したが、一言で言うと、「販売費」と「一般管理費」をまとめたものである。

販売費…商品やサービスの販売・提供活動に関する費用
例)
販売担当者や営業担当者の給料、接待交際費、旅費交通費、販売手数料、広告宣伝費、など

一般管理費…企業の運営業務や管理業務などに関連する費用
例)
管理部門の給料、事務所の家賃・水道光熱費・通信費、リース料、消耗品費、など

物がよく売れるようになるためには、広告を打つ必要があり、そこに費用が掛かる。また、物を売るスペースの家賃、従業員の給料など、様々なところでお金がかかる。これらをもろもろ総称して、販管費とまとめている。
これを売上総利益から差し引いたものが、営業利益となる。本業で儲けたお金である。

経常利益

会社は、本業以外のところでも利益を発生させていることがある。ここでの損益も計算したうえでの総利益を経常利益という。以下の式で計算される。

(経常利益)=(営業利益)+(営業外収益)-(営業外費用)

通常繰り返し行っている経常的な企業活動による損益には、以下のものがある。

営業外収益
受取利息、受取配当金、雑収入

営業外費用
支払利息、雑支出

純利益

純利益は経常利益から特別損益と税金を引いたものである。

(純利益)= (経常利益)ー(特別損益)ー(税金)

特別損益には、土地売買益や災害被害額などが含まれる。通常の企業活動では発生しない臨時的な損益である。

まとめ

学んでみれば、何のことはない話である。以下のリンクを参照すれば、図つきでわかりやすく解説がなされているので、そちらも参考にすれば理解が深まるだろう。

https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000881326.pdf


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