湖西線の160km/h運転が実現しなかったの考え

湖西線は関西北陸間の鉄道高速化するための線路です。
湖西線に度々の160〜180km/hの運転実験が行われて160km/h運転対応の681系も製造されたものの、最終的に160km/hの営業運転は実現しなかった。
それに対して北越急行ほくほく線は北陸新幹線延伸計画決定にもかかわらず160km/hの営業運転を敢行した。
221や681の実験から湖西線の設備は160km/h運転の対応では十分だと考えられる。つまり最終的に実現しなかった原因は技術上ではありません。
そして湖西線は建設当初から高架立体交差化され、政策上の踏切600m問題もクリアしています。政治的な原因てもありません。
つまり最終的には商業的な原因だと考えられます。
湖西線の高速化は最大7分ぐらいの用時短縮ができますが、関西北陸間は湖西線と競合できるルートが少ないです。米原の東海道新幹線-北陸本線しらさぎルートは速いが、北陸本線も自社管内なので積極的ではありません。高速道路は米原遠回りの上に速度制限は在来線より低かった。
それに対してほくほく線と競合する信越本線が存在している。ほくほく線とほぼ同時開通され長野新幹線を使って信越本線に乗り継ぐパターンは上越新幹線ほくほく線ルートの距離と大差がありません。高速化しなければほくほく線の存在意義が失われるからだった。
そひて昔に関東と北陸間のつなぎが弱いので、開発できそうな市場でもあります。関西と北陸間の往来は古代から多く、さらに成長する空間が少ないとも判断されるでしょう。所要時間増による市場縮小と高速化により拡大も考えにくいので現状維持となったかもしれません。

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