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番外編. 人生が豊かになるメモの取り方編

第10回目までnoteを更新していく中で、
 「なんで毎日そんなに文章が書けるの?」と反応していただけることが何度かありました。


その答えは、
 「膨大なメモが蓄積されていたから」ということにあります。


今回僕がレフェリー卒論を書くにあたって行ったメインの作業は、
大学の4年間を思い出すことではなく、
蓄積していた膨大なメモを10個にカテゴリー分けすることでした。

1から経験を書き出していた訳ではなく、
書き溜めていた経験を整理して形にしたので、 ある程度の長さの文章であっても毎日更新出来るというわけです。
それでもけっこう大変なんですけどね。笑

みなさんが想像しているであろう、
大学のテスト期間中に、 これまで全く聞いてなかった授業の期末レポートの締め切りが毎日やってくる、という状況とはちょっと違うという訳です。笑

僕はメモを取ることであったり、 記録に残しておくことに関しては昔から得意な方でした。

中学生の時から僕はサッカーノートに記録を取っていて、
当時から毎日欠かさず、なーんてことはもちろんありませんが笑
学んだことや感じたことをノートに書き留める癖は身についていたように思います。

中学生の当時は部活で、 サッカーノートを書きなさいと言われていて、
 たまに監督や顧問に提出しなければいけない日があったことを記憶していますが、
このノートを書くという行為は、僕がサッカーで褒められた数少ない経験の一つだと思います。笑

紙のサッカーノートから始まった僕のメモは次第に形を変え、
 今ではiPadの手書きノートアプリ、Goodnotesや、
書き溜めたメモを完璧に整理出来るアプリ、Notionを使うようになりました。
今はこのアプリの存在無くして僕の存在はない、と言っていいほど重用しています。笑

メモの取り方にはこれまでの積み重ねから少々こだわりがあるので、
今日は3つのマイルールを紹介するとともに、
僕が勝手にアンバサダーに就任し、良さを広めている二つのアプリを紹介したいと思います。笑

3つのルールは密接に関わっているので、 最後にまとめて解説したいと思います。

ルールNo.1
出来事の記述だけでなく、その時の自分の感情を書き留めること!

ルールNo.2
アイデアや学びはその場ですぐメモること!

ルールNo.3
書いたメモは振り返ること!(=メモは振り返るために取ること!)

自分の思いを記述することは僕が最も大事にしていることです。
起きた出来事はずっと変わりませんが、自らの感情は刻一刻と変化しています。
だから、感じたことをすぐその場で書き留めておくことは価値があります。

例えば、 「先輩に怒られた」というエピソードを記録に残す時に、
納得いかなかったのであれば、「納得できなかった」と書くことが大事です。

後で見返した時に、大したことではなかったなと思えたら成長の証だし、
改めて見返してもやはり納得いかないのであれば、 それは他人に左右されない自らの軸が出来ているということです。

大抵、その時の感情というのはよほどの事がない限りいつの間にか風化して忘れてしまうものです。
どんなに強く感じていても、 誰かの話を聞いて心が動かされたとしても、いつの間にか忘れてしまうんです。

例えば以前、本田圭佑さんが子供達に、
「本田マジックは一週間で消えるよ」という話をしていました。
本田選手に影響されて生まれた「練習頑張ろう」というモチベーションはそんなに長くは続かない、ということです。
この時、「これまでの自分は努力が足りていないと感じて悔しかった。もっと練習しなければいけないと思った。」と記録に残しておくんです。

大抵の人は、 「頑張ろうと思った」自分のことはなかなか裏切れません。
すると、本田選手に言われたからやろうという外発的動機が、
自分が悔しかったから頑張る、という自分のための内発的動機に変わります。

「悔しかった」感情の積み重ねが次への努力をするきっかけになり、
「嬉しかった」感情の積み重ねが自信になり、自己肯定感を強め、更なる高みへ導いてくれます。
だから、その感情を忘れてしまうのはあまりにももったいない。

それに加えて、 「感謝の気持ち」を記述しておくことも大事ですね。
 僕が昔のノートを見返してハッとさせられるのは、東日本大震災の時の記録です。

自分自身も東京にいながら不安を感じ、怖い思いをしたことから、
当たり前に暮らせることや、 サッカーが出来ることに感謝したい。と綴られています。

ですが、どんなに強く思っていても、 人間は環境に慣れてしまうので、いつしかその気持ちを忘れてしまいます。
だからこそ、記録に残すんです。

以前どこかで、 「メモは忘れるためにする」という言葉を聞いた事がありますが、 まさしくそういう事だと思います。
書き留めておくことで忘れる事が出来るので、 また新しいことをインプット出来る余裕が生まれる訳です。

そして、その場で自分の感情を書き留め、いつでもどこでも振り返る事が出来るのが、 今回紹介するGoodnotesとNotionです。

詳しい使い方は、 YouTubeで検索してもらった方が映像とともに理解しやすいと思うので割愛しますが、笑

簡単に言うと、 Goodnotesは手書きのノートアプリなので、 視覚的に何かの記録を残しておきたい時に便利です。
僕は主に、誰かの講演を聞いてスライドをその場で書き写したい時や、
試合の振り返りをする時に、サッカーのフィールドの図に書き込みながら使ったりします。
そして、 何度でも書き直したり、図を移動させたり、 アップデート可能であるという事が大きな強みです。

また、僕が持っている全てのデバイスで同期してあるので、いつでもどこでも見返す事ができます。
紙のノートだと持ち歩きが大変ですからね。

そして、Notionは細かい学びを記録しておくのに最適です。
このアプリは僕の友人から教えてもらったのですが、使い始めてから頭の中がより整理されるようになりました。

 iPhoneのメモアプリでは、書いた事がすぐどこかに行ってしまうのですが、笑 Notionはカテゴリー分けが容易です。
一つのメモの中にいくつものメモを付け加える事が出来るので、
枠組みさえ作ってしまえば自分の中の気付きがどこかに行ってしまうことはありません。

簡単に言うと、 学びの樹形図のようなもので、 自分の頭の中だけでは散らばっていた気付きをNotion上で整理する事ができます。
書き足しやすく、見返しやすい優れもので、
レフェリー卒論はこの作業を繰り返し、Goodnotes上に散らばっていたメモを一つの場所にまとめ、カテゴリー分けしたことで完成したものです。

他にもメモの中にTo-doリストを作成したり、 リマインダーをつけたり、
文字の羅列ではまとまらないものを表に起こせたり、
素晴らしすぎる機能があるのですが、
根本は、自分の頭の中を体系的に整理出来て、それいつでもどこでも見る事が出来る、というものです。

Goodnotesは有料ですが、 Notionは無料のアプリなので頭の中を整理した人はぜひ試してみてください。

ここで、もう一度、メモのルールを振り返っておきましょう。

ルールNo.1
出来事の記述だけでなく、その時の自分の感情を書き留めること!
ルールNo.2
 アイデアや学びはその場ですぐメモること!
ルールNo.3
書いたメモは振り返ること!(=メモは振り返るために取ること!)

みなさんもこれを意識すれば、
インプットしたものをアウトプットしやすくなり、 新たな学びがまた増えて人生が豊かになるのでは!と思います。

そろそろロンドンに到着しそうです。
帰りの飛行機ではイギリスでの学びをまたnoteに起こしたいなと思っています。

それではひとまずこの辺で。

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