【解説/コンセンサスアルゴリズム②】なぜこれだけの種類があるのか?各種のメリットデメリットとは【Tzedakah徹底サポート】

こんにちは。Tzedakahサポート(非公式)です。

今回は前回の記事の続き、コンセンサスアルゴリズムについての記事です。

前回の記事ではコンセンサスアルゴリズムとは何か。また、コンセンサスアルゴリズムの種類について解説しました。

今回の記事では、なぜコンセンサスアルゴリズムにこれだけ沢山の種類が生まれたの、また各種類のメリットデメリットについて1つづつ見ていきます。

各種のメリット/デメリット

まずは、前回の記事であげた5種類のコンセンサスアルゴリズムについて、メリットとデメリットを見ていきましょう。

PoW(Proof of Work)
PoWは、不正にほぼ絶対的な耐性があるわかりに、電力問題や将来性が懸念されています。

PoS(Proof of Stake)
PoSは、PoWの問題である電力や将来性の問題を解決していますが、報酬がお金を持っている人にあつまり続けるという問題があります。また、お金を保有する人が増えることから流動性が落ちるという懸念もあります。

PoI(Proof of Importance)
PoIは、PoSを強化した形のシステムで、お金の保有量ではなく個人の重要度で決定されるため流動性が落ちるという懸念はないようです。
ただし、導入している通貨がまだ少ないことからより詳細なメリット、デメリットがまだ出ていないという不安もあります。

PoC(Proof of Consensus)
PoCは、バリデーターと呼ばれる特定の人達だけで承認作業を行うため、不正が少ない、処理速度が早いというメリットがありますが、結果的に中央集権型と同じになっているのではないかという声もあります。

DPoS(Delicate Proof of Stake)
DPoSは、PoSの進化版と言える形で、投票で承認者を決める形になっています。
PoSにあるメリットに加え、処理速度が高速化しているという点が優れています。
最近だとこの方式を利用している仮想通貨が増えてきているようです。


なぜ様々な種類が生まれるのか

ここまで様々なコンセンサスアルゴリズムを紹介して来ましたが、なぜこれだけの種類が生まれるのでしょうか?

それは、先程をみてもわかる通り完璧なコンセンサスアルゴリズムがまだ存在していないためです。
どの仮想通貨も優れている点と懸念される点が存在しているため、この通貨が1番良い!というのも一概に言えない状況にあります。
そのため、既存のものを改良した形や、PoWとPoSのようにまったく別の形が日々開発されてきました。


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まとめ

今回はブロックチェーンで利用されている技術、コンセンサスアルゴリズムの種類ごとのメリットデメリットを解説しました。以前解説したPoSとPoWに加え、それらを改良したものについても取り上げていきました。コンセンサスアルゴリズムはまだまだ進化していく技術であり、その度ブロックチェーンを含む様々な最新技術に影響を与えます。
普段から注目していると、最新のニュースなどもより深い理解で楽しむことが出来るでしょう。

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