マガジンのカバー画像

河童

65
天下分け目の戦から幾日か過ぎた日。 旅の坊主が古びた小さな社で一夜の宿をとっていると、そこへ怪我をした若い侍が転がり込んでくる。名を康介と名のり『落ち武者』と身を明かした。 それ…
運営しているクリエイター

2024年1月の記事一覧

河童58

坊主は背中に大樹をつけ、刀を目の高さで前方に構える。 大きく息を吸い込みそしてゆるりと息…

アガ
6か月前
1

河童57

「いる。確かにいる。」 それが解る。 感じているのは殺気、闇の中に観えているのは影だった。…

アガ
6か月前
2