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青山学院中等部の2024年度国語入試|本の紹介

青山学院中等部の2024年度国語入試で使用された本と
著者、他の作品を紹介します!


山崎るり子「地球の上でめだまやき」

小さい書房; 初版 (2020/8/2)

内容紹介

暮らしを詠んだ詩集。「べんとうばこ」「名前のない家事」「銅像」「娘とランチ」 「目玉焼き」など約30編を収録。 山崎るり子さんの詩は、日常をていねいに味わう方法を教えてくれます。 小さなできごとに光をあてて、見えていなかったものを浮かび上がらせます。 装画は、第50回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞や、第40回講談社出版文化賞 さしえ賞受賞の牧野千穂さん。

著者紹介

1949年長野県生まれ。横浜美術短期大学卒。結婚後、愛知県在住。 3人の子育てが一息ついた45歳ころから詩を書き始める。 初めての詩集『おばあさん』が第2回駿河梅花文学賞を受賞した。 ほかに詩集『だいどころ』で第18回現代詩花椿賞、『風ぼうぼうぼう』で第45回晩翠賞を受賞。 近年は絵本の仕事も始めている。 (福音館書店 月刊誌こどものとも『おばけえんはすぐそこです』絵/石黒亜矢子)

著者の他の本

猫まち
出版社 ‏ : ‎ ふらんす堂 (2022/9/21)

岸 向こう岸には一番好きな人を 迎える場所があって そこに一ぴきの猫が座っている こちらの岸からゆっくりそこへ 渡っていく人がいる 体を脱いで もうはっきりと 行きたいところへ行けるのだ

「山崎るり子詩集 (現代詩文庫 第 1期185)」
思潮社 (2007/7/1)


市橋伯人「増えるものたちの進化生物学」

出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2023/4/7)


内容紹介

生命と非生命をわけるもの、それは「増える」ことである。増える能力は生命を悩める存在へと変えてしまった――生命の起源と未来を見つめる知的問答の書。

著者紹介

1978年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科・先進科学研究機構・生物普遍性研究機構教授。専門は進化合成生物学。2006年東京大学大学院博士課程修了(薬学)、JST ERATO研究員、大阪大学大学院情報科学研究科准教授を経て、2019年より現職。試験管内で生命を模した分子システムを構築することにより、生命の起源と進化を理解しようとしている。遺伝情報を持ち、進化する分子複製システムを世界で初めて構築した。著書に『協力と裏切りの生命進化史』(光文社新書)。

https://x.gd/vaCG5

著者の他の本

協力と裏切りの生命進化史
出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2019/3/13)

協力関係があるところには、必ず裏切り者が生まれます。生物における協力関係についても同じです。1個体、1細胞でも裏切り者が現れれば、協力関係に致命的な影響を及ぼします。生物界における裏切り者とは、他の生物からの協力にただ乗りをするものたちのことです。多細胞生物でいえば、がん細胞のように勝手に増殖する身勝手な細胞のことです。協力関係を長期間維持している生物は、実に様々な方法で裏切り者を抑え込んでいます。


真山仁「”正しい”を疑え!」

出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2022/9/21)

内容紹介

「自分の考えが絶対に正しい!」と他人に意見を押しつけSNSを炎上させる人。その一方で、たやすく人の意見に流されてしまう人々も…。不安と不信が蔓延する社会において、私達は何を拠り所にすればよいのでしょうか。自分を信じて自分らしく生きるためのヒントを人気作家・真山仁さんが語ります。特別書下ろし。

著者紹介

1962(昭和37)年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004(平成16)年に企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』で衝撃的なデビューを飾る。同作をはじめとした「ハゲタカ」シリーズはテレビドラマとしてたびたび映像化され、大きな話題を呼んだ。他の作品に『虚像(メディア)の砦』『マグマ』『ベイジン』『プライド』『コラプティオ』『黙示』『そして、星の輝く夜がくる』『売国』『ダブルギアリング 連鎖破綻』『雨に泣いてる』『当確師』『バラ色の未来』『海は見えるか』『標的』『オペレーションZ』『シンドローム』『トリガー』など多数。

https://x.gd/bkJDe

著者の他の本

「新装版 ハゲタカ(上)」
出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2013/9/13)

大人気シリーズ第1作! 不良債権を抱え瀕死状態にある企業の株や債券を買い叩き、手中に収めた企業を再生し莫大な利益をあげる、それがバルチャー(ハゲタカ)・ビジネスだ。ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、不景気に苦しむ日本に舞い戻り、強烈な妨害や反発を受けながらも、次々と企業買収の成果を上げていった。(講談社文庫)

「当確師 正義の御旗」
出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2024/5/22)

当選確率99%を誇る選挙コンサルタント、聖達磨。現与党の次期総裁選が近づき、続々と議員が候補に名乗り出る中、彼が参謀を務めることとなったのは、新時代のリーダーと目される政治家・本多さやか外相だった。時を同じくして、新聞社のベテラン記者が静かに動き出す。聖も関わりのある、22年前に起きた大疑獄の可能性を秘めた事件に迫るために……。『ロッキード』も話題の著者がつぶさに描く選挙戦エンタテインメント!


如月かずさ「給食アンサンブル2」

出版社 ‏ : ‎ 光村図書出版 (2022/10/12)

内容紹介

悩み、戸惑い、自分がいやになるときも、
給食はいつだってそこに――

部活を辞めたことを引きずる慎吾、推しキャラへの想いに心乱れる朋華、熱くなれないたちの楓乃、 吹奏楽部の改革に孤軍奮闘する高城、「いい人」しか取り柄のない三熊、長い片想いを続ける千秋。

それぞれに迷いや悩みを抱えた六人の中学二年生。
彼らの胸にひそむほんとうの気持ちを、給食が教えてくれる。
あたたかな音色を奏でるアンサンブルストーリー。

著者紹介

1983年、群馬県桐生市生まれ。東京大学教養学部卒業。『サナギの見る夢』(講談社)で第49回講談社児童文学新人賞佳作を受賞。『ミステリアス・セブンス―封印の七不思議』(岩崎書店)で第7回ジュニア冒険小説大賞を受賞。『カエルの歌姫』で(講談社)第45回日本児童文学者協会新人賞受賞。その他の作品に、『シンデレラウミウシの彼女』『スペシャルQトなぼくら』(講談社)、『給食アンサンブル』(光村図書出版)、『七不思議探偵アマデウス!」(静山社)、「ミッチの道ばたコレクション」シリーズ(偕成社)「なのだのノダちゃん」シリーズ(小峰書店)ほか多数。

著者の他の本

「スペシャルQトなぼくら」
出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2022/4/14)

Q=クエスチョニング。自分の性別が男か女かわからない。自分が好きになる相手が異性か同性かわからない。だけど、どっちかわからなくたって、ぼくらはぼくらの好きなものが好き!!

中学2年のナオが塾帰りに目撃したのは、女子のようにメイクをして、かわいい服で街をあるく学年トップの優等生・久瀬の姿。そのときから、自分のことをごく普通の男子だと思っていたナオの心に、ある願いが生まれて…。

Qでキュートなふたりが織りなす、おしゃれと恋と特別な絆の物語。

講談社児童文学新人賞でデビュー、ジュニア冒険小説大賞、日本児童文学者協会新人賞受賞作家で幼年童話からYA作品まで幅広く執筆する如月かずさ氏の最新作。LGBTQのQ、クエスチョニングをテーマにした青春小説。

「給食アンサンブル」
出版社 ‏ : ‎ 光村図書出版 (2018/9/5)

転校先の学校に馴染むのを拒む美貴、子どもっぽいのがコンプレックスの桃、親友の姉に恋をする満、 悩める人気者の雅人、孤独な優等生の清野、姉御肌で給食が大好きな梢。 6人の中学生たちの揺れる心が、給食をきっかけに変わっていく。 やさしく胸に響くアンサンブルストーリー。 「七夕ゼリー」「マーボー豆腐」「黒糖パン」「ABCスープ」「ミルメーク」「卒業メニュー」の6品がつなぐ連作短編集です。


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