障がいのあるお子さんのお母さんお父さんになって、半年たったあなたへ

あなたと同じ「半年間」を10数年前に過ごした、障害児子育て応援隊長のちゅうです。

障がい者支援の老舗(株)ゼネラルパートナーズに、子供の出生がきっかけの1つとなり転職し10年ほど仕事をしていました。今のあなたが今後少しでも前向きになれる手伝いができたらとnoteで情報を発信しています。

この記事は以下の記事の「つづき」として書いているのでそちらをまだ読んでいなければ、気持ちや時間に余裕があった時で良いので読んでみてください。

あらためてお子さんが生まれて半年がたちました。お子さんの出産、もしくは診断からきっと怒涛の日々を過ごされたと思います。まだまだお子さんの状態が安定されていない方も多くいるかもしれませんし、あなた自身や家族、兄弟が、まだ非日常的な感覚の日々を過ごしているかもしれません。

人の心は0→1のようにデジタルに変わるものではなく、振り子のように感情が穏やかな時とそうでない時が繰り返されることで徐々に、そのふり幅が小さくなり振り子の中心があらたな日常になっていくのだと思います。ですので、元気な日と悲しい日があっても、いずれもあらたな日常に向けた大切な時間なのだと思ってくださいね。

まずは半年をどのような形でも過ごされたのは事実ですので「半年間頑張った、お疲れ様。」と自分にご褒美を是非あげてください。お金がかかるものである必要はありません。

コンビニスイーツを普段1つ買うのを奮発して2つ買うとか、ゆっくりできそうな喫茶店にはいって自分をねぎらう為だけの1時間をおいしいコーヒーと一緒に過ごす、スーパー銭湯にいって湯船にゆっくりつかる等で十分です。こうしたちょっとしたご褒美は過剰なストレスからあなたを守ってくれるもので、専門用語ではコーピングといいます。

障害児を持つお母さん、お父さんの為のストレスコーピングについても今度お話ししたいと思っていますが、私と妻の手術付き添い中のコーピングは、栄養をとらねばという事を口実として病院内や病院外のおいしい料理店をみつけそこで普段よりちょっと豪華なおいしい食事を食べる事でした。

私の体験記についても今後も書いていく予定でそちらと内容が重複してしまいますが、ちょうどこの頃、子供がNICUに入院していたので、会社が終わるや否や病院にほぼ毎日車で片道2時間ぐらいかけて凍らせた母乳を届けていた道中で妻と一緒に3つ目標をたてようと話をしていた事をあなたを前向きにできるかどうかわかりませんが今日はお伝えします。

あくまで私のケースであり、また私の環境とあなたの環境も違うはずですが1例として気楽に聞いてもらえると嬉しいです。

①家族一同おしゃれになって街を闊歩しよう。

障がいがある子供がいると、様々な面で必要最低限の事しか気が回らなくなるなと思っていました。また、障がいのあるお母さん、お父さんはおしゃれな恰好をしてはならない、その余力があるならば子供のケアに注力すべきだというような社会的通念があるように感じていました。

でも、本当はお子さんが障がいがあろうが、なかろうが、お母さん、お父さんは1個人としても、おしゃれを思いっきり楽しんでも良いし、趣味にも没頭してもいいですよね。そうしたってお子さんへの愛情はなんら変わらないはずです。漠然とした何らかの社会的な風説に気をつかう必要なんてないです。

決して高級な服を身にまとって無理する必要はないですが、身なりにはしっかりと気をつかっておしゃれで清潔感溢れる家族になって銀座のおしゃれな道を闊歩しようという話を妻としてました。ちなみに10数年たった今、銀座にはいっていませんが、それなりに身なりには皆気をつかって日々くらしています。日本を代表アパレルメーカーのファーストリテイリングさん(ユニクロ、GU)のおかげで、素晴らしい服が手に入りやすい価格で買えますしね、ありがたい話です。

ちなみにファーストリテイリングさんは2019年度の日本の障害者雇用率の第5位にランキングされており、障害者雇用にも力を入れられおり、以前は第1位の時もありました。そのことを知ってからますます我が家の服のユニクロ比率が増えました。(なお第1位は私が以前勤めていたゼネラルパートナーズでした。とても誇らしいです。)

あなたの悩みの中にお子さんの自立(=社会的サポートがあっての自立含む)があり、その中には自分の子供は働けるのだろうかという悩みがきっとあると思います。ですので、働くという事についてもまた今度記事にしてあなたに届けます。

②できれば兄弟を多くつくってあげたい。

我が家の場合は1人目が先天性の障がいあったので、結果としては2人目が産まれる時はとても不安でした。それでも当時は出来れば3人兄弟にしたいという話をしていました。

親である私や妻がなくなった後、2人だと片方が片方を支えつづけるような形になるのを避けたいなと思っていたのと、2人がなんからの勘違いでお互いを憎むようになってしまったときにも間に入ってくれる人がいないと関係修復も難しいなと思いまして。3人が兄弟がいいなと思いました。(でもこれは後に血のつながった家族や兄弟でなく、社会資源などにサポートしてもらうことでも実現できるんだなとわかるようになりました。社会資源の話も今度記事にする予定です。)

③体調管理・運動を積極的にする

これから子育てをしていく為にも、親が元気でないとならないとい、体調管理・運動をしようと決めました。出生から数年後にスポーツを私は趣味ではじめたのですが、いまだにその趣味はつづいており、私の息抜き(ストレスコーピング)として日々の生活でとても大切なものとなっており、また趣味を通じて年齢も職業も様々な方と会って人生の先輩方からも多くの事に相談にのってもらえています。

まだまだ現在の生活が非日常と感じていると思いますが、きっと1年、2年すると障害のあるお子さんも一緒の新たな日常生活があなたを待っています。そうなった時に、また読んでもらいたい記事を用意しておきますので。まずはこの記事を読み終わったら、前述した以下を実行してくださいね。

まずは半年をどのような形でも過ごされたあなたに「半年間頑張った、お疲れ様。」と自分にご褒美を是非あげてください。

今度は、障がいのあるお子さんのお母さんお父さんになって、1年以上たったあなたやご家族が前向きになれるような記事も用意しておきますね。

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