星のカービィ ディスカバリー100%にしたから軽く感想
カービィシリーズ初の長編3Dアクションということで出来はどんなもんかなと思いましたけど、ある1点を除いてめっちゃ面白かったです。
というわけで軽くまとめます。
良かった点
3Dになってもシンプルな操作感
基本的なアクションはほぼいつものカービィにいつもより強めの回避が追加された程度でわかりやすいです。コピー能力も一部わかりにくい技はあるもののクリアする分には直感的な操作で楽しめます。
加えて、敵の攻撃を直前で回避すると敵の動きがスローになり攻撃を叩きこめるようになっていてゲームが得意な人に対する上級テクニックもあるのでどの層も楽しくアクションをできると思いました。
難易度は易しいが任意の調節が容易
カービィシリーズは比較的難易度が低めのシリーズですが今作はコピー能力を進化させる要素があり、その進化能力がかなり強いのでふんだんに使えばかなりサクサク進みます。
ですが、この進化能力は元に戻すこともできるので歯ごたえのあるボス戦などをしたいならあえて弱い能力で挑むということが容易にできるのは個人的には良いと思います。
それからパワーアップアイテムや回復アイテムをストックしていつでも使用できるので難しくてクリアできないことはないようにできていると思いました。
カメラ操作やエイムがあまり必要ない
これは初心者向けの評価点ですが、カメラやエイムは自動でかなり補正がかかるので3Dゲームによくある移動しながらカメラを動かして敵を狙うみたいなことをしなくても遊べます。
自動カメラはそれなりに良い角度を常に維持してくれるので、遊びやすさは3Dゲームの中でもトップクラスだと思います。
それなりに面白い探索
ステージクリア型の3Dアクションなのですごく広いフィールドを探索できるわけではありませんが、カービィで3D空間を探索できる楽しさは味わえると思います。
カービィらしく探索の難易度も一部を除いてわかりやすくはなっているので。一部を除いて。
ボス戦は過去イチ楽しかった
ボス戦はカメラが自動なのと回避が強いのもあってカービィシリーズの中でもかなり軽快に戦えます。
後半のボスはジャスト回避を駆使すると攻撃チャンスが増えるので狙いに行くメリットはあるし、無理して狙わなくてもガードも強いのでガードから反撃でも十分に戦えるのも良いです。
最終盤ボスはガードをやたら削ってきたりガード不能技を使ってくるのでガード一辺倒では厳しい戦いにはなりますが、個人的には良い調整だと思っています。
ある1点
初めに除いた唯一の不満点は、ステージミッションの仕様がゲーム性と全く噛み合ってないことです。
今作は囚われたワドルディが各ステージに3~5匹隠されているのに加えてステージごとに異なるワドルディを救出するためのミッションが3つ設定されています。
このミッションはステージ開始時には非公開情報となっており、そのステージで何をしたらいいのかは基本的にわかりません。
何をすればいいのかわからないのを探して判明させるのも探索の楽しみではあると思うのでこの点はまだ良いのですが、どう考えても手掛かりほぼゼロでわからないミッションやノーダメージでクリアというようなクリアするまで絶対に判明しないものもいくつか含まれています。
なのでミッションが達成出来てないからといって探索を続けても全くの無意味である可能性があるのが少し探索のモチベーションを下げています。
では手掛かりの少ないミッションはどうすればいいのかというと、このゲームはステージをクリアするたびにまだ判明してないミッションを1つだけ公開してくれる仕様があるのでとりあえずクリアすれば良いです。
わからなくても同じステージを何回もクリアしていればミッションは全部公開されます。
ただこのゲームは探索をすることを前提に難易度が組まれているので、1度クリアしたステージを探索せずにただひたすらゴールに向かって走るのはただただ面倒なだけで何も面白くありませんでした。
加えてミッションは達成してもゴールしないとセーブされない仕様が存在するので、判明したミッションを達成したらまたただゴールに向かうだけの作業が続きます。
この同じステージを何度も周回しないといけないことがあるシステムだけがこのゲームの不満点です。それ以外はもうめっちゃ楽しいし面白いです。
個人的にはステージクリアでミッション1つずつじゃなくて全公開ならそうとうマシになったと思います。
総評
初の3Dでここまでしっかり良い出来なら文句なく面白いゲームでしょう。不満点も別に3Dであることとは関係ないですし。
これなら今後またカービィの3D作品が出ることになっても期待できる、そんな感想を持った作品でした。
短めですが今回はこの辺で、読んでいただきありがとうございます。