Post Rock,Math Rock感を味わえるコード
こんにちは。今回はスタンダードチューニング(EADGBE)で僕が見つけた
ギタービギナーでもエキスパートでも簡単に押さえられるPost Rock,Math Rock風味なコードを紹介していこうかと思います。
教則本にのってる普通のローコード、バレーコードに飽きた人、
初心者だけどPost,Mathのジャンルを早く体感したい人に貢献できればと。
指1本でOK! Cコード
最初に紹介するのはこの記事に一番適してるんじゃないかと思っている
コチラのCコードです。↓に指板の図を載せます。
すごい。押さえることを放棄しているだけなんじゃないかと言われそうですが、ちゃんと音楽的に成立してます。笑
5弦3フレットの指を3フレット→5フレット→7フレットと移動するだけでコード進行感のある音が鳴らせます。
本当にギター初心者の方が楽器屋に試奏しに行っても何も弾けないって時にこの5弦3フレットの押さえる位置と3→5→7の移動フレットだけ覚えてもらったら弾いてる感が出せておすすめです。
ダウンストロークのみでコード弾きでも、5弦から2弦まで1本ずつ弾いてアルペジオ弾きでもいい感じです。
ちょっと音楽理論的なことを書くと本当のコードネームはCMaj7sus2(or G/C)で楽曲のキーがCかGの時に主に使えます。
コードの中にMaj7thと9th(2th)の音が入っているので普通のPopsにはないPost Rock独特の雰囲気が出ている気がします。
押さえ方はそのままでフレット移動 the Summer ends風 Aコード
次のコードは僕の好きなバンド、American Footballの名曲「the Summer ends」のようなハーモニー感のコードです。
今度は指2本のみでOKです。普通のAコードから考えると指1本少なくて済みます。
Aコードでも一般的に知られている派生形として3弦2フレットを押さえるA add9thがありますが、この紹介コードは3弦1フレットに変更してさらにMaj7thを含ませたものになります。
ので、正式なコードネームはAMaj7th sus2(orE/A)です。
さらにこのコードを指の押さえ方は変えずフレットを数個移動するだけで2コード進行感のあるサウンドになります。
このコードにチェンジした時にまた、エモい・懐かしい・故郷に戻ったような感情が押し寄せてきます。この気持ちになるのは僕だけじゃないはずです。ぜひお試しを。
Fコードの壁を華麗にスルー Fコード
Fコードが綺麗に鳴らせるか否かでギターを継続できるかが決まるといってもいいと巷では言われておりますが、僕はこのFコードで世論を無視していました。
パワーコードのあの押さえ方(人差し指と薬指 or 人差し指と小指)で押さえられて、パワーコードの脳筋感ではなく海の深さや朝焼けの海岸を思わせるような響きが鳴ってくれます。
6弦のみを1フレット→開放弦→3フレット→5フレットと移動するだけで
邦楽ロックにありがちなIV IIIm V VImのコード進行感を楽しめます。
正式なコードネームはF6sus2(#11th)です。6thに9thに#11thとテンション音がモリモリなので僕的にはこれが一番Post Rockぽい雰囲気があると思ってます。
半音のぶつかりがまた良い Gコード
最後に紹介するのは、音程差が近いのが積み重なっているコチラのコードになります。
僕的に日本のポストロックバンドが曲の最初にアルペジオでつま弾くイメージがあるコードです。4弦と3弦が半音の音程差でぶつかっており、メロディ的にも聞こえてくる不思議な音の並びです。
半音ぶつかりがあるため、コードストロークよりアルペジオが向いてますね。
でも、この緊張する感じを演出したい場合はコードストロークしてみてもいいかもしれません。
正式なコードネームはGMaj7th omit3です。
omitとは省略するという意味です。コードの明るさ、暗さを表現する3番目の音を省略するというなんか音楽理論的に見ても規格外なサウンドですね。
たしかに単純に明るい、暗いと言いづらい曲が多いPost Rock,Math Rockのジャンルの空気を感じます。
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