投稿27日目 「選択すべきは学力の底上げか、理想の社会づくりか」

Newspicks HORIEONE 1/17(月)の回を見た感想を書いていきます。

教育が今の社会ニーズとマッチせず、何十年も昔と同じような教え方をしている。そういった教育から現在、個別最適な教育へと舵が切られている。

今までの日本の教育は、全員がこのレベルをクリアしましょう。つまり「学力の底上げ」を目指していた。誰でも同じようにできるようにとカリキュラムが組まれ、指導されていた。

これから教育がどう変わっていくかは難しい問題だが、学力の差があるのに、底上げに焦点を当てる教育は効率が良くないし、できる子供を切り捨てる行為に他ならない。

しかし、できないことを無理やりできるようにする行為にどれだけの価値があるのか。強迫観念でやりたくもないこと、出来もしないことを、力技でできるようにしてきたのが今の教育である。

やりたくないことを押し付けられてきたから、学ぶこと=嫌なこととなり、社会人になっても学ぶということをしなくなる。

パーソル総合研究所の2019年の調査ではアジアの国の中で、日本の社会人は46%が仕事以外での学びをおこなっていないというデータがある。

もちろん長時間労働が多いという理由が一番大きい影響だとは思うが、小さい時に体験した、やりたくないこと苦手なことを長時間無理やりやらされた記憶というのは大きな影響を与えているように思う。無理やり教えこむことで、自ら学びたいという意欲を奪ってしまったのではないだろうか。

苦手なことにフォーカスせず、得意なことを伸ばして、弱みをカバーするような日本社会になっていってほしい。その手助けを手の届く範囲でこれからも続けていく。

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