投稿28日目 「成功はアート、失敗はサイエンス」

失敗体験は「サイエンス」、成功体験は「アート」について書きたいと思います。失敗体験は、誰がやっても必ず失敗する。つまり再現性があるということ。そうやってトライアル&エラーを繰り返して、成功する確率を上げていく。

ビジネスではうまくいく企画は1000個に3個、「せんみつ」と言われるぐらいほとんどが失敗である。最先端の研究でもうまくいくのは、ほんの少数だ。それに対して、成功はたくさんの失敗の上に偶然出来上がる「アート」である。いろいろな条件が噛み合って成功になる。ビジネスの場合は同じようにそれをやっても二番煎じでしかなく。同じように成功できるとは限らない。

話は変わるが、私は仕事をしているとき、ミスをするな、事故を起こすなと言われる。その時に、失敗しないと成功の確率は上げられないのに、ミスを恐れるって、とても後ろ向きの、自分を守るための声掛けだなと感じる。もちろん、守りも大事であることは十分承知しているが、守っているだけの人生、誰かの枠内でだけ活動する人生なんて、つまらないし、私は幸せとか楽しさは感じない。

じゃあ、どういうミスなら積極的にしていくべきで、どういうミスを気をつければ良いのか。アスリートの指導者の言葉で。「首から上のミスは咎めろ」「首から下のミスは気づかないふりをしろ」という言葉がある。首から上のミスは、自分の中の甘えだったり、意識が足りなくて起こった、必然的に起こったミスである。首から下のミスは、うまくいく時もあればうまくいかない時もある。100%成功するというのは、イレギュラーな事態もあるので難しいという話である。

これは、起こってしまった事態をするのでなく。どんな「システムエラー」があるのかを考えるだけでよくて、ミスした本人を責めることはナンセンスだと思う。

もしそれで、行動だけを咎められて、システムエラーをそのまま放置されたとしたら、咎められた人は「やってらんねぇ」とモチベーションがかなり落ちる。目指すべきは、関わっている全員が最高のパフォーマンスをして、顧客を喜ばすことであり、誰かのミスを咎めて責任を押し付けることではない。

私は、ミスがどういう性質のもので、これからどうしたいのか「目的(パーパス)」を意識して行動するようにしたい。

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