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もしあたなが事業を継承や買収した際にやるべき2つのポイント

私自身実家が自営業をしており、会社を引き継ぐという事に関しては非常に興味があり、日々情報を集めています。

今回は、TIGALA株式会社というM&Aコンサルティング会社代表の正田さんから学びました「事業を引き継いだ際のやるべきポイント」について書きたいと思います。

流れとしては、下記になります。

①事業構造や現場感を理解する
1.事業構造の理解
2.現場感の理解

②コスト削減
1.BSのコスト削減
2.PLのコスト削減(業者を変更しない)

それではそれぞれ説明したいと思います。

①事業構造や現場感を理解する
会社を継いで、まずやるべきことは、事業構造と現場感を理解することです。現況を理解せずにいきなり施策を考えても、分からなくなるからです。

その際、決算月までじっくりと理解を深めることです。理由として、次のステップである「コスト削減」に対する打ち手ができないからです。

なぜなら、コスト管理をしっかりしている会社は多くなく、決算が閉めるまでB/Sの状況が分らないケース多いからです。

それでは、具体的にどう理解するか説明したいと思います。

1.事業構造の理解
事業構造とは、業界背景的な要素(業界背景や業界慣習的)を理解します。
経営戦略のでいうPESTや5F分析などのフレームワークを元にしっかりと理解を進めていくことです。

例えば、政府が今キャッシュレスを進めており、それを追い風にその周辺ビジネスが今後大きく拡大しているやパチンコ業界には遊技組合というものがあり、そこの中での自主規制が法律よりも優先度高く行われているなどです。

2.現場感の理解
現場感の理解とは、バリュチェーン上で関わる仕入先、卸先、人材会社、広告代理店などの業者との関係性を理解することです。

例えば、仕入れ先のAさんとの信頼関係を作れば、価格交渉し易くなるとか、卸先のB部長を抑えると大手小売に流してくれるなどです。数字では見えない重要な要素を足を運んで情報収集するイメージです。

事業構造と現場感を理解することで、重要な要素が見えてくるので、次のステップであるコスト削減に入ります。

②コスト削減
コスト削減のやり方には、3つのステップがあります。

1.BSのコスト削減(償却されてない資産の即償却、事業に使ってない不動産の即売却、赤字会社で繰延税金資産は即落すなど)

2.PLのコスト削減(業者を変更しない、業者に交渉したりプラン変更したりするだけのコスト削減)

3.PLのコスト削減(業者を変更するコスト削減)

その際に気をつけるべきは、収益に直接関係している必須なコストを誤って切ることです。

ネット通販でいうオリジナル商品の広告費用をばっさり切るイメージです。オリジナル商品で無名であり、検索すらされず、商品ページ作成に力を入れても人がそもそもこないという減少が起きるといった感じです。

以上、2点が大きなポイントとなります。

私もまだサラリーマンという立場ですが、ゆくゆくは会社を継いで大きくしていきたという思いがありますし、中小企業の後継者問題に関して解決したいと思っています。

引き継き、情報を集め、実践に向け準備をしたいと思います。

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