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新Mリーガー・中田花奈、菅原千瑛の実力を麻雀AI「NAGA」で解析!

Mリーグ2023-24シーズン開幕も近づいてきた今日この頃。今シーズンの注目と言えば、やはり新たに9チーム目としてMリーグに加わる「BEAST Japanext」であろう。筆者はBEAST Japanextの実力について、個人的な意見をいろいろとまとめてきた。

ただこれらは過去の実績などから実力を評価したものに過ぎず、実際にMリーグに加わって戦ったらどうなるか?ということは評価が難しいところだった。

しかしつい先日BSJapanextにて、BEASTJapanextのメンバーである菅原千瑛・中田花奈とEX風林火山の二階堂瑠美・二階堂亜樹の4名によるプレシーズンマッチが開催されたのだ!

これは2半荘を行ってトップを決めるという形式なので、厳密にはMリーグと同じ評価は出来ないが、1半荘目は全員ほぼ普通に打つだろうからMリーグと同じ状況下と考えてもいいだろう。なのでこれらの試合を牌譜に起こして、麻雀AI「NAGA」に解析させることによって、新Mリーガー達の実力を測ることができる…という寸法である。

というわけで主に1半荘目についてNAGAで解析した結果を見ながら、気になるシーンをいくつか振り返って見てみよう。一応、2半荘目もNAGAによる解析は行ったので、ついでに本記事に掲載しておく。


「NAGA」「NAGA類似度」とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値の一つ。NAGAは麻雀の牌譜を読み込むことで、その牌譜を解析し1打ごとにAIの判断・自身の打牌との差違を表示できる。

NAGA度はその1打ごとにAIと自身の打牌の差を点数付けし、自身の打牌がNAGAの打牌と一致していた度合いを示してくれる値である。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということになる。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではないが、それでも選手の実力を測る一つの要素にはなるだろう。

NAGA解析結果

NAGA類似度の評価

まずはNAGA解析によるNAGA類似度のデータについて見てみよう。

菅原千瑛

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