カラータイツ奴隷館(0話)
ここは人里離れた巨大な洋館。
その一室、最も広い広間の中央で、この洋館の主人である女性、結城凪が1人、雨の音が窓を叩きつける音を聞いていた。
満を辞したように凪が手を叩くと、執事とメイドのような男女が、拘束された状態の美しい女性6人を広間に連れ込んだ。
反抗的な視線を凪に向ける者、絶望したように下を向いている者、好奇心からか辺りを見回す者それぞれだが、凪は高圧的な態度で6人を見下しながら説明を始める。
凪「集まったようだな。お前らは境遇もさまざま、幸せに暮らしていた者も貧し