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【イラスト練習を晒す】仕上げまでの記録 2作目 【夏の風物詩を描いたヨー】

初音ミクちゃんで台風一過を描いた後に決めた次のテーマは


「目」


人の目を引き付けられる「目」とは何か。

「目」が魅力的なイラストをとにかくたくさん見まくりました。


目の描き方も何種類か拝見し参考にさせてもらいました。

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どんな目が良いか模索しつつ描き描き。


「練習するならちゃんと両目を描きなさい」と後で妻に指摘されました。


ごもっとも。


まあ、とにかく・・・この時は練習したつもりになったので早速次のイラストを描きます。

休み明けでしたので、仕事から帰ってくる度に少しずつ描き進めました。


■ラフ

1日目。

「目」を際立たせるなら、やはり顔のアップが良いかな。

しかし顔のアップだけでは物足りないと感じ、せっかくなので夏らしい絵にしたいと考えました。


それを形にすべく、ざっくりラフを描きます。

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夏と言えば、花火。そして浴衣。浴衣には扇子。

そんな夏の風物詩を描きます。


今回は二次創作ではなくオリジナルの女の子を描くことにしました。

(見返すとラフの絵が可愛くないですね)


目をもっと大きく描こうかと考えていましたが、描き進めるうちに違う欲が出てしまいました(笑)

すでに一つに絞れていない・・・。あっちこっち手を出すことが良くないことだと頭で理解はしてます。

しかし欲深いのが人間。

そんな訳で目のほかに、前回洗い出した箇所を何点か意識して描いていきます。


■下描き

ラフのざっくりとした雰囲気から、少しずつ形にしていきます。

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目はまだ描きこんでません(;^ω^)

まつ毛の描き方をミクの時から変えてみました。よく見るやつとか言わないで。


女の子の線をしっかりと明確にしつつ、背景のイメージをざっくりですが描きます。

妻からのアドバイスを受けつ、顔のラインをシャープにしつつ下描き完了。


ここからよりイメージを明確にするため下塗りをします。

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やはり色を入れるのは大事ですね。イメージがより明確になりました。


1日目はここでタイムオーバーとなりましたので、スマホに画像データを送り、日中、移動や休憩中に見直せる状態にしました。

これもさいとうなおき先生の「一晩寝かせる」という工程になったと思います。


■ペン入れ

2日目。

女の子に線を入れ、より形にしていきます。

背景はあえて線は入れません。着色時に加えていきます。

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女の子が良い感じ(自己比)になってきました。

今回ペンの種類をGペンから変えてみました。

Gペンだと線の主張が激しくなってしまうので、このペンの方が擦れた感じもあって好みです。描き心地も良好でした。


前回の洗い出しの中に「髪の描き方」も課題にしていたので、そこも意識。

以前はほぼ髪の外枠しか描いてませんでしたが、今回はこまめに線を描きました。とくに束ねている後ろ髪は細かく描いたつもりです。


■着色

着色に入ります。まずは女の子を塗っていきます。

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下塗りでイメージした配色を意識しつつぬりぬり。

まずはテーマの「目」をしっかりと塗っていきます。


前回のミクちゃんはハイライトをはっきりと明るくしましたが、圧が強いと感じたので今回は控えめにして、光の色数を増やしてみました。

わかりにくいですが、緑、ピンク、黄色の光が入ってます。


扇子も描きましたが、あまりにも線が適当すぎました。

と、とりあえず雰囲気だすためだから・・・(;'∀')


ここで2日目がタイムオーバー。スマホで見直します。


スマホで見直しの工程、とてもおすすめです。

しっかりと視界に収まって見れること、部分部分をアップにした確認が容易なこと。

そして1日目でも触れましたが、やはり出社や帰宅の移動中、休憩時間中に手軽に見直せるのがとても良いです。


■背景と女の子の手直し

3日目。

見直したことで気が付くことができた違和感を修正します。

今の目だと視線が合ってない気がしました。

下塗りの時は合ってたような・・・

比較すると瞳孔の位置が下塗りの時より右に寄っていました。

原因はこれかな?と思い修正。

これで視線が合った気がする。


続けて花火を描きます。

始めに遠慮して描いた時は、弱弱しい花火でした。

(記録残してませんでした)


妻の指導を受けつつ、改めて立体的な円であること、火花の密度を増やしました。

先端を光らせていくことで、花火らしくなりました。


続けて山と林も描いていきます。


自然の背景は苦手意識が強くて・・・クリスタの便利なペンの誘惑に負けてしまい、それで描いてはみましたが・・・

思い直して、いちから描いてみました。

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なんとなくは描けた気がする。なんとなく。


扇子の線も適当すぎたので整えました。これで少しはきれいになったかな。

ここで3日目タイムオーバー。


■背景描きこみ

4日目。

髪の影の弱さに手を加えたり、花火のサイズを大きくしました。

そして花火大会の雰囲気を出すための提灯を描きます。

え、こんな感じで良いのか??と不安になりながら、めげずに色を重ねていくことで、提灯らしくなりました。

中心を加算発光で処理したことで光っている感じが出せたかな。

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空に雲や星も加えながら、山、林にも少し手を加えます。

前日よりは背景っぽくなった・・・よね?


ここで4日目タイムオーバー。

その際に提灯を吊るしているロープの主張が激しいことと提灯のサイズバランスについて妻から指導が入りました。

たしかに。ロープ目立ちすぎw


■仕上げ

5日目。

顔の光と影の弱さも気になったので花火から受ける光の部分にピンク色を乗せたり、全体的に影を追加しました。

気になっていた提灯のロープも細くし位置を調整、提灯のサイズも少し変更しました。


睡眠時間を削りつつ、5日間試行錯誤を繰り返しながら描き続け・・・

やっと完成したイラストがこちら。





↓(またもったいぶる)





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たーまやー。


タイトルは「夏の花」

Twitterで添えたコメントは「君が見ている花はどっち?」


テーマである「目」については、視線を合わせることと、目の発光をあまりしつこくせず、ゴリゴリなCG感を無くすことで、着地しました。

前回のイラストより違和感は減ったと思いますが、いかがでしょう?


他にも髪の線を増やしてみたり、前回の洗い出し部分を何点か改善したつもりです。


また前回との描き方で大きく変えたのが、便利なペンの未使用、そしてフィルター加工はほぼ無くしたことです。


前回は落ち葉ペンや、汚れ、ひび割れペンを使って背景を描きました。

人物も明度調整したレイヤーを重ねて、ぼかしたりコントラストの調整をしたり不透明度を調整したりと加工たっぷりでした。さらにレイヤー最上段にパーリンノイズを加えて手描き感を追加していました。


今回の絵はほぼ厚塗りペンです。

加工は花火や提灯の光、影の部分でレイヤーを加算発光、乗算した程度にとどめてみました。

そのおかげか誤魔化しもできない分、絵を描いた!という満足感がすごく得られた気がします。


1つを集中して練習して、それを反映させる、というやり方から脱線してる気しかしませんが、また良い経験が出来ました。


妻のアドバイスもとても大きかったです。

勢いで描くだけじゃなく、ちゃんと物の知識もつけないとなあ・・・(;^ω^)


■問題点洗い出し

次の練習のため、問題点を洗い出します。

・体を描いてない

・体(服)を描いてないのでシワ表現を描いてない

・手から完全に逃げた


とりあえず以上の3点。




手は・・・まだ置いといて(+_+)




次は「体」を描きます。

全身にするか8割程度にするか、角度をどうするのか・・・

構成をしっかり考えて描いていこうと思います。

夏本番なので、夏を感じるイラストにしたいですね。


夏を感じる体がテーマのイラスト・・・

やはり「アレ」ですかね(n*´ω`*n)



今回は以上となります。

お読みいただきありがとうございました。


それではまた。



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