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【イラスト練習を晒す】仕上げまでの記録 1作目 【初音ミクちゃんを描いたヨー】

パソコンを10年ぶりに新調し、動作も快適になったので本腰入れてレイヤーバリバリ使ってカラーイラストの練習を始めました。


最近はYouTubeでイラストレーターの「さいとうなおき」さんという方のチャンネルで勉強させていただいております。

分かりやすくて、イラスト練習でつまづいて描くモチベーションが下がりそうなところを導いて、モチベーションを復活させて頂けるチャンネルですので、練習中の方はぜひ一度ご覧ください。

著書の「うまく描くの禁止」も購読しました。



そんなさいとうなおきさんの動画や著書から色々参考にしつつ、とにかく一枚イラストを完成させようと、夏休みと振替休みだった2日間ひたすら描きました。ここまで時間をかけたのは・・・はじめてですw

どうしても飽き性というか完成を急くというか、とにかくゴールを見たがるタイプの人間なので、我慢するのが大変でした。

この性格が災いして、いつも妥協してしまうのです・・・

(プラモデルも同じような理由で完成する前に飽きてしまいますw)


そんな自分の練習の記録として、一枚のイラストが描きあがるまでを簡単な日記にしてみようと思います。


■何を描くか

ちょうど台風8号が東北初上陸目前だったこともあり、台風が過ぎ去った後の公開を目標とし「台風一過」をテーマにしました。


■誰を描くか

オリジナルのキャラクターにするか、二次創作として有名なキャラクターにするか悩みましたが、下手ながら少しでも多くの人に見てもらうにはと「欲」を出して「初音ミク」ちゃんにしました。


■どこまで描くか

背景まで描いたことなど数えるほどしかない・・・というか苦手なのでいつも逃げ回って、ほとんどキャラクターの立ち絵やアップ絵で満足していたのですが、CLIPSTUDIOには背景に使用できそうなペンもたくさんあったので、覚悟を決めて背景画にしました。

というか台風一過をテーマにするなら、背景描かないと伝えられないですね・・・w


■ラフを描く

台風一過をイメージしたときに、水たまりに写る青空や、葉っぱから滴る水滴が思い浮かんだので、それをどう見せるかラフします。水たまりが見えるには視点はフカンだろうと、それを意識し描き進めます。


そもそもパースの勉強も疎かなので、とりあえず簡単なフカン視点で・・・と、すでに逃げな姿勢でしたが、上記のようなラフを描きました。

晴れたことを確認するため、天に手を仰ぐミクちゃんと傘、そして水たまりと葉っぱと雫、ついでに蛙。ヘアバンドは夏らしく向日葵。ミクらしさを残すため元々ヘアバンドだったデザインをベルトとバンドにしてみました。

ラフの時点でカラーイメージも掴みたかったのでざっくり色を付けます。


■下描き

ラフの線を参考に下描き。

ぼんやりしていた線を整えます。

線をきれいに描ける方を本当に尊敬します・・・(遠い目)


■ペン入れ、着色

あとはゴリゴリペン入れ、下地べた塗り、レイヤー分けながら影や光やら。

CLIPSTUDIOに落ち葉のペンがあったのでありがたく使わせていただきます。(ここで手抜き1)

さらにはアスファルトのひび割れやざらざらした質感も出せるペンがあったのでありがたく使わせていただきます。

(すでに手抜き2)

カラーの塗りは未熟すぎるので、レイヤー加工効果やフィルター加工をガリガリありがたく使わせていただきます。

(ダメ押しの手抜き3)

他、イラストテクニックサイトから仕入れたお手軽仕上げ方法を先人たちの知識に感謝しつつありがたく使わせていただきます。

(この期に及んで手抜き4)

水面に反射する蛙がありえない反射なことには目をそらします。反転半透明でお手軽ー。

(妥協でもなくただひたすら酷い手抜き5)


と、ここまで描いて1日。途中、息子の為にしゃぶしゃぶ屋に連れて行き、泥酔状態で帰ってきてからも、手抜きを駆使しつつ何とか形になった気になって就寝。


さいとうなおきさんの動画にあったのですが、絵を一日寝かせることが大事とのこと。

描きあがったと思っている時って一番テンション高くて、違和感に気づきにくいらしい。

確かに・・・。


■最終仕上げ

一晩寝かせたイラストを見直すと、先生の言う通り、冷静に見直すことができました。

ネガティブポイント

・目が怖いし、ぼやけている。

・ごりごりのレイヤー効果がうっとおしい。

・仕上げ効果がぼやけて見えてうっとおしい。

・蛙の反射がひどい。

・パンツがテロテロ。

・シャツがテロテロ。

・つまり影が弱い。

・葉っぱの模様が逆という知識の無さがひどい。

・なんかまぶしくてうっとおしくてひどい。

(太陽光をイメージするならまぶしくても良いかな、と考えましたが、絵そのものがまぶしくてうっとおしい。)


ポジティブポイント

・滴る水滴

・落ち葉のバランス

・地面の程よい汚れ方

・木の影の雰囲気

・水面の空

・傘


って、ほとんどCLIPSTUDIOのペンで手抜きした部分じゃないかw

素敵なソフトです。


ネガティブポイントに手を加えます。

目はハイライトの場所や形を変更したり描きこみを増やしました。

まぶたの色が薄かったので、濃くしてハッキリさせました。

肌の影を増やしました。

髪に跳ねてる毛を薄色で追加しました。

服のしわをしつこいぐらい影で表現しました。胸の形も整えました。

パンツも同様しつこいぐらい影で表現、ジーンズぽくするため、手抜きというなのフィルターでざらざら感も追加。

ベルトもざらつきを追加。

蛙の反射を観念して、アオリ視点にしました。

葉っぱの模様を直しました。

まぶしかったのは、仕上げ加工で色を鮮やかにした後ぼかしたレイヤーを不透明度を下げて重ねていたから・・・なので、無くしました。

さらにミクちゃんや蛙の彩度を少し下げました。色が落ち着きました。

ただ、水面と葉っぱはこのイラストのテーマのアイテムなので、そのまま加工バリバリにしてみました。この二つだけ色が鮮明になっているはず。


と、たくさん修正して出来上がったのがこちら。




(もったいぶるほど上質なイラストでもないのに・・・じらす)





自分の今の全力・・・になります。

まだまだ人をうならせる絵には遠いです。

日々精進。


さて、このイラストから問題点を洗い出し、そのうち一つを集中して練習したのち改めて新しくイラストを描く、というのが、さいとうなおき先生の教えです。

それを何周も何周も繰り返す・・・

強くてニューゲームではなく弱いところに気づいてニューゲームを繰り返すのです。


■問題点を洗い出す

・やっぱり目が可愛くない。

・髪が手抜き。

・手が苦手すぎる。

・線がよれよれ。

・塗りが単調。色味も単調。

・光と影の付き方の知識不足。


さて・・・どれを練習しよう。

目は・・・色々参考にして自分の中にすっと入ってくるデザインを見つけたいですね。

髪は、もうすこし大胆に線を入れてもいいのかな・・・。

不器用なので線はよれよれ。きれいな線に憧れます。

ひたすら苦手な角度の線を描く練習必要かな。

塗りや光と影は勉強しつつ、数こなしてかないとなあ。

手は昔から苦手。苦手すぎて逃げ回って逃げ回って、いつもここでモチベーションを落としてしまう。

これは学生時代からずーっとなのでトラウマレベル。

個人的ラスボスクラスなので、あとにしようw


■次回のテーマ

まずは、「目」かなぁ。

目を魅力的に描ければ、それだけ人の目も引き付けられると思います。

目力とはよく言ったもの。

目に魅力がある絵はやはり惹かれますよね。


ということで、練習して、次は目がテーマのイラストを描こうと思います。



日記を読んでくださり、ありがとうございます。


それではまた。

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