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PTDツアーを終えて

一連のPTDツアーがついに終演した。たくさんの幸せが降り注ぐようだった。色んな感情に揺さぶられ、たくさんの想いを共有して、全編を通してやっぱり踊ることに許可はいらないと、自由でいいんだと、いつでも手を差し伸べてくれたBTSに、心からの賞賛と拍手を贈りたい。そしてARMYになって初めての大型ツアー(に結果的になってしまった)、忘れたくなくて、書き綴っておこうかなと思い立った。

2021.10
permission to dance on stage オンラインライブストリーミング

ソウジュコンを終え、permission to danceがリリースされた。butterに入れ替わりBillboardの1位を塗り替えた。コロナも少しずつ落ち着きを見せたように思えたし、もうすぐみんなと会えるのかもしれないと思えた。
バンタンもついに有観客ライブを決め、人数の制限や声援をあげないという決まりはありながら、やっと約2年振りに有観客ライブができることになった。
しかし開催の少し前、コロナの感染者が急増し、有観客が無観客に変更になった。有観客に参戦することはできない私ですらショックを受けたのだから、本国の人たちも、バンタンも、ショックだったと思う。
そして直前には、テヒョンがダンスに参加できないことが発表された。脚を痛め、基本は椅子に座った状態でのパフォーマンスになることが告げられた。本当に直前の発表ということもあり、きっとテヒョンが1番傷ついていると思うと、何よりも心が痛んだ。

ライブが始まり、演出やセトリはたくさんの驚きに満ちていた。セットリストの中にソロ曲が一切含まれず、メンバーがずっと出ずっぱりのダンスナンバー多めのセットリストだった。ONの檻からメンバーが出てきた時はワクワクしたし、DOPEでカメラを掴んでリレーしていく演出は本当にかっこよかった。大きなベッドや大きなソファー、中央花道に二階建てバスのようなトロッコが出てきて、センターステージまでメンバーを運んだ。

blackswanでメンバーに白い翼が生える演出も、dynamiteと butterを繋ぐダンスも、後半のメドレーも、全部が全部初見で目新しくて、ずっとワクワクした。
オチョラゴー!って叫ぶジョングクも、ちょっと寂しそうに歌いながらも素敵に見せてくれたテヒョンも、無観客をもろともしないように見せてくれたバンタンも、本当に愛おしくて……

この頃、私自身が何を思っていたかはあんまり覚えてないけれど、コロナによって変わる日々にうんざりしていたのは確かだし、ライブを楽しみに生きていたのも確かで、直前に変更点も多くて寂しかったけど、それでもどんな形でも会えるということだけが、私を少し元気にしてくれていたような気がしてる。
そして、次こそはARMYと会わせてあげたいと、コロナが落ち着くことを心から願っていた。自分が会えなくてもいいから、バンタンにはARMYに会ってほしい。そんなことを考えていたっけ。

2021.11&12
ptd on stage - LA

ロサンゼルスでのライブが決まった。ロサンゼルスはすでにコロナの制限が緩和され、フルキャパでの開催が可能になっていたし、声援についても制限がなく、コロナ前と殆ど同じ状態でライブが出来ると知らせがあった。
本国の有観客がバンタンがARMYに会える初めての場所だと勝手に私は思っていたから、ちょこっとだけ悔しかったのも事実だけど、2年かかってしまっても、バンタンとARMYが再会出来るということには変わらなくて。しかも大声援の中、輝くバンタンを初めてオンラインで、この目で見れることも心から嬉しかった。
渡米してからのバンタンは映像収録で大忙しだし、その間にライブに脚を運んでいたり、アメリカを楽しんでいたし、AMAでは大賞を含む多くの賞を手にして、ARMYに幸せの瞬間をたくさん与えてくれた。

LAライブが始まってみれば、それはもう待ち望んでいた再会で、私はそこにいないのに、私もそこにいるみたいで……。今までライブDVDで、心を掴まれる感覚とか、会場が揺れる感覚とか知ってたし、他のライブでは体感したこともあったけど、バンタンのライブでは直に感じたことがなかった。なんならコロナ禍の中で初めて体感する有歓声ライブ。デカい力が声援にあって、やっぱりライブは相互のパワー交換なんだと改めて実感した。画面を通しても揺れ動く全てが伝わってきて、心を掴まれた。
そして、テヒョンも無事にステージで踊り、韓国オンラインでは見られなかった完全体のライブを見ることができた。それが本当に嬉しくて、その上みんながみんなが笑顔で、ああ、これが本当のライブだと思った。black swanの翼のダンスも、dynamiteと butterを繋ぐダンスブレイクも、7人揃って見れたのが嬉しかった。
スタジアムをぐるっと回るトロッコが初登場し、メンバーがARMYのすぐそばを通る素敵な演出も追加されて、本当に触れ合うかのようなコミュニケーションをしてたのが印象的で素敵だったし、心があったかい感じがした。

ジンさんのセンイルが翌日で、センイルのお祝いをたくさんするARMYと、それに瞳が潤むジンさんが本当に印象的だったし、アンコールの時にたくさんの可愛らしい姿を見せてくれたジンさんは、やっぱりARMYを喜ばせるのが大好きな素敵な人だ。
ジミンちゃんが本当に楽しそうに飛び回ってるのを見て、この時を待ってたんだって心がぎゅっとした。この笑顔を守りたいって思った。
バンタンが本当に楽しそうで、きっとこんな未来が本国でも、日本でもすぐやってくるんだろうって思えるくらい、とっても希望的で、最高のライブだった。今度は世界中で、バンタンがARMYの笑顔を、ARMYがバンタンの笑顔を見れるって信じられる。そんなライブだった。

2022.3
ptd on stage - Seoul

LAライブ後、長期休暇、メンバー個人のインスタ開設、数名のコロナ感染、ジンさんテヒョンホソクさんユンギさんのセンイルを終えて、再び本国でのPTDライブが決まった。今回は有観客。ただし着席、歓声無し、座席数も減らされ、観客の間を空けるように指示があった。クラッパーが用意され、声援を届けられない分、何が出来るかをスタッフもバンタンもARMYも考えるライブになった。
それでも、やっと本国での有観客。ずっとバンタンが言い続けてきた、本国での有観客。待ち望んできたものがやっと見れる。少しずつ明るい気持ちになって行くような感じだった。

ソウル公演から演出が少し変わった。中央に大きなLED画面が設置され、LGOのベッド、ソファの演出がなくなった代わりに、LED画面が大きなカメラになって、歌うメンバーの写真が画面に映された。

韓国オンラインとLAコンでは映像だったブルグレの鏡が、本物の鏡になった。PTDの時に2頭のクジラが飛んでいたのはこの公演だけだったね。もう52Hzのクジラは1頭じゃなくて、仲間を見つけたんだね。
新しい演出に加えて、クラッパーの登場と、それをどう活かしていくかで、アンコール前にクラッパーイベントをやってみたり、オンラインの観客もクラッパーを手にできるように配慮してくれたりと、面白い試みも多かった!なかなか難しいことも見ていて分かったけど(笑)ARMYも声の代わりに音を届けるように叩いているのを画面越しで見て、もどかしくも優しい気持ちになった。
バンタンは本国でできる喜びと、声が出せないARMYの代わりに少し大げさなくらいテンション上げてくれてたり、ARMYだって、本来のライブにどれだけ近づけるか、動けないなりに楽しんでいたと思うし、相互愛というか、本当に深い愛を感じたんだ。

ホソクさんが、「クラッパーの音病みつきになりそうですね」なんてライブ中に話してくれたのは、ものすごい優しさだなと思うし、ARMYが頑張ってるのを見てくれてるから出せる言葉だと思う。のちにブイラでメンバーが「イヤモニするとクラッパーの音が聞こえない」って話をしてたから……ホソクさん愛の塊じゃんか……。
ユンギさんの「また会いましょう」って言葉は、ものすごく力があるなーって思ってて。他のメンバーがそうじゃないってことではなくて、ユンギさんは特に約束を守ってくれる人だから、安心する。ちょうどユンギさんのセンイルの翌日だったこともあり、こちらも少なめではあったがセンイルイベントもあって、満面の笑みのユンギさんが見れたのは嬉しかったな。
他のメンバーのエンディングメントの最中、あくびをして、他のメンバーに「両手を上げて立ってろ!」なんて言われてしまったナムさん。そこには、「全力を出し切れるのか怖くて眠れなかった」と語るナムさんがいて、私としては全部ひっくるめて愛おしかった。リーダーだからこその葛藤と恐怖を抱えながら、挑んでくれたライブだったんだと分かる、いいエンディングメントだった。私、これ、永遠に語り継ぎたいレベルで素敵なエピソードだと思うんだ!

LAコンに比べれば、Seoulコンはまだまだコロナの真っ只中のライブというような印象が強い。寂しくももちろんあったと思う。でも、今韓国でできる最大限のキャパ、最大限のやりかたで、みんながルールを守って遊べたことは、やっぱりすごいことだと思う。きっと次の本国の時はもっとコロナが落ち着いて、もっと歓声をあげたりできるようになっているといいな……。

2022.4
ptd on stage - Las Vegas

グラミーが延期になり、4月の開催になったこともあるのか、ラスベガス公演が決まった。渡米直前、ジンさんの怪我が伝えられ、どの程度のものか心配だったし、空港での出国の様子を見て、あまりにも大きな包帯に驚いた。パフォーマンスについても一部変更がある旨は先に出ていたけれど、初めのオンラインの時のようなどこか寂しい思いをするのかもしれないと、実は私、少し肩を落としたりしたんだ。
直前に2人のコロナ感染が発覚し、グラミーに全員揃って出れるのかすら危ぶまれた。しかし蓋を開けてみれば、バンタンは全員揃ってレッドカーペットを歩き、パフォーマンスを行った。

たくさんのアーティストとバンタンが写真を撮り、楽しい景色を私たちに見せてくれた。賞には届かなかったけれど、どんなピンチも7人で乗り越えてきたバンタンの絆を見せてもらったような気がする。

数ヶ月振りの有歓声ライブは本当にすごかった。画面で見てもアミボムも、ステージも、客席も揺れていたと思うんだけど、錯覚じゃないと思う!笑
7人が縦横無尽に飛び回って、ARMYとコミュニケーションを取っている姿はやっぱり素敵で、大好きだなって。リアクションが返ってくるって、こんなに大切なことなんだって、また少し寂しくなってしまったけど、私はいつかこの環境がどの場所にも帰ってくると信じてるんだと気づけて嬉しくもあった。諦めてない、バンタンも私も。そういうのが大切なんだ。
演出もブラッシュアップを繰り返して、取捨選択をして、最後の最後は本当に間違いない楽しい公演だった。

ジンさんは踊れるのだろうか、心配は余計なお世話だった。ライブが始まればジンさんはほとんどのダンスをいつも通り踊っていたし、座って歌ってたのなんて数曲あるかな?くらいだった。しかもその数曲はメンバーが補い合ったり、ジンさんがひとりぼっちにならないように周りを囲んだりと、座っていることがほとんど気にならないほどだった。
ホソクさんのエンディングメントで、英語のメントを終えて、韓国語でジンさんを労っていたのは、なんかもうバンタンの最たるところだなと胸が熱くなった。そしてホソクさんの輝く笑顔が印象的で、この笑顔こそがホソクさんだなって思うし、それが見れただけで、嬉しかった。また早く見たいよ。その笑顔が恋しいよホソクさん!!!
ユンギさんのBWLの「んーまっ!」は、私絶対忘れない……元々表に出さないだけでめちゃくちゃ愛情深い人なのに、もっともっと深い愛情表現、直接観れたのが嬉しすぎて忘れたくない……。
ジミンちゃんがトロッコの手すりの外側に乗り出していたり、ステージを降りていたり、できる限りファンに近づこう、傍に行きたいって思ってくれてるのが伝わって本当に嬉しかったんだ。
テヒョンは本当に暴れ回ってたね!w 怪我に気付かないくらいには楽しかったんだろうね!飛び回り跳ね回り楽しむテヒョンも、60年代アメリカ俳優のような出立ちのテヒョンもとってもかっこよかった!!!
ジョングク、ずっと輝いてたな。やっぱり彼はいつまでも無敵の黄金マンネだわ。気づけば目で追ってしまう、魅力だらけのジョングク。本当はbutterの2番、ジンさんの代わりにmirrorしなきゃいけなかったのに、すっかり忘れて自分のパート踊っちゃって、ユンギさんは笑ってるし、ジミンちゃんと顔見合わせて笑っちゃう感じも素敵だった!
ナムさん、今回のライブ、めっちゃはだけてたよね???w 大人の魅力を兼ね備えたナムさんが、暑さで肩をはだけさせてるの、悶絶しました……。しまってえええ!!!と思いながら、もっとやれー!!!って心で叫んでいた(笑)

ナムさんのエンディングメントの後、メンバー同士がハグしてて、このライブの集大成で、メンバー同士の絆が、ここまで繋いできたんだなって思えて。7人がそれぞれハグしてるの見ると、これからも大丈夫だって思える。きっとどんな苦難が待っていても、バンタンならARMYと一緒に乗り越えてくれるなって信じられる。ジョングクとナムさんのハグはすごいグッときちゃうし、テヒョンとナムさんのハグは、テヒョンが「こいよー!」ってするのが可愛くて、ジンさんとナムさんのハグはジンさんが飛び込んでくのが可愛い。ホソクさんとユンギさんのハグは、ユンギさんがいつもちょっと恥ずかしそうで可愛い。7人でハグをしてお互いを労う姿に、私も気持ちだけでいいからそのハグに混ぜてもらってる気分だった♡笑

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今回のptd on stageのツアーは、どう考えたって変更だらけ、ハプニングだらけだったけれど、バンタンが、ARMYが、スタッフが、お互いをカバーしながら何とか乗り越えてきた。ここで培ってきた絆は絶対強いものだと思うし、ここを乗り越えた私たちはきっと何があっても大丈夫だと胸を張って言える。

私が体感したこの半年間のptd on stageツアーは全部画面越しで、未だにバンタンの生歌に触れたこともないし、その会場に居合わせた事もない。だけど、それでもこれだけの感情が揺らぎ、動き、たくさんの幸せを一つのツアーで与えてくれたバンタンはとっても偉大で!かっこよくて!これからもだいすきだなーって。
ライブによく行っていた頃やっていた、同じツアーに日をあけて複数回行くっていうことと同じことを、私はptd on stageツアーでやっていたなって思う。ライブは生き物で、その場に居合わせないと感じられないものもあるし、その会場にいる観客だって変わるから、その日の空気感も違くて、それを画面越しでも久々に体験できて、嬉しかったんだ私は。

ライブのない期間に、私と関わりのないARMYの発言に心を痛めたり、感情を流されてしまったことも沢山あって、ファンの母体数が大きいと、そこが難しいところでもあるんだよなと考えながら、今はちょっと辛い時期だったりしてて。
それでもバンタンの音楽は、バンタンの笑顔は、私を守ってくれるし、助けてくれるし、幸せを分けてくれる。最強にして最高のエンタメなんだよ。これからも7人に笑顔でいてほしい。幸せでいてほしい。その幸せの隣にARMYをいさせてほしいと思うし、その中に私が小さくてもいたらいいなって思うんだ。

素敵なライブツアーをありがとう。たくさんの感情を、喜びをありがとう。また明日から次に向かって歩き出すバンタンと一緒に、花道だけを歩いていこう。

そして、we are bulletproof
今回のライブの最後に出た、次回のカムバの発表。6.10は3日後がデビュー日の、FESTA期間ど真ん中。9周年のバンタンは私たちに原点回帰する姿と、これが防弾少年団だっていう姿を見せてくれるのかなと思うと、今からドキドキしちゃう。花様年華のこともあるし、今回は韓国語の曲か?英語の曲はあるのか?韓国の音楽番組にはどれだけ出るのか??まだまだ謎なことはたくさんあるけど、きっとまた素敵な景色を見せてくれるんだろうと確信している。
バンタンはいつもARMYの期待を超えてきてくれるから、その辺は楽しみに待っていようっと。

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