ラストピリオド二部終章の感想

独学で学んだ日本語なので、もしどこかで誤りや不適切の言葉があったらご容赦ください。
日本人じゃないラスピリユーザーと言いえば、生放送で投稿したあの方を思い浮かべるかもしれないが、あの方ではありません。そこまで日本語上手くないから、読んでみたらあちこちのボロでわかると思いますけど、万が一ってことで。


最後になるし、下手ながら感想を述べてみます。
まずは運営のみなさん、本当にお疲れ様でした!
第一部初期のテンポ良いとはあまり言えないストーリーから、ここまで設定を掘り下げ、一つの物語に整えたのは本当に凄いことです。第一部終盤はもちろん、第二部からは最初から最後まで、全部楽しんで読んでいました。声優さんたちの仕事もただ素晴らしかったです。セリフの一つ一つから感情が読み取れて、しっくりときます。キャラクターの一人一人も魅力的で、それが三ヶ月ごとに大ヴォリュームで更新していくさまに感服するほかありません。
このクォリティを保つにはきっと高いコストが必要かなと思いました。だから、サービス終了のお知らせが来た時、ショックもしながら、やはりかという心情もありました。それでも物語を最後まできれいに終わらせた運営陣には、敬意を表せずにはいられません。ラスピリ運営のみなさん、今までありがとうございました!

以下はキャラクターやほかの感想です。

【ハルちょこ】
「冬来たり」イベントの時からこの終着点しかないなと予想していたけど、考えたより温かい形でした。安易な大団円よりこっちのほうが物語としてきれいだと考えるのは、もしかしたらラスピリに毒されすぎたかもしれません。約束を果たしてから二人で話すのではなく、両思いの中で約束を果たすのは、二人にとってもっとも幸せな終わり方かもしれません。

【ウィンターラビュ】
二人を一緒にいさせてあげて欲しかったな…今のままでもおそらく糸電話でお話することができるけど、やはり一緒にいるほうが幸せです。もしかしたらそれはもう「イルシオンが紡ぐ冬」で実現したから、それとたくさん犠牲を払った中、二人だけ幸せすぎるのもあまりよくないってことで、本編ではちょっと違うエンディングを見せようという意図があったかもしれません。ともあれ、ラビュちゃん可愛かった!

【エキス・マキナ】
マキナの言うことはいつも曲がりすぎで、理解が追いつかない時がしょっちゅうあります。完全に敵側に回ったのは、さすがマキナちゃんと言うしかありません。人間になったのだから、シャスナハを巻き込みたくない以外も、もう少しぐらい人間側寄りな感じでもいいじゃないかと思ったけど、逆にスパイラルの時期から原初に対抗してたデミちゃんのこともあるし、マキナのこともありと納得しています。

【デミウルゴス】
デミちゃんの株上がりすぎ。努力を惜しまない姿が愛おしい。「きっと私が最初に救われていても、私はこうはなれなかった」と自分で言ったけど、きっとデミちゃんなら形こそ違えど、ラビュちゃんに負けてない絆をウィンターと築いた思います。最後は死なせなくてもいい場面で、やはりラビュちゃん以外特別扱いはないと、退場させた感が否めない。デミちゃんの飼い猫も待っているのに…デミちゃんを報いるために、もし今後機会があったら、デミちゃんが最初に救われるIFルートをお願いします!

【ブリューゲル】
エキス・マキナに次ぐ難しい話をする人。暴走族の姉貴キャラのような言葉を使っているけど、芯は冷静でいる。出番は多い割に、未だにこの人のことがよくわからないという感じです。

【ルゼ】
まさに恐怖そのもの。もし現実で会ったら真っ先に逃げることにします。飛躍なんてしなくいいので。

【ツリー・オブ・ライフ】
おかあさんがルウの呪文を唱え始めた時は「やめてーーー」って心の中で叫んでいました。これがメインキャラたちの次々の退場の始まりだと、後で知りました。
もしこんな熱情的なおかあさんがいるなら、私も甘えられたのかな。

【リーザガジェル】
リーザとガジェルの退場は思ってもみませんでした。命を賭けてもハルを助ける想いは力強く貫いました。しかしこれでは第一部で出番の最も多かった四人が全員いなくなってしまったな。なんてことだ。

【ジレッド】
一途な男、と褒めるにはくよくよしすぎました。最初の頃はかっこいい兄貴だったのに…
そいえば、目覚めたノインとは顔合わせていないな。でもハルですらノインと顔合わせていない。もしサービス終了がもう少し遅くなってたら、ノイン関連の新イベントができたかもしれません。

【原初のスパイラル】
終章までほぼ内面を描かれてなかった最終ボス。この2章で良いキャラが立ったとは言え、最終ボスにしてはちょっと短かった感じです。
原初のスパイラルが誰の絶望か考えたことはありました。これほど強いスパイラルは、同等な存在が祖神しかないとずっと思っていて、だから祖神の絶望じゃないかって推測しましたが、大間違いでした。
というか、祖神が本当にあれで完全に死にましたと。ずっとどこかで蘇ってくるじゃないかって待ってましたけど…

【ワイズマン】
サービス開始前から原初のレガリアを探してて、結局サービス終了になっても手に入れてないだけでなく、手に入れたとしても効果なしと無情に宣告されたワイズマンが不憫すぎます。これもアンダンテの一族の宿命ということですか。

【エンディング】
私の理解では、絶望の中で死んで、もうこの世に生まれたくないと思う魂は、これまでは否応なく転生させられるけど、これからは一回目なら相変わらず転生させられるが、二回目でそれでも生まれたくないなら消えても良いってことになります。そしてウィンターがカウンセラーとしてみんなの絶望を聞いてくれる。
サービス終了前提の最終回にしては、少し不完全な解決策と感じました。ウィンターに負担重いし、魂が減っていく問題も解決していません。あれだけウインターが世界の仕組みに怒りをぶつけたものだから、何か重要な変更はあると思いましたが、期待していたより控えめな変化でした。でも、ウィンターも英雄ではなく、ただのスパイラルだし、このぐらいがウィンターらしいかもしれません。
だがやはり時々でいいので、ウィンターとラビュを会わせてほしいな。神でも輪廻でも休憩は必要でしょう。


これでラスピリの終わりも間近に迫りました。惜しい気持ちでいっぱいですが、始まりのあるものにはいつも終わりがつきもの。今までありがとうございました!運営のみなさんの未来に、溢れんばかりの祝福があらんことを!


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