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何をしたら良いか分からない君へ

2020年もあと少しで終了という時にnote初登場。自己紹介は次回にして、今回はiitocoの企画として書きます。

今年は本当に色々ありすぎて振り返るだけで20万文字くらい行きそう。なので2020年の振り返りは来年の初め辺りに書けたら良いな〜。

と言うわけで、今回は「3つの知」に関して綴ります。最近会社という組織から離れ、様々な人や活動などと機会することが多くなり自身の価値、他者の価値、そしてそこに介在する想い・行動・自然・Tech・環境・哲学など思考することが多くなりました。充足感に浸っています。やはり自分が思考したいエリアに対してしっかり思考できることは心も安定します。

それで、いろいろ思考を巡らせている中での一つ、「3つの知」と言う言葉に辿り着きました。これは現代社会で「やりたいことが見つからない」、「何をしたら良いかわからない」人へ向けての内容です。長くなりすぎて少し箸折った部分もあるので理解が難しい部分があるかもしれません。先に謝っておきます。反省!


そしてクリスマス感の無いお題でごめんなさい。。。ただ新しい年に向けて何かの助けになれば良いなと思ってます。


「3つの知」とは

まず「3つの知」とは、認知・知識・知恵にある3つの知です。これは私が考えた造語および構造体なんですが、至ってシンプルです。人はまず、あらゆる情報に対して認知を行い、その情報に対しての知識を得て、そしてその情報を知恵として活用・行動・発展させると言う流れ。良く言う守破離と同じ概念ですが、それをマーケティングちっくにしてみた感じです。

なぜこれを話したかったかと言うと、この情報過多な時代で情報に対しての認知知識知恵と流れ、私たちがこのような情勢で生きる上で重要なフローであり、抗えない事実。そしてその情報に何も考えず、何も行動せず浴び続けた状態のままにならず、質の高い情報をいかに手に入れて消化し行動し未来へ繋げるかを個々が強く意識しないといけない時代になってきていると思うのです。もっと簡単に言えば、知って学んで行動するを反復しようということ。人類にとっての「情報」と「知」は他の動物以上に個々の存在形成に影響を受け、生の最終ゴールである幸福に繋げられる能力を持っています。

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「もうそんなの分かってるよ〜」って思うかもしれませんが、自身の振り返りも含めてもう一度考えてみるのも良いですよ〜。


認知とは

認知とは人がある情報を受け取る最初の事象・接点になります。視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の接触点。現代人は特に視覚と聴覚から情報が多いと思います。ニュース・ブログ・TV・本・動画・ネットラジオetc なのでここで述べている認知とはほぼ視覚と聴覚のイコールで捉えていただければ。言わずもがな今日はSNSの存在で個人がメディア的な働きになり情報を受け取ることができるようになっています(いわゆるUGC)。私自身SNSから視覚・聴覚の情報取得時間が多いです。この認知に置いて意識したことってありますか?自分が1日どの五感でどのくらい認知に時間を使っているか考えたことありますか?認知はその後に起きる知識・知恵に結ぶためのとても重要なファクターです。


知識とは

知識認知した情報をより深く知り吸収すると言うこと。つまり「学習」「理解」にあたります。知識の完了状態は次の知恵に移行できる手前のことを意味します。知識はノウハウを蓄積していくことで、座学だけでなく体験することも知識のエリアに入ります。


知恵とは

知恵知識として得た情報をどのように活用するか、具体的に自身がやる「行動」と言う世界に入ります。現代で言えば発信や創造、改善や撤退、停止などになります。撤退や停止などネガティブな印象があるかと思いますがちゃんとした行動ゆえの一つの知恵になります。知恵が多いほど人生が豊かになるイメージ。


ひと昔前と現在の違い

現在の社会・世界は完全に情報過多だと感じる人も良いかと思います。何故そう感じるか考えたことはありますか?おそらくほとんどの人がSNSや動画サイト・ブログなど、個人が情報発信する場が増えたからだと思っていることでしょう。確かにそうです。ただ問題はその先で、その混沌とした情報過多社会が産んでしまった「やりたいことが見つからない人」です。

認知が大きすぎて知識知恵が小さくなってしまうイメージ

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人は選択肢が多くなると選択を諦める習性があります。これは受け取る情報が膨大すぎて選択に時間がかかり疲労する。様々なチャネルから情報が得られる現在ではよく起こる現状です。これはUXの世界でも提唱されていることです。


それによって知識を得ようという意欲が持てず、知恵が機能しないという事態になってしまう。「やりたいことが見つからない人」の完成です。

本来ならばこんな情報化社会であるからこそ行動・仕事もより多様で多彩であるべきです。可能性という観点からしても昔よりもたくさんの行動ができる時代です。それが知恵の領域であり、知恵を増やす機会は増えているはず。しかし最近の人は行動する人としない人が極端に別れている気がしてなりません。老若男女問わずです。行動したいけどなんとなくできない、やりたいけどモチベーションが上がらない、忙しいからや現状の安定を覚え自己防衛に偏ってしまうこと。合理的に考えられていないことなど。


まずは認知の取捨選択

これらを打破するためには、まず認知するいくつかのチャネルを強制的に切ることが必要です。つまり認知の領域においてチャネルの取捨選択が正しくできているか。世の中に有象無象に存在する情報たちには「質」と言うものが存在し様々なメディア・媒体が情報を発信しています。もちろん情報の「質」は人それぞれで変わります。

ではどうやって取捨選択するか。

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どのメディア、どの人が自分にとっての質の高い情報を発信しているか判別し、知識・知恵になりそうな情報は何かを見極めましょう。そしてそれらになり得ないチャネルはしっかり捨てましょうと言うこと。これが大事な作業です。例えば私の場合、2011年からテレビを持つことをやめ、来年でテレビ不所持歴10年になります。そんな状態でも生きてく上での質の高い情報を認知知識・知恵とできています。別にテレビの情報が質が悪いとは言っていません。私にとって質の悪い情報というだけです。テレビ番組のいくつかは質の高い情報を発信しているのも知っています。そんな時はオンデマンドで見ていたりもしています。


知識の効率化

先ほども述べましたが知識は学習というエリアに入るので、大小ありますが必ず能動性が必要とされ、ある程度の時間も要します。ここを広げることによって自身の可能性を広げる、つまり知恵にたくさん結びつけることにも繋がります。能動性は自身のモチベーションにも左右されますし、またそこには前段にある認知の仕方にも関わることなのですが、もし知識まで到達していないことが多いなと感じたら認知の仕方、情報の受け取り方を考え直してみましょう。

また知識の受け取るチャネルは認知と異なる場合が多いのでチャネルの信頼性も意識しないといけません。私の場合は書籍・専門系Youtube、ブログ・オンライン学習サービスなどです。専門家から直接知識を得ることも良いでしょう。最近は専門系Youtuberの質が高くて効率的に知識化できます。


知恵が創りだす人生の厚み

知識を得たらその知識を持って知恵へと移ります。知恵はどのようにしてアプトプットするかアイディア化するかを考えましょう。例えば得た知識をブログ、SNS、セミナーなどで伝える、議論する、開発する、デザインする、作品を造る、遊ぶなど「行動」という名詞に関連することをしましょう。友達に伝えるなどでも良いです。この行動が終わってこそ知恵となります。この行動は時に成功・失敗という情報を連れてきます。それは成功・失敗という次の知識をもたらしている意味でもあります。

過去の知識は情報の記憶になり、そして過去の知恵は記憶をより深く刻み情報の経験となります。情報の記憶・経験の刻み込む作業の繰り返しが人生をより豊かにしてくれると考えています。


まとめ

要約すると、

1. 現代社会は情報過多の世界のため、知識知恵に繋がらない認知は出来るだけ捨て、繋がりそうと思う情報を認知しよう。

2. 知識は時間効率も意識して情報を得る。

3. 知恵はとりあえず得た知識を行動化すること。その行動が成功だろうと、失敗だろうと、その情報は知識になり次の知恵を生み出す情報となる。

何をしたら良いかわからない時は、1から試してみてください。


あとがき

現代社会において行動が何よりの価値だと言われていて、そしてそれから生まれる「創造と破壊」の繰り返しが経済を動かしています。また今回のコロナ禍で「貨幣の流通」と言うのがいかに大事であるかが強く感じそして学んだことなのではないかと思います。貨幣の流通量は一人一人の行動量です。この「withコロナ」「postコロナ」で正しい情報で正しく恐れ、どう生きて、どう行動していくか一人一人が考える議論しあうことが大事だと思ってます。

最近の「創造と破壊」で言えばオフィスワークからテレワーク・リモートワークなんかがイメージしやすい事象かと思います。実は今までも出来たのにも関わらずしてこなかった。そしてやらざる終えない状態になったら実は効率が良かった。もちろんこの変革で新たな課題は生まれてます。しかし行動変容をより意識した1年ではなかったのかなと改めて感じます。


「3つの知」を念頭におきながら行動変容を継続し生きていくことが人生の安定に繋がると信じています。


決して私がこれらを完璧に遂行できていると言うわけではないです。あくまで自戒も含めて綴っているので、私も意識して行こうと思っています。


では最後に・・・

来年の2021年初めには新しいことにチャレンジしようと考えています。今頑張っている人たちが知恵を振り絞れるような世界が作れたらと思ってます。詳細はまた来年になったら発信していきます。お楽しみに〜

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