11/25, 26 熊の湯&シュテムターンとは
2023/2024シーズンが始まりました。今年は細かい部分で道具を変更したので、そういう意味でも楽しみでした。
1とあるターン
これまでのシーズンインでは通称卍滑りになってもっと苦労していたので、全体的に良かったと思います。リフターを入れたお陰か、ターン前半のグリップが良く思い切った動きをすることができました。
1-1 課題
切り返しで頭がぴょこぴょこする
ターン前半に腰が開いている
ポジションが定まっていない(前後に動いたり、内倒したり、腰が落ちたり)
毎ターン動きが違って問題も様々なのですが、
腰が開く→外足が逃げる→腰が落ちる→切り返しで無理やり足を伸ばす→ぴょこぴょこ上体が起きる
というように、連動している気がします。
1-2 解決のためのアプローチ
切り返しで骨盤を次のターンに向けること、また後半まで外足に乗り切って自然に腰を起こすことが重要だと思います。具体的にどういう練習をしていくかは考え中です。誰かアドバイスください!
外足の荷重を確認しながら傾けていく。内傾角は結果的に生まれる
切り返しで骨盤を次のターンへ向け、結果的に外足へ荷重できるようにする
2 割と良かったターン
今度は割とよくできたターンです。
外足にしっかり乗れているので、自然と谷側へ体重移動することができています。滑りの意識の違いとしては、切り返しで頭の位置を動かさないようにしていました。
3 アドバイス
ターン前半に外腰をだし、自然に加圧できるようにする。上体が潰れて軸がなくならないように、体全体の軸を意識する。
ターン前半に外形の意識が強すぎて、内傾角が生まれていない。
重心が板の進む方向について行きすぎていてたーん後半で圧が強すぎて板が沈んでしまっている。
加重をゆっくりと行う。
身体が開いてターンに入っている→2枚のスキーを均等に切って来れない→X脚
4 シュテムターン
IHRさんにシュテムターンを褒められたのが嬉しかったです。シュテムを見ていると、しっかりと外足に乗り続けていれば骨盤も下に向いてくる気がします。
4-1 シュテムターンはなんの練習になるのか
ターンには角付、加重、内旋の3つの動きがあり、シュテムターンはこれらの動きを滑らかに繋げる練習だと思っています。ロボットにスキーをさせたら、この3つの動きでスキーができたとか何とか?忘れちゃいましたが、スポーツ科学的にこの3つの動きでスキーができるとわかっているらしいです。←不確か
特に初心者は、角付ではエッヂを立てることが重要なことのように思っているのではないかと思いますが、逆に立てないことも大切な動きです。
ポールの中でフルカービングで滑ることはほとんどなく、要所でズラす技術が必要だからです。ターン後半にリカバリー的にズラしてしまうのか、ターン前半に狙ってズラすのかは大きく違います。また、過度な角付はブレーキングになってしまいます。
また加重も強ければ良いわけではないです。ターン後半での荷重はフォールラインとは逆方向のベクトルのため、板の走りを妨げてしまいます。適切な場所で適切な強さで踏むことが大切です。
最近のWCを見ていると、オデルマットやマニュエル・フェラーのように板の動きを止めない選手の速さが目立つような気がします。
さらに、切り返しで板を踏み出す動作は内旋の動きに対応しています。内旋を行うことでターン前半から角付することができ、加重していくベースを作ることができます。
このようなスキーの3大要素全てが詰まっているのがシュテムターンです。
4-2 シュテムターンのコツ
ポイント1
外足を踏み出しや加重など一つ一つの動きを大きく行う。思っているより大きく動く。あ、今内旋してると感じながら踏み出す。
ポイント2
エッヂの角度、加重の強さの変化を意識する。完全にフラットで横滑りしている状態を0%、完全にカービングしている状態を100%と考えて、板が下を向いてから横に向くまで滑らかにエッヂの角度を変えて行く。
また加重の強さも100%〜0%と変化させる。
ポイント3
スピードをコントロールして、加速したり減速したりせず、常に一定のスピードで滑る。特にターン後半で加重が強すぎると急激に減速してしまいます。前半に加重してたわませた板の解放とそれによる板の走りを感じるように滑ります。
下に滑りながら何を考えているか書いてみました。内旋の動きはちょっと下手ですけど。
%は適当ですが、とにかく板が下を向いてから急にカービングしたり加重を抜くのではなく、少しづつ横滑りを減らしながら加重を緩めていくことを特に意識しています。
4-3 最後に
ここまでシュテムターンについて書いていきましたが、トレーニングはその人のレベルによって意識することは変わってくると思います。現時点での僕のレベルで考えていることは以上ですが、もっとハイレベルの人であればさらに解像度の高い練習を行っていると思います。
ターンで板と一緒に体が回ってしまう人は胸を下に向けることを意識したり、X脚になってしまう人は内足を連動させることを意識したり、切り返しで上に圧が抜けてしまう人は緩やかに加重を緩めることを意識したり、大切なことは今の課題と照らし合わせて、何を意識しなければいけないのか明確にして練習を行うことだと思います。
5 まとめ
全体として悪くなかったかなと思いますが、体力がへなちょこすぎて、2日目はヘトヘトでした。腰痛もあってちょっと厳しかったです。逆に1年生元気すぎますね。
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