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消臭の新しい「定番」が、空間だけでなく地球環境も変えていく話

「消臭剤の香りに包まれた部屋に泊まったことはある?」

そんな問いかけをされたのは、バイクで旅をすることが趣味の知り合いとの会話の中だった。
知り合いいわく、バイクでのツーリング中に泊まった宿で案内されたのが正しくそんな部屋だったらしい。
普段使われていないためか、ソファや飾られたぬいぐるみに至るまで消臭スプレーの香りに包まれていて、とてもしんどい思いをしたという話だった。

口臭、加齢臭、夏の汗の臭い。
CMを見れば「臭い」にまつわる悩みに対するアンサーを常に目にする。
ちょっと過剰じゃないの?と思う一方で、自分自身も臭いについて敏感になっているし、できることならいい香りの中で気持ちよく生活したい。
けれども、冒頭のお宿のように、香り付きの消臭剤はしんどいということもあるし、なるべくたくさんの人が気持ちよく使えて、なおかつ見かけもシンプルだったら……

そんな我儘を叶えてくれるアイテムを、「“最適”と暮らす」をビジョンに掲げる「THE」さんが遂にリリースしてくれた。
今回はそんなアイテム「THE 消臭ゼリー by きえ~る」シリーズをご紹介したい。

シンプルだから身近に置きたくなる

「THE 消臭剤 by きえ~る」を展示会で見た時に、真っ先に惹きつけられたのは専用ポットのシンプルな美しさだ。
磁器のようなきめ細かくマットな質感は、 タルクと呼ばれる層状鉱物を原料としていて、製造は家庭用食器からマンホールに至るまで様々な成型品を国内で手掛ける石川樹脂工業によるもの。
よくある中身が透けて見えるタイプの「消臭剤!」という見かけとは全く違う印象を誰もが持つのではないかと思う。

THEのアイテムには、全体的に美しく英語が配置されていて格好いい印象が強い。
もちろんこの専用ポットも同様なのだけど、そのラベルを外してしまえば底面の刻印だけを残して本当にシンプルな形状に落ち着いてしまう。

こんな風に同じロケーションでラベルのありなしを比較するだけでも、印象の違いがよく分かると思う。
この辺はお好みに合わせて、ラベルをすぐ外してしまうか、それともそのまま使うのかを決めていただければと思う。

ポットのフタの部分はこのように取り外すことが出来て、消臭ゼリーを詰め替えパックから必要なだけ補充できるようになっている。
フタは消臭ゼリーを完全に密閉するのではなく、適度な隙間を開けてくれることによって、ゼリー蒸発する量とスピードを調整している。

ポットは1回あたり、約80gのゼリーを入れることができる。だいたい6〜8畳の部屋に置いた場合で、1個で1.5〜2ヶ月効果が持続するため、補充の作業もそんなに苦にならないのがありがたい。

更に面白いのは、専用ポットがスタッキングする(重ねる)ことができること。
臭いと一口に言っても、気になる臭いや場所は人によって異なる。
下駄箱、キッチン、冷蔵庫、寝室……
重点的に臭いを消したい場所に関して、THEさんは「重ねる」という解決方法を提示している。

上の写真の通り、重ねた場合にもフタとポットの間の隙間はしっかりキープされているので、効果を損なわずに同じ面積でポットを置くことができる。

3つ重ねてもペットボトル程度の高さに落ち着くため、冷蔵庫の中でもかさばらずに設置することができる。

このように様々なロケーションにサッと落ち着き馴染んでくれる消臭ポットは、幅広いインテリアに馴染んでくれることが期待できる。

肝心の消臭力はどうなのか

さあ、消臭ポット自体のこだわりはわかった。
としても肝心の「消臭ゼリー」はどうなのか?と皆さん思われると思う。

そもそも無臭系の消臭剤が少ないのは、「臭いが消えた」ということを実感するよりも、いい香りに変わったと認識するほうが簡単だからだ。
香りの付いてない消臭剤で納得させるレベルのものは、よっぽどのことがない限り私自身もすすめようとは思わない。
つまりおすすめするということは、よっぽどのやつなのである。

環境大善さんの「きえ〜る」をご存知だろうか?
私も人からすすめられてプレゼントされるまでは全く知らないブランドだった。
天然成分100%の消臭液で、環境にもお肌にも優しく、水をかけて大丈夫なものにはだいたい使えると聞いて、正直「そんなに効かないのでは?」と思った。

しかし、プレゼントしてくれた人が「釣りの臭いに効く」と強くプッシュしているのを聞いて、それはかなりすごいなと思い、試しに通勤時のバイク用品が雨の後に干し忘れて臭っているところに使った所、バッチリ効果を発揮してくれた。
それ以来、私自信も「きえ〜る」のファンとなり、移動販売車の車内の消臭用にも導入して愛用している。

今回のTHEさんの消臭ゼリーは「きえ〜る」とタッグを組んで出来上がったアイテムとなっている。
アンモニアなどの人間が嫌だと感じる臭いを消し、お花やアロマなどの心地よい香りは消さないという点も、普段遣いする上でとても良いなと感じている点だ。

「きえ〜る」の消臭ゼリーの原料は、「牛のおしっこ」というのもまた非常にユニークな点の1つでもある。
北海道の牛が1日する「おしっこ」の量は1日25mプール60杯分と言われるそうですが、酪農が盛んな北海道の北見市でもその尿が地元の川に流れ出ることによる悪臭や水質汚染が問題になってきた。
そこで、国が助成金を出して酪農家さんのもとで川に流せるように処理できるように研究を進めていった結果、誕生したのが「きえ〜る」の原液だったそう。

当時ホームセンター「ダイゼン」で店長をしていた、創業者で現会長の窪之内覚(さとる)さんが、その原液をどうにか販売して酪農家さんの費用負担を減らせないかと相談を受けた際に全くの無臭であることに気づいた。
ホームセンターでお客様から消臭剤についてのクレームを受けていた窪之内さんは、ペットの糞尿や生ゴミ、排水溝やトイレなど様々な悪臭に試しに原液をかけてみたところなぜか臭いが消えた。
その気づきをきっかけに検査や安全性の試験を行い、「きえ〜る」は消臭剤として販売をスタートしていったそうだ。

そもそもこの「きえ〜る」はわかりやすく消臭と謳っているものの、正しくは嫌な臭いを発生させる「腐敗させる菌」が栄養に手を出さないように誘導してあげる機能をもっていることも調べていくうちにわかっていった。
こうして、本来は公害問題の原因である牛のおしっこが、汎用性の高い消臭剤として世の中に役に立っているというのもすごく面白い。

空間を美しく、そして環境に優しい

モノとしての佇まい
しっかりとした消臭
そして、環境保全や改善
これだけの要素が美しく一体となった消臭剤をこれまで私は知らなかったし、SDGsと声高に叫ばれたものを使うことよりも、結果としていいものを使っていたらSDGsに繋がったという流れは個人的にもすごく気持ちいい。

ぜひ、消臭について新しい選択肢を探していた方は、試していただけると嬉しい。

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「きえ~る」についてはこちらの記事でより詳しく背景がご覧いただけると思います


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