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町工場の真摯さを日常に 「足立道具店」のシンプルな道具たちの話

「現場で使われている」と聞くだけでテンションが上がる

そんな風になってしまったのはいつからだろうか。
おしゃれな雑貨屋さんにいけば、いろんな文具や雑貨を見ることはできる。
けれども、工場やお店等の「現場」で使われているものには、使い勝手やコストなんかも影響するので、より実践的なものが多い。
中には、その工場で専用のものを作ってしまったとかいうものもあって、そんな門外不出の香りがするとドキドキしてくる。

そんな習性がどこからバレたのか、町工場の香りがふんだんに盛り込まれたアイテムたちを扱う「足立道具店」さんから、商品のお取り扱いについて声をかけていただいた。

2000を越える町工場がある東京都足立区の職人さんたちの技術を生かしたものづくりをしている……というのだからワクワクが止まらず、お話を聞きに東京のオフィスまでお伺いしてしまった。
今回はそんな経緯もありつつ、うちのお店でもお取り扱いすることを決めた「道具」たちを紹介したい。

工場で使われていた道具から生まれた「カラビナ」

まず目に止まったのは、シンプルな造形が美しい「カラビナ」
本当にシンプルな形と構造で、ステンレスのバーを曲げることでカラビナの機能性を与えられている。

足立道具店を企画・運営されているカブ・デザインさんのオフィスにお訪ねした時に、過去の試作品も見せていただいたけれど、もともとは職人さんが自分自身で使うために使っていた道具がカラビナっぽかったことから思いついた商品とのことだった。

形状としてデザインを加えたのは、カラビナとして開く部分の構造。
ステンレス同士が合わさるこの部分も、職人の技で丁寧に仕上げられている。

このうえなくシンプルで、ステンレスの素材感がたまらない。
ぜひ、ガンガン使うことで生まれる小キズも味として楽しみながら使ってもらうと、どんどん愛着も湧いて手に馴染んでいくと思う。

ごまかしのきかないシンプルさ「S字フック」

カラビナ以上にシンプルさを感じられるのが「S字フック」だ。
この無骨さもまた、工場の雰囲気が好きな人にはたまらない。

S字フックにはカラビナよりも太いステンレスバーを採用し、しっかりとし他安定感を感じられる。

ステンレスの切断部分も角をきちんと落としてあるので、使用する際に引っ掛けて怪我をしてしまったりという心配もない。
無骨でありながらも、足立道具店さんの道具たちはきちんと家庭で使うことができる仕様に落とし込まれていて安心できる。

衣料品を引っ掛けるのはもちろん、植物や掃除用品を吊るしてもいい。
複数揃えて使うだけで、高級なお店で使われているような雰囲気を味わうことができるだけの美しさが、「S字フック」には込められている。
ステンレスのバーを曲げているだけに見えるシンプルな構造にこそ、誤魔化しはきかない。ぜひその隙のない仕上がりを手にとって感じてみてほしい。

隙間に挟んで立つことの便利さ「Aスタンド」

どう使うのが便利だろう?
そんな疑問を持ちながらも、使い始めると便利だったのがこの「Aスタンド」だ。

単行本や、文庫本、名刺やショップカードなど、挟んで立たせることができるものとして想定されているものに対して3つの大きさが展開されている。

カードを立てられるSサイズは、この通り。
ショップカードを10枚ちょっとくらい立てて置いとくのにとてもよい。

ワンサイズ上がって文庫本に対応しているMサイズ
もしかして……と思い、結構太めのケースを付けているスマートフォンを置いてみたらびっくりするほどピッタリだった。
もちろん、ステンレスとスマホが接触するので、画面にフィルムを貼ったり、ケースに小キズが付くのは容認しないといけないけれど、ちょっとスマホを預けて置く場所としても十分に良い。

そして、単行本を置く想定のLサイズにはなんと13インチのノートパソコンも安定して収まる。
もちろんこちらも小キズなど考慮しなければならない点はあるけれど、ステンレスの素材感がお互いの良さを引き出し合っているように感じられる。

更には手元にあったiPad miniもきれいに収まるし、

電気料金やガス料金のお知らせでやってくる封筒もいい感じに収まる。

もちろん本来の用途である単行本もしっかり収まるいいサイズに仕上がっている。

他にもコーヒーフィルターを立てておいたり、アイデア次第で様々な可能性を引き出せるのもシンプルさ故だと思う。
大きなサイズもリーズナブルなので、ぜひ色々な使い方にチャレンジしてもらえれば嬉しい。

町工場の道具をあなたの生活に

シンプルな形のモノは、一見誰にでも作れそうに見える。
けれど、足立道具店の道具たちには、シンプルにするまでに試行錯誤された現場の技術と息遣いが感じられる。
実際に写真で見るよりも手にとった重みや感触を知ると、魅力と愛着が段違いに大きくなっていくことを実感した。
ぜひ、町工場で生まれたこのアイテムたちを手にとって貰えれば嬉しい。

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