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[Journey of the astrology /202004]

Takram RadioでWiredの松島さんが登場された回で、WiredをソフトバンクのYahoo!プレミアム会員だと雑誌類が無料で読めるので読んでいたら「科学とスピリチュアリズムの交差点にて」という記事を発見。

今、「Co-Star」というアプリを使って、日々の運勢をみてたりするのですがとても面白い。英語なんですが、意味深なリードが日々送られくるのが、やり取りとして面白いですね。対抗となるアプリとしては「The Pattern」と「Sanctuary」が挙げられていました。無料なので気になった方は是非。

この記事を書こうと思ったのがTakram Radioで紹介されていた「乾けない世代」というキーワードの意味にある「意味合い」と「人間関係を大事にする」が、この海外のミレニアルズの占いブームに繋がっていると思ったからです。

乾けない世代:
 十分なものがある世代。38歳前後。意味合い、人間関係を大事にする。

「Co-Star」の創業者の人を調べてみたところ、このインタビューが良いので引用します。

「最新のテクノロジーを使って、人との結びつきを強くする方法を模索したかったから」

他の記事だと、Spotify上に星座別のプレイスリストや、Amazonプライムに星座別にリコメンドする機能も出てきています。

https://www.vogue.co.jp/lifestyle/culture/2019-07-02/why-are-we-obssesed-with-horoscopes/cnihub

日本にもこの流れが来るのか、日本語版のアプリが公開されるのかも、と思いつつ、ここでちょっと気になる点をいくつか挙げてみたいと思います。

僕は、世代的にその上になるため、「人との結びつきを強くすること」をあまり強く求めていない。性格的な部分も大いにあるけど、強すぎない結束が良いと思っているので、これはSNSの浸透が逆に作用しているのかもしれません。

そもそも、占いの結果に依存するのは良い事なのか。これは利用する側の意識の問題にもなるのですが、難しいのは結果を鵜呑みにしたのに、その通りにならない。例えば、相性が良いからこの人と結婚した、と言う自分の判断をも委ねてしまって思考停止になるのでは、と言う懸念があります。

幾つかの本を読みながら思ったのは、あくまでもリーディングは地図の読み方なので、あって最短距離を教えてくれるわけではないと言う事です。ここが不思議なところであるのですが、この道をここから通ると危ない、と言うことは見えるけど、避けれる術はないみたいなことも出てくる。

そして、ここは通っておくべきで、その道を通過するのに、無傷ではいられない場合も記してあるので、回避策はありませんって言われたら、困ると思うのですが、そう言ったこともあり得るので、楽な道を教えてくれるわけではないのが、リーディングの面白いところだと思っています。

そして、VCの資金が投入されることは良いのですが、費用を掛けて、爆発的な浸透させることが本当に必要なのかどうかかが気になります。昨今のコロナもあるので、安心できる状況下ではないため、さらに依存度が上がるのも気に掛かります。

生理的な欲求である安全性もが脅かされている状況で、政治や社会も見通しが悪い中で、何を立ち所に精神的な安定を図るのかを考えると仕方ないのかもしれませんが、自分もですがバランス感を保つのは容易ではないと思います。いつもリーディング使っている本に、この状況を察した示唆がありましたので、引用します。

土星は、人生をほどよく管理する能力なので、アスペクトが少ない場合には、仕事面や人生で秩序が失われやすい傾向があります。土星は父親から模倣する、男性的な秩序意識や、自己管理能力です。

10年か前の占星術では、現代社会では土星があまり働かない方がよい、と言う話が一時取りざたされたことがあります。しかしこれは土星に対する解釈の誤りの原因で、むしろ現代になるほど、土星の力が必要になってきます。

価値が混乱する社会では、自分ひとりで秩序を作り出さなければならず、他人にその管理を依存できないからです。無意味にただ世間を泳ぐだけならば、土星の力は弱い方が気楽でしょうが、それではすまされないことのほうが、多いのです。

増補改訂 決定版 最新占星術入門/ 松村潔(学研プラス)、アスペクトで仕事を読む、P296

後半の「自分ひとりで秩序を作り出すこと」、ここが重要だと思います。この秩序を大きな社会の価値に合わせるのでなく、自分の価値観で作り出すこと。これは難しいことかもしれない。今、求められている。これは当然の流れになるでしょうね。個人的にはもっともっと時間をのんびり過ごせるようにしたいと常々思っています。




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