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20210813-20210815

天気が悪すぎる。


『ラブライブ!』無印の2期を全話見た。いや〜……本当にいいアニメでしたね。

”多様性の尊重”であったり”「あなた」と「わたし」の物語”がテーマである『虹ヶ咲』きっかけでラブライブに向き合い始めたせいで無印のいい意味での時代感、この場合で指すのは個人ではなく集団の物語である点にイマイチ乗り切れていなかったのだが、2期の終盤でちゃんと集団である意味を描いていて思わず柏手を打ってしまった。

2期終盤に至るまでのμ'sはなんというか、自分たちメンバーよりも応援してくれるファンや学校の生徒の方を優先して考えているような描写が多かったのでそこになんとなくモヤモヤしていたのだけれど、11話でμ'sはこの9人のものであり、他の誰のものでもないというある種エゴイスティックな結論を9人で見つけるところが本当に嬉しくて泣いてしまった。今放送している『ラブライブ!スーパースター』を見たときの感想で似たようなことを書いていたのだが違いは個人なのかユニットなのかしかなく、全シリーズを通して通底するテーマはもしかしたら一緒なのかもしれない。そうだとしたらアニメを見るのが下手なんだろうな、おれは。

あと本当に良かったのが12話でμ'sとしてのラストライブを終えた後のアンコールで「僕らは今のなかで」が歌われたところ。卒業というのが重要なファクタとして描かれ続けた2期、どうやっても変えることのできない未来を思いシリアスな空気になるシーンが多かったなかで未来への歌ではなく現在を歌った歌詞の曲、しかも1期のOPであるという文脈も踏まえてこの楽曲のライブが披露されることの持つ意味が重すぎてちょっと嗚咽してしまった。全てそういうことなんだよな……

後これは余談だが無印の2期は季節と物語をシンクロさせるのがかなり上手かったように感じた。こういう学園モノの作品を見ていると4月入学の3月卒業というスケジュールになっている日本の教育機関ってアニメを作るのが上手すぎるなと思う。劇場版の次はいよいよ完全初見の『ラブライブ!サンシャイン!!』へと向き合うぞ。




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