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20210825-20210902

期間限定で90巻まで無料公開されているワンピースに生活を全て支配された結果食事、睡眠、排泄、仕事以外の時間ひたすらワンピースを読み続け公開分を全て読み終えた。

現在連載中のワノ国までの公開だが、正直ここから単行本を買って本誌に追いついても良いなと思えるほどにどっぷりとハマってしまった。特にドレスローザ篇は心の底から感動して電車の中でうっかり落涙してしまった。

麦わらの一味全員に敵が用意されそれぞれがタイマンで戦う儀礼的な戦いではなく、敵も味方もその国に住む人も全員がドフラミンゴファミリーを倒すために奔走し協力したりときに対立したりするというのが今までのワンピースに無かったのでより必然性が生まれていたのが良かった。あとキュロスやレベッカなんかのドレスローザの周辺人物の数に加えて登場キャラが多かったのも良い。ワンピースの好きなところの一つとして戦う理由がルフィ自身の感情や利害だけでなくそれに付随してその国に生きる人達の想いが込められているところなので、人数が多ければ多いほどルフィの拳が持つ想いが大きくなり感動でき、回想シーンが多く描写することで感情移入しやすいように描かれているのが賢いなと思う。ただこれはまとめて読んだから良かっただけで、リアルタイムに連載を追っかけていたらやきもきしてしまうんだろうな。だからこれからワンピースを読むにしても一つのエピソードが終わる毎に読みたい。


最近ゴールデンカムイやワンピースなんかの無料公開されている漫画ばかり読んでいたが物語にお金を出さないのは本当にダサいという持論があり、これではイカンと思い『海に走るエンドロール』を買って読んだ。

ヒエ〜本当に良い……過去の日記の『アイスクリームの夜』の感想でも書いたが、基本的にモノクロの漫画でモノクロでしか成立しない画作りがなされていると無条件で柏手を打ってしまう癖があるのだが、この漫画はまさにそれ。というか一コマ一コマの構図の決まり方が本当にカッコいい。海と波が暗喩という程にはあまりにも明示的に描かれる多くのシーンとか。

おれ自身は何も生み出さないが創作の話が大好きなのでそういう面で見てもいい。人が一歩を踏み出す瞬間、物語が始まるんだよな……続きが本当に楽しみな漫画だ。

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