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20210906-20210924

気がつけば二週間以上日記を書いていなくて笑ってしまった。月記か?

書かなかったことに理由は特にない。強いて言うなればゲームばかりやっていたような気がする。おれは意志薄弱の雑魚オタクです。


十三機兵防衛圏をクリアした。クリア後の感想が絶賛しかないので自分の中のハードルをかなり上げていたがそれを遥かに超えてくる超弩級の名作だった。

細かい減点が全くないわけではない(あんだけ話を引っ張っておいて結局マトリックスオチなのかと少しだけ思ってしまった。カプセルの形状にオマージュが含まれていたのは良かったですね。)のだけれど、それを差し引いても加点があまりにもデカすぎて最終的に完璧だったな……と肯定することができる最高の作品。おれは物語を加点方式で見るようになってから人生が常に輝いています。

アドベンチャーパートの最終局面からアバンの戦闘パートへと繋がる構成はどことなく『天元突破グレンラガン』を彷彿とさせるし、それ以外にも多分に含まれたオマージュ全てが渾然一体となって大きなうねりとなっているのが素晴らしい。映画なら『ファイト・クラブ』、前述の『マトリックス』、言わずもがなの『ターミネーター』、『トータル・リコール』や『シャッターアイランド』やら。アニメや漫画なら『まどマギ』やら『ジョジョ4部』なんかもあり、作者自身の好きなものがとにかく詰め込まれているんだろうなと分かるのがいい。あまりにも分かりやすすぎるきらいはあるものの、元ネタに対するリスペクトを感じたし、センスの良い人が好きなものの話をしているのが好きなので個人的には嬉しかった。

13人の主人公達それぞれの話にテーマはあれど、全てを束ねる十三機兵防衛圏の命題はかなり実直で普遍的なものでそのものずばり「希望」だと思う。そこに到達するまでにいくつもの絶望や祈りがあり、それが幾人もの力や愛によって結実されるのが本当に美しい。人類の未来と可能性をこのスケールで描くのはどことなく『天冥の標』っぽくもある。そういう作品に触れるとうまく言えないがなんというか、人類に生まれて良かったなと心から思う。

あとやっぱり機兵起動シーンが本当に最高。アレが嫌いなオタクは絶対にいないんだろうな。おれは大好きですが……

冬坂さんと比治山くんのセリフが本当に最高なのだが、一番震えた、というより大声を出したのはやっぱり主人公の鞍部くんの下り。「ゲームオーバーでも交代はナシだ」というセリフをゲームで描くことの持つ熱さよ……

RTSも本当に面白かった。最終ステージは処理のあまりPS4が暖房器具のような温度になってしまって困ったが。

ファーストインプレッション通りやっぱり薬師寺恵さんが一番大好き。恋する女の子は世界で一番可愛い。


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