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鉄は熱いうちに。学歴コンプレックスまみれだった男が月収100万を達成するまで

・前書き・

はじめまして。きんまんです。

「お前誰だよ。占い師?あやしーな」と思ってるでしょうから、少しだけ自己紹介を。

僕は現在24歳で、コンスタントに月収100万円〜300万円を稼ぎ、年間利益は4000万を超えてます。

ひとりでパッパとネット占いしてたら達成したので、同年代の友達に言うとドンびかれます。

そしてここからが面白いところなのですが、そのお金はめっちゃ低労働で生み出されたお金です。

おふとんでゴロゴロしながらお客さんと文通するのが、僕の仕事です。


これが「副業占い」です。

副業占いはネットでテキスト鑑定をやります。

ラインで恋愛相談のるみたいな感じ。

地味ですが、威力すごくて、電話とか富裕層相手の対面の占いだと、時給2万円〜50万円までいくことがありますが

チャットの占いでも時給5,000円はでます。

僕は満員電車でおじさんのジトーとした汗を押し付けられたり、バイトでキッツイ仕事して、身体を酷使せずにこのお金作りました。

今回は僕がチャット占いで月収100万円を達成するストーリーとその過程で貯めた占いのノウハウをお見せします。


というのも…最近の副業や占いの界隈をみて、僕も思うことがあるんですよね。


ツイッター毎日更新しよう。【おはようみんな!って言おうな!】とかスカスカなノウハウが流行ったり、

ドンキ仕入れなどの手垢のついた手法をなぞるだけの人が多い。

占い師も収益化できてない人、タロットばっかりめくってる人が大半。


そうじゃないですよ。

ちゃんと、利益に直結することをやってください。

副業とか考える前に仕事がキツくて、毎日帰ってきて寝るだけみたいな人も多いと思います。

占いを副業にしたいけど、どうやって占い師になったらいいかもわからない人が多いと思います。

「副業をやりたいけど、それ以前に仕事が忙しくて毎日もう気力がない。」

「働いてもお金が手元に残らない。」

「タロット、西洋占星術、手相など占術だけ勉強して時給が最低賃金以下。趣味にしかなってない。。。」


こんな方がこのレポートを読んでくれてるかも知れません。


「…なぜ人並みに生活したいだけなのになんでこんなに苦しいのか?…」

「…なぜ普通に彼女を作ってちょっと贅沢したいだけなのに叶わないのか?…」

「ちゃんとお金をもらって占いをしたい。」

僕自身もほんの2年前まで貧乏で悩み続けました。

・バイトでも役立たず。で怒鳴られる。

・貯金額マイナスで身内に借金

・占いなんて全く縁もゆかりもない。というか占いにいく人をどこかバカにしてる。

こんな状態でした。

今では人からお金もらってエラソーに占いやカウンセリング、コンサル、メンター的な仕事をしてますが、ちょっと前は貧乏でガス止まってて水風呂に入ってました。

今回はそんなところから身を起こしていった過程をお伝えしていきます。

22歳のどこにでもいる大学生が、月収100万円に達するために何を考え、占いのビジネスを組み立てたのか?

チャットでの副業占いの核心中の核心を公開していきます。

………「忙しくて全部読めねーよ」という人のために結論を言っておくと、僕のビジネスの真髄は【占いの入り口、中身、出口】をズラして満足を作ることです。

「ん?」と思ったでしょう。解説しますね。

占いって外から見ると何やってるか分かんないと思います。


でも、それもそのはず。


僕ら占い師は入口、中身、出口でそれぞれ【提供する価値】を変えてます。

例えるなら、コーヒー飲みに行ったら、サーカスを見せられて、最後は何だか満足するみたいな感じです。

まず日本人が大好きな「占い師」として人を集める。

カウンセリング、コーチング、占い、傾聴の技術を交えて話すうちにその人のトラウマやコンプレックスを解消する。

※この時、「占い」を求めてない人にはカウンセリングやビジネスコンサルを提供する。(実際、占いではカウンセリングや聞く力が99%です。)

最後にはスッキリしてニコニコ笑顔で帰ってもらう。

これが僕の占いビジネスです。

「じゃーなんでそんなことできるんや?」

「どうやってやるんだ?」

とのご指摘が飛んできそうですが、長くなるのでこれ以降は本編を見てください。


普通に人生が変わると思います。


生徒さん、コンサル生さんの中には占いで月70万稼いで、仕事辞めた人がいますから。

2年前にコンサルした人は6人中5人がもうサラリーマンをやめて、占いだけで月に数十万円〜百万円を稼いでいます。


この記事だけで3ヶ月以上、合計100時間割いてます。

年収1,000万円を越えるための思考と価値観。恋愛や人間関係の悩みを解消する方法。

についても話してますので、ぜひご覧ください。

それではここから本編です。


・稼ぐ前は・


「カラオケでベロベロに酔っ払って最高の一体感を感じる。」

「週末はクラブで朝まで踊ろう。」

大学一回生。19歳の僕はこんな友人に囲まれていた。

彼女ナシ。チェ●ーボーイ。浪人した大学受験には失敗。

10年間も労力をつぎ込んだ受験は心に癒えない傷跡を残して、過ぎ去っていった。

胸にズンとしたしこりがあって、全然楽しくない毎日だった。

寝汗をビッショリかいて「俺は落伍者だ」「毎日が辛い」「彼女なんてできない。」と思いながら目が覚める。

酒を飲んでも、授業を受けても、デートしていても【不合格でした】の文字がフラッシュバックしてきて、自分に嫌悪感を感じた。

父も友人達もいわゆる高学歴と言われる人達で、周囲の人から見れば自分はまごうことなき【学歴の低い、努力ができない、能力が低いやつ】だった。

でも、なぜか「俺はジェームズボンドのような男になれる」と、お気楽に思っていた。

高級なスーツにオメガの時計、最高の肉体に甘いマスク。

殺しのライセンスで敵を倒し、美女は一言で彼の腕の中へと抱かれる。

何の根拠もないが、なぜか頭の中ではこんな男に自分を重ね合わせていた。

でも、現状は「彼女ナシ」「金ナシ」「重度の学歴コンプ」状態で「何か変えなきゃなー」と思った。

しかし、決意はしたものの何をしたらいいか分からずに「とにかく忙がしくしよう」と思った。

バイトと飲み会に明け暮れることにした。

バイトで培われる【接客】と飲み会で醸造される【コミュ力】が重要な【スキル】になると考えていた。

会社に入ればコミュ力が大切!今から学んでおこう!という考えだ。

忙しくすると何か人生が変わると思っていた。

コンプレックスからくる鬱々とした感情を、【忙しく】することでかき消そうとしていた。

今考えると、とても愚かだったと思う。

でも当時はコンプレックスから抜け出せす、不甲斐ない自分、人生の失敗者としての自分を直視したくなかった。

無意味な日々は続いた。

バイト先は西成区(通称ニシナリ)近くの居酒屋。(※日本で一番の貧困街)

毎日手をボロボロにしながら、灰皿や皿をひたすら洗った。

僕はバイトの才能がなかったのか、先輩社員の声が枯れるほど怒鳴られた。

でも、ホールに出れば伝票が空中を舞うような忙しさだった。

とてもじゃないが、注文が処理しきれなかった。

動きが悪いと女性社員から「アホ!ボケ!カス!」「ブチ○すぞ!あぁ?」と火傷するほど熱いおしぼりを投げられた。

しまいにはバイトの先輩にイビられて近くを通るだけで怒鳴られた。

身なりが汚そうな、いかにも肉体労働をしてる客がその姿を見て笑っていた。

結局ホールでは役に立たないから、皿洗いに回された。

ひっきりなしにガシャガシャと皿が運ばれてくる。

客の残飯を手でぬぐう。黒い油が服に飛んで、ピシャッと顔にかかる。

ずっと中腰で腕に力を込めて、シャカシャカたわしをこすっていると、時折腰が割れそうなほど痛くなる。

洗っても洗っても永遠に残飯と皿が運ばれてくる。

油と食洗機から出る蒸気で、むせる様なすえた匂いが鼻にまとわりつく。

皿洗い場の水は冷たく、頭に氷柱を刺したかと思うほどだ。

皿洗いはきつい仕事だった。

見かねた先輩社員から「これうまいぞ!」と客の食べ残した唐揚げを手で口に差し出された。

この人には「あいつ動きワル!」と影で言われているのは知っていた。

差し出された先輩社員の爪はなんの汚れから分からないが、どす黒かった。

僕は断れずに「美味しいです!」と内心「ウゲェー」と思いながら、ニコニコ頬張った。

仕事ができない分、ポイントを稼ごうと思った。

「ここまでできる俺は偉い!」と何とか折れそうな心を繋ぎ止めていた。

それで【コミュ力】のスキルがつくと思っていた。

バイトが終われば毎日毎日友人の家に行き、何杯も何杯も安い酒を飲む。

週に5日は飲みまくって記憶を飛ばし、暴れ回る友人の介抱をして、二日酔いで目覚める。

二日酔いだから、バイトの時間まで吐いて二度寝する。

貯金は常にマイナスで、給料日前には毎月親に2万円を借りていた。

……途中からこれでは時間の切り売り、安売りだし、人生が無駄になっていると分かっていた。

【コミュ力】で会社内で活躍するようなやつは、もっと要領がいい。

そして、居酒屋でもホールでバリバリ活躍し、皿洗いなんてしない。

このことに気づいてからは、何度も居酒屋は辞めようと思った。

でも、正直に言うとお金のために働かなくてはいけなかった。

何かと金はかかるし、週末には女の子とも遊びに行かなくてはいけない。

友人の輪から離れるのが怖かったから相変わらず飲み会にも通った。

慰めだったかは分からないが、二日酔いとバイトの忙しなさは学歴コンプレックスを忘れさせる効果があった。

完全にお金とお酒の奴隷状態だ。

バイト先の唯一の友人はミャンマー人の男の子だった。

日本語が喋れないから万年皿洗いで、仕事ができずに皿洗いをさせられている僕とは似た境遇だった。

僕が2時間で腰が痛くて動けなくなる皿洗いを、彼は1日13時間もさせられていた。

本来は外国人の就労ビザの関係で、彼が1日13時間働くのは違法だ。

でも、店長がタイムカードを偽装して働かせていた。

しかも給料は13時間労働に対して8時間分なんていう日もあったらしい。


まるで現代の奴隷工場だと思った。


皿洗いで苦心を共にしていると、彼と友人になった。

僕は英語が少しできたので、彼に英語で日本語を教えることができた。

すると凄く感謝されて、「先生になって。お金を払う。」と言われた。

嬉しく思いつつも固辞した。

彼とは友人だったし、皿洗いで得た少ない給料を故郷に仕送りしていることも知っていたからだ。

でも、段々と僕は皿洗いは卒業しないとな…と思うようになった。

周りを見れば職場はブラックで、同僚は高校生の運び屋に産廃業者など法的にも真っ黒に近い奴ら。

僕のことを怒鳴る女性社員は何でもないかのような透き通った目で、火のついたタバコを笑いながら新人に向けて投げている。

大学の友人も自分もロクに授業は受けずに単位が足りずに留年間際。

どう考えてもこの環境に身を置くべきではない。


何かを変えなくてはいけなかった。

・きっかけ・


2017年の冬、お金のことをもっと真剣に考えようと思ってTwitterに行き着いた。

居酒屋は辞めたいし、バイトなんていくら続けても貯金はたまらない。

タイムラインでたまたま仮想通貨のリップルがウン百倍になったという投稿を見た。

直ぐに「お金を入れなきゃ!」と思った。

億り人になれば残りの人生遊んで暮らせるし、自分に対する周囲の見方も変わるかもしれない。

そんな気持ちもあったと思う。

当時、仮想通貨バブルの盛り上がりは最高潮に達していて、Twitterでは毎日億り人が生まれ、「寝てるだけでお金が増えていく」と言われていた。

毎日、毎日値段が上がる。

昨日50円だったリップルが今日は130円。しかも200円、300円を軽々突破していく。

「もー買わないと損だ!」と焦った。

バイト代の4万円、約40時間分のお金をよく考えもせずに投資してみることにした。

無事に入金し、コインチェックでリップルを買ってみた。

すると…なんの運命かその日にコインチェックが250億円分ハッキングされて歴史的な大暴落が始まった。

減っていくお金。

自分が腰を痛めて皿洗いをして、稼いだ何時間分のお金が数分のうちに溶けていく。

血も凍らない世界だった。

焦って、Twitterで仮想通貨のことを詳しく調べた。

行き着いたのは与沢翼さん。

彼は優しくされど厳しく【あなた達はカモにされました。】と語った。

僕がリップルを買ったのは400円。

与沢さんがリップルを売ったのは390円。

…毎日、毎日リップルに投資したお金が減っていく。

…カモは…僕だった。

【稼ぐ人と愚かな人は毎回真逆の行動をしている。】彼はこうもいった。

…人のことを「カモ」だなんて、よく言えるなと思いつつも、認めなくてはいけなかった。……。

愚か者、カモ、弱いのは自分自身。

損するのは、紛れもなく自分の責任だ。

自分自身で決断した投資だったのだから…。

でも、学べばもっと上手い投資ができたかもしれない。

そして、そもそも投資に回すお金も必要だ。

4万円から億り人なんて夢物語の中で見る夢物語だ。

…もう少し本格的に投資とビジネスを学ぶ必要があるらしいと思った。

差し当たってTwitterを参考に稼いでそうな人を探した。

何か変わるかも知れない。

……そう思った。

・ターニングポイント①・


投資とビジネスを学び始めて大きく影響を受けたのはサウザーさん。(現在は聖丁さんに改名)

それまで聞いたことがないような、生々しい資本主義との出会いだった。


【労働者は生活に必要な最低限のお金しかもらえず、一生身体を酷使し続ける。】


…まさしく自分の身の回りで起こっていることだった。

ミャンマー人の彼は日本語を学ぶために日本の居酒屋でバイトしているのに、日本語が全く話されない小部屋に押しこめられて皿洗いをさせられている。

どんなに辛そうな顔をしていても、日本の高い家賃と食費を支払うため、家族への仕送りのために続けなくてはならない。


【お金のない男は惨めな一生が待っている。しかもお金がなければ子孫を残せず遺伝子的に死滅する。】


…正しい。自分は飲み会と日々の生活に追われて、彼女さえ作れない。

付き合おうにも…彼女に使えるだけのお金がない。

僕はまだ20歳だ。

でも…このままの人生が延長されるなら、お金がなくて、女も知らず、子供が持てない境遇に落とされるかもしれない。

女を知らずに一生を閉じることになるかもしれない。これはヤバイと思った。

そして子供が持てたとしても、僕が受けたような水準の教育は与えられないかもしれない…。

お金の問題に真剣に取り組むべきだ。そして異性との問題にも。

胸に迫る思いでこう感じた。

でも、正直なところ…この生々しさにはじめは足踏みをし、感情がたたらを踏んだ。

この価値観を受け入れれば、明らかに周囲の人間関係から逸脱する。

友人とは一緒にはいられなくなるだろう。

そして、同時にこの決断は今まで歩んできた人生を外れることを意味する。

「いい偏差値をとる。人よりも大学に入って、人よりもいい企業に入る。」

「モテるにはスペックが最重要」

こう聞かされてきた。

大学はギリギリ名門だし、今からでも資格でも取ればいい企業には入れるかもしれない。

ビジネスや投資を一生の生業にして、本格的にやるなら、破産のリスクだってある。

……今でこそネットビジネスには破産のリスクなんてないと言い切れるが、当時の僕にはビジネスはとてもハードルが高いことだった。

直前に仮想通貨でお金を失っていたし、与沢さんだって一度は倒産、その後にもう一回無一文になってる。

場合によっては…ヘタを踏んで乞食以下の境遇になるかもしれない。

…。

……。

……でも、、、

……新しい価値観を受け入れるべきだと思った。

このまま…このままで…人生が続くなんて嫌だから。


「たとえ何を失ってもこの【労働者としての生活】を抜け出したい」と思った。


大学受験では確かに負けた。あと1%で慢心して届かなかった。

ずっと心臓が握られるような自責の念を感じる。

しかし、お金で人に勝れば、もしも富裕層になれるなら…………

低学歴という汚名をすすぐことができる、、、

……かもしれない。

自分で自分のことを責め続ける日々から開放されるかもしれない。

そして、お金を持てば美しい彼女だってできるかもしれない。

本来なら近づくことができないような美しい女性に。

こう思った時に決意は固まった。

男20才。やるか、やられるかの人生最大の勝負だ。

・黒服とナンパ・


「ここでは女性は商品として扱います。商品だから、どんなことを言われても絶対に女に逆らうな。」

おっぱブの入店初日、上司がにこやかに諭してきた。

服装はパツパツのスキニーにナイキのどぎついスニーカー。


コテコテのブランド服にクラッチバッグ。


ウシジマくんに登場するキャラが現実にいた。

今までの人生で全く関わったことのない人種だった。

20歳の僕は居酒屋をやめて黒服になった。

【接客スキル】【飲み会での立ち回り】を今まで以上に伸ばそうと思ったのだ。

今から振り返ると決意のわりに進歩はしていなかったが、自分の当時の知恵ではこれが精一杯だった。

黒服を選んだ理由の一つには時給が1300円と普通よりも高かったのということがある。

さらにマイクロビキニの女の子が闊歩する店内では、元NMBアイドルの店員やエ○ザ○ルのボーカルが来たりして、刺激的だった。

副流煙がモクモク漂う中で、やったのは皿洗いだ。相変わらず腰は痛い。

でも、居酒屋と違って、黒服は思いがけずいいこともあった。

Twitterよりも金に対する濃い情報を得ることができたのだ。

22時から朝の5時まで出勤して、酒池肉林を覗き、ポールダンスのポールを拭きながら、どんな男が来ているのか観察した。

こうした夜のお店でたいてい羽振りがいいのは怪しげなサプリの業者オーナーや会計士などの自営業者だった。

一方でサラリーマン風のスーツ姿の男たちは、ノリや態度は大きくても、お金はあまり払わない。

僕は羽振りのいいお客さんの席について、関係を作り、会話に聞き耳を立てるようにした。

「香港に預金したら実質無税で年6%つく」

「日本に仮想通貨が広まる前にラスベガスで3万円でビットコインを買った。今は100万円。」

男たちの会話は真偽不明だけど濃い情報に溢れていた。

中でも大きな収穫は【せどり】を知ったことだった。

ハイブランドで飾った自分と同じぐらいの年齢の兄ちゃんが【せどり】が儲かると教えてくれた。

当時の僕は、母が転売ヤーを嫌っていたこともあり、なんとなく転売に忌避感を抱いていた。

しかし、入場料2万円の高級クラブにハイブランドを纏った同い年くらいの兄ちゃんが来ているのを見て、【せどり】もバカにできないと思った。

早速近くのドンキで商品を探してみると、メルカリと価格差があるのを知った。

定価10,000円の化粧水がドンキではわずか1,000円。メルカリでは1,800円だ。

化粧品一本で400円の儲け。

かなりしょっぱい利益だけど、全作業が10分で終わったので、時給に直すと2400円だった。

しかもバイトとは違って誰にも怒られず「アホ!ボケ!カス!」と怒鳴られない。

たちまち可処分所得が月15,000円ほど増えた。

しかも黒服の高い時給のおかげで基本給料自体も月に80,000円に増えた。

その頃には飲み会も断るようになっていたので、二日酔いが減って時間も持てるようになった。

ようやく自分のために【時間】と【お金】が使えるようになった。

毎月6万円〜7万円は手残りになったので、半額は仮想通貨に回し、飲み代に使っていたお金で【ナンパ】をするようになった。

街に出て、「すいません」と声をかける。

女の子のラインを手に入れて、デートに行く。

飽きることなく繰り返し、半年の間に何十回とデートを繰り返した。一日に3名の女性とデートしたこともある。

段々と見た目も女性と遊ぶのにふさわしいものに変わり、女性と遊ぶコツが身についた。

そしてお金をかけずに、へりくだらずにデートがこなせるようになった。

何人も何人もデートして…

半年が過ぎた頃に最愛の彼女を見つけた。


・夢の中のような日々・


彼女はしょっちゅうナンパや芸能スカウトに狙われるほど、男ウケする子だった。

道を聞きながら知り合って、マクドでデートした後にカラオケに連れ込んだ。

彼女が大きな瞳で僕の目をじっと見つめていたので、キスしてそのまま彼氏と別れさせ、恋人にした。

友人たちには鼻高々で自慢して回った。誰もがどうやって捕まえたのかと興味津々に聞いてくれた。

その頃は仮想通貨の投資でもいいパフォーマンスが出て、一時の最大瞬間風速だが同年代でトップクラスの資産を持っていた。

朝から投資で増えていくお金を見ながら、昼はせどりをしに行く。夜は黒服に着替えて、お金持ちたちの話を聞きに行く。

充実した生活だ。

週に2回は愛する恋人と遊びに行った。

ちょうどアラジンが公開されていたので彼女と見にいった。

彼女がひどく感動していたのを覚えている。

僕も感動し「男は金でも、地位でもなく、ジャスミンにアプローチできるメンタルなんだ」と思っていた。

大学のヒエラルキーでトップに立つテニスサークルでも見かけないような美しい女の子を連れて歩くのは内心鼻高々だった。

大学の構内を歩くときは「やあ、チェリーボーイのみんな。男としての最大の幸せって知ってるかい?…それはいい女と寝物語をすることさ。」と本気で思っていた。

彼女の美しさに触れ、吐息とともに耳元で囁かれる愛の言葉は極楽と思えるほど甘美で、完全に浮かれていた。

美しい彼女の寝顔を見ながら、「負け続けだった自分が、やっと人生で意味のあるものを手に入れた」と考えていた。

でもどこかでは…「これでいいのかな?」って考えていた。

黒服は楽しいけど深夜の労働は昼の労働に比べて二倍体力を使った。

彼女は職場が辛そうだ。

「上司の機嫌が不安定で、オツボネにキツく当たられるのが辛い。」「辞めたい。」と言っている。

仮想通貨の相場が今のまま続けばいいけど、そんなことは起こらない。

人生がこのまま延長されたら、不安だ。

……表面上は幸せでも、足元はグラグラ揺れていた。

彼女とのデート代、仮想通貨の投資、黒服のストレスからくる酒代でお金はカツカツ。

家はガスが止まっていた。水しか出ずに、入浴は冷水だ。

顔はやつれて、目も落ち込んでいる。

毎日チャートを眺めて緊張し、価格の変動によっては何度も天国と地獄を行き来する。

興奮でアドレナリンがずっと出ている状態。

毎日ほぼ寝れていない。


・転換点・


砂上の楼閣が崩れ始めたのは内臓に穴が空いたときだった。

ある日の夕方、デートから帰ると息が吸えず、背中が痛くなった。

数時間もしないうちに床の上でのたうち回るほど苦しくなった。

病院に運ばれると、たちまち担架で手術室に運ばれた。

手術室では麻酔がなぜか効かず、人生で一番の痛みを伴う時間が断続的に訪れた。

痛みは永遠に続くかと思われた。

白いシーツに薬品の匂い。目の焦点は合わないが、意識だけがハッキリしている。

手術室に「ギャァァァ」という叫び声と「ジョキンジョキン」と筋肉を切る音が響いた。

叫び声も筋肉を切り裂く音も、僕の身体から発せられた。

手術を終えてみると胸の部分と、肩の部分に何個も穴があいて、チューブに繋がれた。

鏡を見ると始動前のエヴァンゲリオンみたいだった。

病気の原因はハッキリとは分からないが、深夜の労働と黒服で吸い続けた副流煙が無関係ではないと言われた。

【身体を仕事で酷使すればいつか報いが来る】

やつれた顔。穴だらけの身体。

部分麻酔の効かなかった手術はトラウマになった。

黒服なんかやって、因果応報だとしても残酷すぎると思った。

……そんな僕のことを彼女は何度も見舞ってくれた。

手術を受けたのは夏の盛りで、毎日39度が続く、酷暑だった。

しかし、彼女は来てくれた。

そして「大丈夫だよと」手を握ってくれた。


涙が出た。


今までこんな心根の優しい女はいなかった。

「これほどいい女なら彼女のために生きてもいいかもしれない…。」とも思った。

何度か手術をして、体はその度に穴だらけになったが、退院できた。

若かったから回復力があったのかもしれない。

黒服はキレイサッパリ辞めて、楽な家庭教師にバイトを変えた。

連絡先から彼女以外の女性を削除した。それまでちょこちょこ続けていた女遊びもやめた。

男として、恋人に対するケジメだった。


・全てを失って・


退院後は比較的ゆったり過ごしていた。

「強烈に成功したい」という意思が入院の辛さで一時掻き消えて、愛情だけが残った。

家庭教師の仕事は案外楽しく、黒服に比べて収入は落ちたが、何とかやっていけた。

月給は4万円。

デート代もカツカツだが、よく考えてみれば一般的な大学生の稼ぐ額はこれくらいだ。

身体を無理やり働かせて、黒服と転売をしていたこれまでが普通ではなかったのだ。

夜の世界から抜け出て、日光を身体いっぱいに浴びた。

思えば黒服のときには昼夜逆転生活で、疲れ果てて退勤し、日光を浴びると忌々しく思っていた。

太陽のもとに出た気がして、嬉しかった。

虚飾が剥がれ、やっと本当の自分にもどれたような気がした。

……しかし。

メッキが剥がれた僕に、彼女は価値を感じてはくれなかった。

悪いときには悪いことが続く。

黒服をやめて収入が減ったと思ったら、仮想通貨相場が急に悪くなりはじめた。

みるみる資産が減っていった。

3万円…5万円……50万円がみるみる減っていく。

1日に13時間はチャートから目が離せなくなった。

辛いのにチャートをずっと見て、胃がキリキリした。

……この先どうすれば良いんだろう?

日常生活では極端にケチになっていった。

デートでも100円の寿司を5皿しか食べない。電車代がもったいないから5キロ歩いて家に帰る。

彼女には「節約はできても別の大切なことをなくしてるよ……」と言われた。

僕は「ケチかも知れないけれど、そのときはお金も節約できて、健康にいい」と思っていた。

服もみすぼらしくなっていった。ヨレヨレで季節外れの服を平気で着るようになった。

【貧すれば、鈍する】とはこのことだと今なら分かる。

僕と彼女を取り巻く状況に、一気に黒い霧が押し寄せてきた。

ちょうど彼女は研修期間を終えて、正社員として働き始め、上司の愚痴を言う頻度が極端に増えた。

毎日が、本当に辛かったのだろう。

次第に彼女は無理難題を突きつけるようになった。

「もう会社に行きたくない」「どこかに連れてって」と何でもない日に泣きながら言っていた。

僕は彼女のことを守りたいと思った。

彼女を追い詰める会社が憎かったし、僕と同じように身体が強くない彼女はこのままでは、病気になってしまうと思った。

でも…どうやって守るべきか、答えは見つからなかった。

……先立つものがない。

…………金がない。

…「仕事を辞めたら?」とも言えない。

言えば「仕事もしていない大学生が、薄っぺらい気休めを言ってるだけ」だと捉えられてしまう。

解決策は何も見つからなかった。

僅かに20万円だけ貯金が残っていた。

一時の最大資産額から見れば随分と減っていた。

……一発逆転をかけてFX投資を行うことにした。

「人生をここにかける!」

そう思った。

視野が完全に狭くなっていて、目が血走り、頭に血液が回っていた。


一晩で全てトバした。


【女は落ち目の男には厳しい】


入院時に見舞ってくれた彼女は菩薩のようだったが、今や悪魔のように金のかかる提案ばかりをしてきた。

やれ香港のディズニーに行きたい、ユニバに行きたい、新作のiPhoneを買ってほしいだの、お金がない僕に対しての当てつけのような注文をするようになった。

きっと彼女も悩んでいたんだろう。

「ここではないどこかに行きたい」と会うたびに叫ぶように言っていた。

ディズニーランドやユニバが彼女にとっての心の逃避先だったのかもしれない。

たまらずに、彼女とは別れることになった。

「愛は冷めた」と彼女は言った。

しかし、それでも僕は愛してはいた。

楽しかった頃の思い出や、「人生で初めて価値あるものを手に入れた!」という原体験が強烈に焼き付いていたからだ。

でも、そうした原体験は後日【彼女が別の男と寝ていた】と彼女の口から聞かされた時にバラバラになった。

彼女は僕を呼びつけて、憎々しげに言っていた。

その日のことは今でも覚えている。

彼女とサヨナラをした。

道頓堀でトイレに行った。

両腕で、頭を抱え込んだ。

その時「昨日、私泊まったから」という彼女の言霊は、僕の中で生霊になっていた。

生霊が彼女とのひとつひとつの思い出を記憶の宝箱から取り出して、粉砕していく。


「入院していたとき、僕の手をあんなに優しく握ってくれた手は、今は別の誰かに触れている。」


凍てつく生霊の手がどこまでも、どこまでも伸びてきた。


……もう何も考えたくなくなった。


トボトボと歩き、駅のホームで電車が来るのを見つめていた。

乾いた空気に電車が近づくサイレン音がやけに甲高く聞こえて来る。


駅のホームには誰一人いない。


電車が近づく度にうなだれて、電車が通過するレールを見つめた。

レールは一定のリズムで振動を重ねていた。

そして、何も考えたくない僕に、……何かをささやいている気がした。


結局自分は何も手に入れられない人間だった。

学歴もなければ、努力も実らない。お金もなければ彼女もいない。



…このまま沈んでいく人間だ。



大学の友人はとっくに単位を取りきって、就職活動を始めているが、僕は入院したときに留年が決まっている。

そもそも就職活動どころか、サラリーマンに耐えれるような身体の丈夫さもないのかも知れない。


すべて自業自得だ。


……レールの振動がやけに大きく、揺れているような気がする。

…………さっきよりも大きく……ぐにゃり…ぐにゃり…と身をよじらせて揺れているような気がする。



「こんな人生やめてやろうか?」



ひとつの考えが僕の頭の中に浮かんできた。


その考えは、いやに目につくレールのゆらめきを止めてくれるかもしれない。


目の前からこの先の人生に広がっている奈落から、僕のことを救ってくれるかも知れない。



………でも、どこかで家族が悲しむかもな…とも思った。


・ターニングポイント②・


どうやって家に帰ったのか。何を食べたのかはあまり覚えてはいない。

あまり眠れず、横になってもずっと白昼夢を見ているみたいだった。

やっとのことで一眠りすると、夢を見た。

夢の中の自分はなぜか賞賛に包まれて成功していた。

いい服を着て、いい時計をして、高級車を乗り回して、美女を侍らしていた。

夢の中では最高にイイ気分だった。

夢から覚めてもさほど幻滅しなかった。

思い返せば彼女のことも、泡と消えた仮想通貨も夢と幻を見ていたようなものだった。

何も考えることができず、モソモソと冷めたサンドイッチを頬張って、何年も見ていなかったテレビを一日中見た。

本当に何も考えられない。

夜になった。

雨が降っていない事を確認し、ランニングに向かった。


夜道を走った。


心身がめちゃくちゃなので、あまりいい走りにはならかったが、習慣になっていたので走った。

ランニング中に鼻から吸い込む空気は冷たく、気持ちよかった。

でも、どうしてこんな日にも走っているのかと考えた。

ふと、思い当たることがあった。

僕は高校3年のときに、一度目の受験に失敗し、浪人を決めたその日から願掛けのためにランニングを始めた。


ひたすら走る。


毎日走る。


浪人中はランニングさえ続けられないないなら、大学には受からないと思っていた。

そして、誰もいない深夜の道を独り走ることが合格の道に続いていると信じていた。

結局願掛けは実らなかったが、それでも習慣は続いていた。

四年間欠かさず根拠もなく走っていた。


その日の夜道は真っ暗で、周囲には車も、人もいなかった。

ひとりで暗闇の中を黙々と走る。

僕の他には誰もいない。


今この瞬間、この夜道は自分だけが走っている道だ。


誰かにここを走れと言われたわけでも、走らないと罰を与えると言われたわけでもない。


ひとりで走っていると、次第にひとつの確固たる感情が生まれてきた。


「まだ終わりじゃない。」


「クズみたいな人生だけど、まだ終わってない。」


僕は何故かは分からないが、成功することにまだ執念があった。


ある人の言葉が浮かんできた。


【長期的に人生を上向かせる行動をとれば、短期的には変動はあっても、最終的には今よりも高い位置にいる。】


…その通りなら、信じてみようと思った。

ランニングだって初めは数百メートルでバテていたのに、今なら数キロメートルは走れる。

こうやって夜の道を走り続けて入れば、必ず成功できるはずだ。

一通りいつものコースを走り終え、大きな公園に立ち寄った。

マンションに囲まれた地域にそこだけポツンと空間があって、物を考えるにはちょうど良かった。

草むらに寝っ転がって星空を見上げ、真冬の冷たい空気を吸い込みながら、何で失敗したのか考えた。

自問を繰り返す。


…投資でふっと飛ばしたのが行けなかった?

違う。それ以前に黒服で体調を壊してた。そこから無茶な投資をするようになった。

なんで黒服をやろうと思った?

居酒屋が嫌だったから……。

違う。それ以前にも無茶な働き方はしていた。

……色々自問してみると行き着くところは一つだった。


【学歴コンプレックスに全ての出発点がある】


考えて見れば見るほど、ここ何年間かの自分の行動の原因は学歴のコンプレックスから来ていた。

酒に溺れる日々も、投資も、ナンパに対する情熱も全てコンプレックス由来だった。

『自分は、学歴コンプレックスを抱えていて、大学の奴らに溶け込むのが嫌だったから、忙しくしたし、アンダーグラウンドの世界に足を突っ込んだ』

そして、身体を壊し、お金をなくし、彼女は離れていった。


……上手く行かないハズだと思った。

コンプレックスが生まれるのは、人からの評価を気にして生きているからだ。

女の子にモテたい、チヤホヤされたい、ハイスペだと思いたい。

【人よりも優れていたい。】

こんな邪な思いが、人からの評価を気にする、見栄を張る人間を生む。

評価、評判を気にすると必ずコンプレックスが生まれる。

コンプレックスを埋めようとして、さらに評価を求めて見栄を張る。

見栄とコンプレックスはバブルのように自己増殖していき、最後には破裂する。

そして脳と行動がぐちゃぐちゃになる。

今の自分を見つめてみると、とても優れた人間だとは思えなかった。

客観的にも主観的にも底辺にいる人間だ。

お金もなければ、女一人も不安から救ってやれない。

社会の最下層にいるのが、自分という存在だ。

僕は言い訳のしようもないほど感情が揺さぶられ、やっと認めることができた。

【自分が何者でもないと体感すること。】

【スキルをつけて、時給をあげ、現実的に稼げるビジネスをすること。】

成功者が口を揃えて教えてくれていたことだった。

現実の生々しい厳しさを体感するまでは、理解できなかった。

……僕はコンプレックスという首輪から開放された。

これからは見栄を捨てて、あくまでも実利に徹して成功を目指す。

覚悟がストンと腹に落ちたてきた。


・フィナーレ・


転売は続けていたが、対して稼げずに月に5万には届かなかなかった。

投資はもうコリゴリだ。

全財産ふっ飛ばしたので、初期費用無しで出来る新しいビジネスを探し始めた。

見つかった。

占いだ。

メルカリでめちゃくちゃ売れてる。

そして、、、レビューに感謝の声が並んでいる。

これだ、そう思った。

占いビジネスの作戦を練り始めた。

占いのコンテンツ自体は大学で学問的に学んでいるので、質の高いものが作れる。

でも、ただの占いじゃ売れないことは分かってた。

「占い」というパッケージの集客力は高いけれど、人気占い師がホストのように顧客をガッチリ囲っているし、新参者が食い込むには工夫が必要だ。

考えて考えて頭が煮えるほど、アイディアをひねり


…『コンプレックスの解消』『カウンセリングの傾聴力』を商品の主軸に据えようと閃いた。


占いに来る人は30代以降の女性らしい。

この人たちは全員では無いかも知れないけど、恋愛や人間関係、金銭問題など、前までの僕のようにコンプレックスで脳波がこんがらがってるのだ。

人生何をやっても上手く行かない。

そんな気持ちは実際に経験したからこそ、よく分かる。

おそらくほとんどの占い師は、実際に頭が飛んでいて傾聴する能力がないだろう。

しかも占術ばかりやって商品の作り方を全く知らない。

そして意識を変性させたり、コンプレックスを具体的に解消できるような質問や誘導もできない。

ここまで考えて、僕の占いビジネスが固まった。


【入り口は占いだが、中身は傾聴、コーチング、カウンセリングで、出口ではコンプレックスやトラウマが解消している。】

これならお客さんは満足してくれるし、集客力も収益性も高い。

トラウマ・コンプレックスの解消は値段がつけられないから、ほとんどが言い値で売れる。

さっそく商品を作ってみたら、思惑通りに売れた。

お客さんからは涙が出るほど感謝されたし、

対面で実践すると9割の人が泣き出して、言葉だけで体感が出る人まで現れた。

【占い師として、千人以上の人生を見てきたが、お金、恋愛、人間関係の問題は、全て過去のコンプレックスやトラウマが作り出すおかしな価値観が原因だ。】

だから、この過去のトラウマやコンプレックスが実際に解消すれば、

人は一瞬で稼ぎ始めるし、恋人を作ってくる、

自分は占いでこれができるから、お客さんのリピート率が上がった。

他の占い師には提供できない圧倒的な価値だった。

自分が生み出した商品がハマって収益が出るのは、驚くほど爽快だった。

夢中になって、毎日占いのことを考え、ビジネス、潜在意識のコンサルに2000万円以上使った。

ここで学んだことを、すぐに占いやビジネスに取り入れてみた。

気づけば、依頼はひっきりなしに来て、

気づけば資産が100万、200万、500万、1000万と増えていった。

さらに占い師になると

・聞いているだけで涙が出る傾聴法

・その人の価値観のいい方向に変更

・人の意識を変性させる話法

など専門知識が身について、めちゃくちゃモテるようになった。

自分の容姿、資産では到底太刀打ちできないような美女と占いの話術だけで恋人の関係になれた。

以前と比べて健康にもなった。

相変わらずランニングは続けているし、調子が悪いと思ったら直ぐに休むようにしている。

といっても、疲れた日の翌日は昼まで布団に寝っ転がって10万、20万と稼ぐので、そもそも体調が悪くなりようがない。

ビジネスから安定した収益が出て、健康になったので投資でもいい効果があった。

占いでも稼げるし、投資では焦らないからじっくり機会を待てるようになったのだ。

安定した収益を出せるようになった。

本当に、人生が見違えるように変わった。

間違いなくビジネスで一変した。

…もちろん今でも、自分がうっかり転落する可能性のある人間だと思うことは忘れてはいない。


【投資で大勝ちした日も、嬉しいことがあった日も特別なご褒美を自分に与えない。そして商売で辛いことがあった日でも憂さ晴らしない。】


いい日も、悪い日も机に向かって自己を反省をする。

見栄に囚われないようにする、僕なりのジンクスだ。


それに、占いの影響力は大きい。

セッションを1時間すると、感情も価値観も思考も変性し全く違う人間になっていることがある。

だから「この占いでよかったか。」「あのトラウマは外してよかったのか。」

常にノートに振り返りをしている。

性格も以前に比べて明るくなったし、表情も曇らなくなった。

ありがたいことに、感謝のメッセージが毎日が届くようになったからだ。

失職した生徒さんから『きんまんさんのおかげで生活できてます。』と言われた。

彼はコンサル中に仕事を失って、火事場の馬鹿力を出して月利30万まで伸ばした。

彼のことは素直に凄いと思うし、追い込まれたときに発揮する力は驚異的だとさえ思う。

そんな彼から嬉しい言葉をいただいた。

占いをしてたらコンプレックスまみれだった方から『占い師として脱サラもできて、彼女できました。人生で今が一番たのしいです。』

こんな声を毎日聞いていて、お金の不安が一切なくて、性格が悪くなる奴はいない笑

ただ、少し前まで僕は紛れもなく社会という汚い池に浮かぶ、カスのような人間だった。

でも、占いやビジネスを通して、誰かの役には立てる人間になれた。

感謝してくれてる人達に、これからも価値提供できたらなと思う。

・後書き・


お読みいただき、ありがとうございました。


ここからは今回の特典として、僕が占いで特に大事だと思っている情報をお伝えさせていただきます。

このnoteを読んで「占いって難しそうだな」と思った方もいるかもしれませんね。

でも安心してください。

占いに来るお客さんは当たる占いを求めている訳ではないのです。

「話し相手がほしい」

「自分に時間を割いてほしい」

「人の温かみを感じたい」

…などなど、あなたがお客さんとただ単に会話していれば大満足に感じてくれる人もいます。

【あなたにとって当たり前の会話が、占いのお客さんにとっては喉から手が出るほど欲しいのです。】

本来無料の【会話】という行いも、【しっかりと占いの方法を学んで】お客様に提供すれば、【お金】になるんです。

タロットや数秘術の腕がまだ十分でなくても問題はありません。

その分はお客さんへのサービスを手厚くすればいいのです。

初めに紹介した、占いビジネスの真髄を思い出してください。


【「入り口」は占いでも、「中身では」別の価値提供も行う。】

「占い」というパッケージで集客しながら、上質なコミュニケーションを提供して満足してもらうのです。

もちろんタロットで占っても、カウンセリングをしても、コーチングをしてもいいです。

とにかくコミュニケーションを行う。

これで、お客様は満足します。

例えば先程も紹介した【共感】は占い師が提供できる大きな価値の一つです。

「保育士で毎日仕事が大変で…」とお客さんから言われれば、

「夜遅くまでやらなければいけないことがあり、お辛いでしょう」

…と声をかけてあげれば、お客さんは一瞬で心がほぐされたような感覚になります。

※保育士はダンスの振り付けや、子供の図工の用紙制作、ピアノの練習など、家に帰っても無給で仕事をしていることが多いようです。

ですから、そのことを暗に示しながら共感する姿勢を見せるのです。

仮にこの予想が外れていたとしても、クレームが付くことはありません。

夜にも家事など「やらなければいけないこと」は沢山ありますからね。

難しければ「大変な思いをしていることと思います。」

…と伝えてあげましょう。

これでも立派な価値提供です。

他の占い師の頭の中は基本お金かスピリチュアルでいっぱいいっぱいなので、冷静に会話できるだけで優位性があります。

目をお金マークにして会話するのではなく、依頼者の求めている言葉を探すのです。

試しにメルカリとかココナラで占いを買って見てください。

まじでショボい鑑定が送られてきますからね笑

だから…

とにかく【お客さんの話したいという欲求を満たす】

このことさえ分かっていれば、初心者でもサクッと月5万は儲かります。

実際にメルカリの最低価格から出品をはじめて、ひとつの鑑定で900円くらいまでなら余裕でお客さんが付くでしょう。

僕のところにDMをくれた方は、その日の内に出品し、その日の内に500円儲かったと報告してくれました。

何人も何人も即日売れたと報告をくれるので、このスピード感が大切です。

このレポートを読んで何か少しでも感じるところがあった人、人生を変えたいと思った人は、直ぐに出品してみて下さい。

(メルカリを占い以外で使っているなら、Twitterから集客するのも良いでしょう。)

当たり前ですが、出品しないと、物は売れませんし、人生も変わりません。

「そんなの売れるのかな?」…とか「もうちょっと勉強してから」…とかはやめて下さい。

占いは今この瞬間から、月収100万の人と同じ収益化ができるビジネスなのです。

…というより、今あるリソースを駆使して稼ぐことがネットビジネスの醍醐味です。

最低限の考え方だけ知れば、次の瞬間には行動をしているべきなのです。

とにかくアカウントを作る、とにかく完成度が低くても出品してみる。

このことが大切です。

ここだけの話ですが意外とクオリティーが低くても占いなら売れちゃいますしね。

さて、やる気があっても熱は直ぐに冷めます。

情熱には賞味期限があって、その賞味期限は数時間と長続きしません。

ですから、直ぐに行動に着手しはじめて下さい。

今すぐにです。

…さて、まだまだ書きたいことはありますが、やや唐突にこのレポートは幕をおろすことにします。


副業占い師向けの講座をご用意しました。

たった2週間で初出品!初売上!初鑑定!まで全てを教えきります。

副業でゼロイチを達成し、副業占い師として最初のスタートを切りたい方はぜひご覧ください。



また対面で占いしたい方はこちら。僕がコーチングを教えます。



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