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おじさんがおじさんに送るおじさんのためのパソコン教本:パソコンの基本 その1

おじさんがおじさんに送るおじさんのためのパソコン教本、その2、パソコンの基本です。

その昔、パソコンといえばデスクトップが主流でした。理由は単純、ノートパソコンより安いから。当時の技術では、小さく持ち運ぶノートパソコンを作るのはむずかしかったのです。

1972年、パソコンの父と称されるアラン・ケイという人物は、理想のパーソナルコンピュータとして、持ち運べるパソコン(Dynabook)の存在を提唱しましたが、その時点では、ノートパソコンの存在は夢のまた夢でした。

たとえばそれから17年後(1989年)、今やパソコンというより、iphoneの会社といったほうがいいApple社が発売した、初めての持ち運び可能なパソコンMacintosh Portableは、重さが7キロ以上あり、価格も当時で100万円以上するという、およそ実用的とはいいがたい製品でした。

なので、そうした時代に青春時代を過ごしたおじさんが、パソコンといわれてイメージするのは、だいたいがデスクトップのパソコンです。

しかし、もし令和の今、おじさんが自宅で使うパソコンを買うならば、断然、ノートパソコンがお薦めです。こちらも理由は単純。当時と比べ、ノートパソコンの性能は飛躍的に向上しており、デスクトップと変わらないばかりか、デスクトップにはない利点がいくつもあるからです。

利点1=わからないことがあれば、詳しい人のところに持参して、実機で教わることができる
利点2=動作がおかしくなかったら、詳しい人のところへ持参して、その場で見てもらえる
利点3=持参すれば、どこでも作業ができる
利点4=使わなくなったら、人にあげられる

初心者にとって重要なのは、利点1でしょう。操作が分からず、パソコンメーカーのヘルプに電話したら、そもそも相手がしゃべってる単語の意味が分からず、諦めて電話を切ったという話はよく聞きます。

近所にパソコン操作に詳しくて、無知なオジサンにも優しく対応してくれる奇特な人がいるなら、ためらわずノートパソコン持参で教わりに行くのが一番です。

ただ、そのとき、気をつける点がひとつ。
くれぐれも高飛車な態度はやめましょう。

こちらは教わる立場、いわば生徒です。生徒がいばって、横柄な態度をとっていたら学級崩壊まっしぐら、さっさと先生は教壇を降りて、なにも教えてくれなくなります。

ここは門前の小僧にもどったつもりで、謙虚に教えを乞いましょう。その際、前回触れたように、タッチタイピングのスキルが身についていたら、先生の見る目が変わります。

「このオジサン、やるやつだ」

なにごとも本気でやらないと成果が出ません。無知なくせに「〇〇ってなんだ、どうしてこうなってるんだ」と聞いてばかりいたら、相手はきっと、こう思ってます。

「ググれ、カス※」

※(意味)ググれ、カス=人に聞くまえに、まず検索エンジンのグーグルで自分で調べてみろ。

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