帰る場所なんて無い

ただいま東伏見。

もう二度と東伏見なんか帰ってこないと思ってたよ。なーんて嘘だけど。

小学校の頃の人たち、と、会う機会が札幌であって。今の僕はあんまり受け入れてもらえないような気がして。お互いあの頃のままなんかじゃないのに、あの頃のままいるふりをしたり、あの頃とは変わったようなふりをしたり。僕はホントは変わったのかな。

札幌にいた頃の自分、は、確かにこんな髪でもなかったし、もっと楽しげに健やかに生きていたような気もするし。だけれども、あの頃の僕しか受け入れてくれないようなコミニティなんて。

地元の進学校出て、地元の大学行って、そのままのコミニティでバイトして、昔ながらのメンバーには最寄りの駅で会って、お互いの様子が実際に合うことで頻繁に分かるような、そんな、こと、から、逃げるために、わざわざ来たこともない、イメージだけの大都会に身を投げてみたんだよね。

東伏見、に、拠点を移すことを決めたとき、の、自分の気持ちくらい肯定してあげたくて。

むかしのかなおかへ、東京出てきて、良かったよ。みんなそう言ってくれてるよ、僕もそう思うよ、だから、君はそれでいいよ。大丈夫。

誰も自分のことを否定なんてしてないのに。勝手に自分で否定して。それで悲しいフリばっかして。

明日も僕はこの街で生きていくよね。ただいま。

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