おやすみも言えなくて
急激に大きな不安に襲われる夜は、大体脳と身体の疲労度が一致していない。
1人で泣いてしまう程明確な悲しみを持っていないがために、気持ちはどこにも発散されず暗い部屋の天井にも届かない。
寝てしまえばこのいっときの苦しみは、明日の健康的な生活に影響しない。
どうか少しだけでも良いから寝させてくれやしないか。
ツラさばかりが増えてしまえ、また眠剤と精神科の季節だ。前向きに豊かに次へと進めない雨の時期は、僕には味方しない。
何もできない。
悲しさが勝つような季節はもう来なくて良い。
こころ なんて いらない。
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