【書籍出版】初著者本『うつわ検定®公式テキスト 今の時代のうつわ選び』 主婦の友社より5月18日発売
こんにちは。久しぶりすぎる投稿なのでまずは自己紹介から。
株式会社空間スタイリング社 と 一般社団法人テーブルウェアスタイリスト連合会(略称TWSA) と言う2つの会社を経営し、現役のプロップススタイリストを生業としている39才AB型の二本柳志津香(にほんやなぎしずか)です。
今日は初の弊社の著者本がいよいよ後16日後に発売されるので、そのことについて書いてみたいと思います。
さて、どんな本を弊社は出すのでしょうか?
↓ はいっ!こちらです!
検定本を出せる事になった話し
昨年夏に10年以上前にお世話になっていた編集の新里さんから久しぶりにご連絡を頂き、久しぶりにお逢いできる事になりました。
編集の新里さんとは、朝の人気TV番組ラヴィットにもベテラン編集者として出演されている凄腕の編集者さんです。
あの頃随分お世話になっていたのですが御無沙汰していました。Facebookでも繋がっていたですが、Instagramも見つけてくださってラッキーとルンルンで会いに行きました。
新里さんが今は雑誌やmagazine、フリーペーパーの企画やライター業の他、
書籍の企画編集をされていて幾つもの素敵な書籍も手掛けているとの事で、私の本を企画書を書いてくださり、お付き合いがある出版社さんにお話ししてくださるという事が、書籍作りのスタートとなりました。
そう!この本は新里さんと弊社の本!
なぜ”うつわ検定®公式テキスト”の本なのか
そもそも論ですが、うつわ検定の企画が持ち上がったのが5年前の事です。
私は広告のスタイリストをしながら、テーブルウェアスタイリスト®講座と言う食器のスタイリングの講座を9年前から開催しています。
その講座を受講頂いた中で、私のやっている仕事をしてみたいと言う人材をアシスタントとして現場に連れていき、仕事の流れから所作まですべてお教えしてきました。「これにドリンク入れといて」とコーヒーポットをアシスタントにお願いしたら、紅茶が入っていた・・・。スタイリングの一部をアシスタントにお願いしたら、磁器製のお皿に陶器の茶碗がセッティングされていたなど日常茶飯事。ああ・・・うつわ(食器)のそのものの事をお教えしてあげたいな~と言う私の気持ちと、弊社がTV番組のうつわ(食器)に関わる出題問題の考案やうつわの取材を受けると、うつわのスタイリングではなくもっとうつわの事を一から知りたいと言うニーズが多くなり、5年前から企画が持ち上がり、2年前に登録商標を取得し内容を詰めていた話しを企画編集の新里さんにしていました。新里さんは弊社がやっている講座まで受講頂きそこから企画書づくりをはじめてくださいました。
新里さん曰く、「出版社さんのカラーもあるから色々な方面で企画してみますね。うつわ検定の話もしてもいい?」との事。
1件目の出版社様(つまりは主婦の友社さん)に企画を持って行ってくださった日に「二本柳さー---ん、決まった~。後でメールします。一緒に頑張ろう!!」と連絡を頂きこの本の本づくりがスタートしたのでした。
3か月で本を作るという事。(全部撮りおろし撮影、全部一からライティング)
小見出しの通り、私達は3か月で本当にすんごい情報量のとんでもない本を作り上げました。
それも新里さんは、雑誌編集・企業のライティング・TV出演や他の仕事もしながら、弊社もTVCM撮影や広告撮影が重なりに重なっているそんな仕事を仕事をしながら。
最近ですが近所の方に「最近はお仕事落ち着きましたか?もうここ数か月不夜城だったので心配で・・・」と話しかけられて、そっかご近所さんが一番知っててくださっているものかもなんて思いました。
どんな裏技を使い、これを成し遂げたかと言いますと、分業する事です。
①撮影
↓例えば撮影ですが、弊社空間スタイリング社に所属のフードスタイリストとプロップスタイリストを総動員する。
北海道、名古屋、大阪と日本全国から参加頂き、恐ろしいスピードで仕上げて撮影していきます。
②ライティング
弊社の従業員のスタイルは少々変わっていて、今の時代っぽいスタイルです。私はスタッフ、私は中の人と言う事が多いです(正社員・パート社員・アルバイト社員・ダブルワーク社員)に基本的にチャットワークで仕事を在宅でしてもらい、必要な時に出社してもらい、打ち合わせにも適任者が向かうと言うスタイルです。
皆さん驚く程前職なども優秀な人材、しかも全員私より年上。
今回のライティングは、まず新里さんに必要な内容のライティングの指示をチャットワークで頂き、今手が空いている中の人が分業で書いていくスタイルをとりました。
ライティング作業が全員深夜や夜通しになる日か増えていった頃、
中の人から改善案がちらほら聞こえるようになりました。
私が作った会社のいいとことは、中の人みんながなんかあると直接私に改善案を直接伝えてくれることです。
みんな家庭があるんだよな~、そしてその他の仕事も忙しい・・・どうしようか・・・そして1人協力な助っ人に入って頂く事になりました。
こう書くとなんか大変そうだなと思われるかもしれませんが、私にとってこの書籍づくりは我慢する事が1つもなく、結果楽しかった~!!
最後の確認は私達しかできない
みんなのライティングしたページが1つ1つ出来上がると、すべて新里さんが確認し書き換えてくださったり、疑問など私達にお送り頂く作業があります。この3か月間多分新里さんはほとんど寝ていないのではないでしょうか。私達とは私と家族ですが今年10期目に入った社団法人は私と家族が理事になり2人で作った団体です。
最終的には書き直しなども多く、様々な論文を見ては各所に電話でお伺いし、つじつまを合わせていく作業をしながら私と家族、新里さんと二人三脚で書き直す事も多かったです。
このころ丁度大型の仕事1週間まるまるCM撮影で埋まっている、そして翌週からはホテルさんの撮影と通常の仕事も重なっており、夜10時ごろ帰宅してそこからライティング作業、翌日4時から準備現場に行くというライフスタイルがデフォルトになっていました。どんなに遅くにお送りしても、新里さんから連絡がある。新里さん雑誌のロケなどで忙しいはずだけど…今日も私の為に頑張ってくださっていると思うと頑張れました。
第一校閲さん、主婦の友社さんの校閲さん、第二校閲さん、主婦の友の市川編集長、担当の金澤さんと最後は皆様にお世話になりながら、私が広告撮影のスタイリングでリース屋さんにいたある日「印刷所さんに入りました。校了です。」と言うご連絡を頂きました。
終わってみるとすごく恵まれた環境
もし、この本を手にとって頂いた方が5月18日以降あらわれたら、是非一番最後のページをご覧いただきたいです。
この本には多数の奇跡があり、大手老舗出版社様から発行、書籍のデザイン(ブックデザインと言うそうです)にはあの有名な細山田デザイン事務所様がデザイン下さった事、カメラマンは東京・フランス・沖縄・千葉と5名のカメラマンが関わって下さり、凄腕の校閲さんが入ってくださっており、沢山のフードスタイリスト・プロップスタイリスト・ライターが関わってくれているそんな本です。
私は最近まで私の人生は人に乗っ取られる人生で、本当にさえないみじめな人生だなと思っていました。
例えば、授業で「うつわを学ぶならどうしたら?」と質問されると「生きた勉強がしたいなら、うつわの産地に旅をしてみるのが一番!うつわ旅が一番ですよ」とお教えしていました。そんな事をお教えした方々が多くしてくださるのですが、彼女たちの方が有名になる事が多く、
私は仕事同様いつも裏方(ウラカタ)なのです。
Yahoo!やGoogleで検索しても2013年にはテーブルスタイリングと言う言葉で1件もヒットしていない事を確認してから、テーブルスタイリングと言い、うつわや食器のスタイリストと言う職業を作りテーブルウェア(食器)スタイリスト®と言う職業を作りましたが、ちょっと名前をかえ うつわスタイリストやテーブルスタイリストと言う肩書の方が増えていきました。
なんだかな~と思う事も多かったですが、クライアント様に支えられ仕事は増える一方で、我武者羅に仕事を頑張ってきた、楽しんできたそんな人生です。
そんな私の事を見てくださっている方がちゃんといらっしゃった、助けてくださる方まで沢山いた、同じ方向を見てやってくれる仲間がいた、もうそれだけで十分だと書籍づくりを通して感じました。
感謝の気持ちを込めて。
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