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他界隈のライブに行って感じたこと


先日、友達のお誘いで、とあるロックバンドのライブに行ってきました!

本当なら2020年にそのバンドのライブにその子と行くはずだったのが中止になってしまったので、なんと3年越し。ロックバンド、ライブハウス、声出し解禁。この三拍子が揃って熱狂しないわけがない。めちゃくちゃ楽しかった~!ライブ後、前髪が汗で若干しっとりしてて笑っちゃいました。でも友達曰く、「こんなもんじゃない、コロナ前はもっと激しかった」そうで。とにもかくにもめちゃくちゃ楽しかったので、次のライブも一緒に行こうと約束しました。

自分から好きになったアーティスト以外のライブに行くのは初めてだったけど、その中でもいちばんアツいライブだったと思うし、最初から最後までずーっと、ただただ「楽しい」っていう気持ちだけだったのがなんだか新鮮で気持ちがよかったです。

好きなアーティストはたくさんいるけど、推し と呼んだりライブに行ったりするほどの存在は片手で数えられるほど。そんな私にとって、いわゆる "他界隈" のライブに行くというのはなかなか腰が重く勇気の要ることでした。今回も友達に誘われなければ多分行かなかっただろうから、誘ってくれて感謝感謝です。めちゃくちゃ楽しかったし、思いがけず気付きも得られたしね。

その 気付き を、ツイートしようと思ったら140字には到底収まりきらないなと早々に感じたので、ここに残しておきます。


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ロックバンドのライブに行くのは初めてでした。
会場に入り、自分にとって未知の世界に期待と好奇心とほんの少しの不安を抱えながらも、どこか冷静な心持で開演を待ちました。自分の推しのライブだったらふわふわして浮足立って落ち着かなくなっているところですね。
いざライブがスタートしたらそんな不安は一瞬で消え去ったし、セットリストがノリノリでアゲアゲな曲が多くてバラードがほぼなかったのもあるかもしれませんが、めそめそしてる暇は一瞬たりともありませんでした!笑
終了直後は興奮してそれどころじゃなかったけど、帰宅してから、アーティストのライブで泣かなかったの初めてかも!と感動しました。

終わったから言えることですが、予習が不十分なせいでわからない曲がいくつかあって、せめて歌詞を聴こうと思ったけどライブハウスの爆音ではよく聞き取れなくて、なんて言ってるか(歌ってるか)全然わからないところがありました(ごめんなさい)。でも、なんか楽しかったです。会場全体がヘドバンしてる図はバンドライブ初心者の私にはすこし怖く感じられたけど、それすらも一周回って楽しんでいる自分がいました。


自分から好きになったアーティストの曲には、当然のことながら、一つ一つに思い入れがあります。また、私にとって、大好きなアーティストたちは 推し であると共に、憧れや尊敬の対象だったりもするので、ライブでは彼ら彼女らが登場するだけで目頭がグッと熱くなるし、動いたり歌ったりしてるだけで感動してしまうし、特に大好きで大切な曲を歌ってくれたりなんかしたら涙腺も簡単に崩壊してしまうわけです。何も考えずにただ楽しめばいいのに感傷に浸って、楽しくて明るい曲でもいつの間にか泣いちゃうこともたまに…。

そんな風に、自分の推しだと、ひとつひとつの曲やその人たち自身への思いが強いからこそ、ライブでも歌詞とかちゃんと聴きたいしそれを歌う表情も目に焼き付けておきたいと思うものです。
でも今回みたいに、自分の中でその存在がぼんやりしているアーティストを、まだ咀嚼しきれてない曲たちを、ライブという特別な空間でなんとなくの雰囲気で楽しむのもたまにはいいものだなと感じました。その瞬間、曲や空間にただ没頭して雰囲気を楽しむのもありかも、と。
こんなことを言ったらそのアーティストを応援している人に失礼かな…不快に感じた方いたらすみません…。


ちなみに、今回誘ってくれた友達とは付き合いが長くて、彼女がそのバンドにハマった頃(5年前くらい?)からそれとなく布教を受けてきました。そのおかげで "推し" とは言えないまでも、今や 好きな アーティスト の一組 ではあるんですよね。自分のかっこ悪いところも肯定して鼓舞してくれるような歌詞とか、ゴリゴリのバンドサウンドだけどキャッチーなメロディーとか、あとボーカルの声がめちゃくちゃ良くて、気持ちの良い歌を歌うところも好き。ライブ当日を迎えるにあたっても、そのバンドの知ってる曲も知らなかった曲もたくさん聴いてどれもいいなぁと思ったし、その中で新しく好きな曲もできました。そんなわけで思い入れが全くないというわけではないんだけど、まだ "友達の推し" なんですよね。友達の推しは、まだ推しじゃない。友達の友達は友達じゃない派です(何の話?)

全然関係ないけど、「友達の友達は友達」っていう決まり文句の発祥が『笑っていいとも』だということをつい最近知りました。ほんとに、この世は知らないことばっかりですね!(そーですね!)


今回、声出しが解禁されてから初めてのライブ参戦でしたが、ステージからの問いかけに対して、声を出して応えるよりも先に拍手をするようになってしまったのが、なんだか寂しく感じました。アーティストを守るためにしてきたことだから仕方ないとわかっているけど、この数年で染み付いてしまったこの習慣のような癖のようなものは、きっとすぐには抜けないんだろうなと思います。それでも徐々に、徐々に、無理のない範囲とスピードで元に戻っていけたらいいな。



最後に、そのバンドの大好きな曲を置いておしまいにします🐧


お読みいただきありがとうございました!

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