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大会を開催するために必要なもの

皆さんはじめまして。TWOLAPSの裏方で、本職は会計士・税理士の小堀と申します。
MDCの損益管理等を担当しています。
僕自身はずっとバスケットボールをやってきていて、陸上は素人です。
陸上素人の僕がなぜTWOLAPSに関わっているのか?については、話すとシリーズものになってしまうくらい深く長いので今回は割愛します。

さてここで質問です。
陸上大会を開催するのに必要なものはなんでしょうか?

僕が思う正解は、「人」と「お金」です。
「人」とは「する」「みる」「ささえる」それぞれの人。
「する」は選手(参加者)、「みる」は観客、「ささえる」は陸協審判やボランティアの方々をはじめ、大会をつくる裏方全員。なので「ささえる」は大会を「つくる」とも言えます。
陸上大会を「つくる」ことに限らず、何をするにも「人」が一番大事だと僕は思っています。誰と働くか、誰とつくるか、誰と競うか。挙げたらきりがないですが、「人」との関係性の中で新しいアイディアや記録、魅力的なことが生まれるものです。
ことMDCで言えば、「する」人、「みる」人、「ささえる」人、その全員で作り上げる大会だと思っています。

とはいえ「人」が揃っていても、大会を盛り上げるためには「お金」が必要です。どんなに秀逸なアイディアがあり、それを実現するための道筋が見えていても、「お金」がないと形にはなりません。陸上競技場は借りられないし、陸協に審判のお願いもできない。必要な宣伝ができず集客もできません。

陸上で持続可能な大会をつくる

ここで少し陸上大会の損益構造についてお話しします。
陸上大会の主な収入源は、参加料、チケット収入、グッズ販売、スポンサー収入です。
他方、主な費用は、会場使用料、広告宣伝費、人件費(各陸上競技協会の審判費用含む。)、演出費用等です。
上記の差額が利益、つまり「収入−費用=利益」となります。会社としては当然、利益を出さないと大会を継続することはできません。
しかし、事業の初期は赤字になることが世の常です。
たくさんの方に出場、来場いただくためには、まずは大会を認知してもらう必要があります。そこでSNS等を通じて発信するものの、思うようには行きません。なので、初期は投資的な意味合いが強く、ある程度の赤字は出てしまいます。

運営側としては、赤字にならないようにまず安定資金を確保したい。上述の収入源でいうと、それはスポンサー収入にあたります。その他の収入は、当日の集客力という不確定要素に左右されてしまうからです。安定収入が確保できれば、思い切った演出等も可能です。
スポンサーを確保するには、スポンサードするに足るメリットが必要です。MDCの想いに共感し、かつメリットを享受できる。そのような魅力的な大会にしなければなりません。
魅力的な大会になると、出場者や観客が増え、グッズも売れる。さらにスポンサー効果が実感でき、スポンサーが増える。それによって生まれた利益を再投資し、ますます魅力的なイベントへと成長する。この好循環を生み出すことで、持続可能な大会になります。
とはいえMDCはまだ第2回なので、依然として認知してもらう段階ですが、最終的にはそこを目指しています。

難しいことを言ってしまいましたが、「ささえる」みんなで知恵を出し合い、必ずや魅力的な大会にして、10,000人の集客を達成することが僕らの使命です。

将来目指すところ

まずは大会として持続していくこと。これが最優先課題です。
でもTWOLAPSの最終目標はそこにとどまりません。

僕らの目標は、日本全国で中距離を盛り上げること。
そのためにMDCを各地で開催したいと考えています。
さらに、大会開催により生まれた利益をその地域の子供たちの陸上活動や成長のために使う。そして子供たちが夢や希望を抱き、アスリートを目指したり、何か目標を持つきっかけになればとても嬉しい。
そんなことを思っています。

長くなりましたが、
多くの皆さんにささえられて開催できていることに感謝し、そんな皆さんと一緒に魅力的な大会を作ることで、陸上界のさらなる発展に貢献していきたいと思っています。
MDC2022も是非よろしくお願いします!

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