iOS16にてBIMI対応を解説
2022/9/12にリリースされたiOS16にて、新しくBIMIの対応がされました。
本日はその詳細について解説していこうと思います。
BIMIとは?
BIMI(Brand Indicators for Message Identification)は、ドメインから送信される認証済みメールにブランドのロゴを追加するためのメール標準です。
既にBIMIに対応済みのGmailなどで既に目にしている方もいるかも知れませんが、送り主が認証されたメールのみに指定したロゴを表示して、なりすましメールとの区別がつけやすくなります。
対応済みサービス一覧はこちら
どのように表示される?
BIMIに対応すると以下のように指定したロゴが表示されるようになります。
新MacOS Venturaでも対応予定
ちなみに、新しいMacOS VenturaでもBIMI対応予定です。
既に弊社でもBeta版の新MacOS Venturaを用いて動作を検証しておりますが、詳細は正式リリース後にお伝えできればと思います。
既にBIMIのロゴが表示されるブランド例
SmartHR 様
楽天 様
Amazon Japan 様
自ブランドのロゴをiOS16で表示させる方法
自社のロゴを表示させたい場合には、以下のようないくつかのステップが必要です。
該当ドメインのDMARCポリシーをp=quarantine以上にする
ブランドロゴを作成しアップロード
VMCの取得
BIMI TXTレコードの追加
弊社ではBIMI技術サービスとして、BIMIでのロゴ表示がされるまでの支援をしていますので、お気軽にお問い合わせください。
標準でロゴが表示されるメールアドレス
iOS16にて、BIMIが対応されたからと言って、すべてのメールアドレスでBIMIが表示されるわけではありません。
例えば、BIMIに対応済みのgmail.comアドレスを、gmailでみた場合はBIMIでのロゴが表示されますが、iOS16のメールアプリに連携させても表示されません。
現在弊社では以下の2つのメールアドレスであれば、BIMIのロゴ表示が確認出来ております。(2022/09/16現在)
@icloud.com
@fastmail.com
自分のメールサーバでBIMIのロゴを表示させる方法
では、自分のメールサーバーにてBIMIに対応するにはどうすればよいのでしょうか?
Appleでは以下のURLにて、iOS16にてBIMIでのロゴ表示をさせる方法を説明しています。
弊社でも、自社管理のメールサーバーにて、ロゴ表示がされる設定を検証中です。
最新の検証結果なども共有可能ですので、ご興味ありましたららぜひお問い合わせください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
BIMI導入のサービスが増えることで、なりすましメールとより区別がつけやすくなるので、BIMIに対応する企業へのモチベーションにもなりそうですね。
今後のBIMIの動向に注目です。