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2023 箱根駅伝ざっと予想

今年は簡略化して3つのコーナーで予想を立ててみた。これを元に観戦が少しでも楽しくなったら幸いだ。

  1. 優勝予想

  2. シード校予想

  3. 注目ポイント

1.優勝予想

今年の優勝筆頭候補は駒沢大学で間違いないだろう。田澤廉を始め、戦力層の厚さが軍を抜いている。普段なら10〜16人の総力を見ると青山学院大学が上を行くように見えたが、今年は駒沢大学に軍配を上げたい。全日本では8区間走者全員区間5位以内、上尾ハーフに出走した選手も上位を占めた。青山学院大学は目片将大、横田俊吾ら初めて箱根駅伝を走ることになるであろう4年生が楽しみだ。この2校に一番戦力で近いのが國學院大學で、駅伝となると同大学の4本柱には前述の2校もかなわないかもしれない。この3校に加えて、順天堂大学・中央大学が5位以内を占めると個人的には考えている。両校とも三浦龍司、吉井大和といった注目されるランナーだけでなく、伊予田達弥、中野翔太といった選手がいるのが心強い。以下は自らで作成してみた優勝オッズ:

  1. 駒沢大学50%

  2. 青山学院大学30%

  3. 國學院大學10%

  4. 順天堂大学5%

  5. 中央大学5%

2.シード校予想

今年のシード校は前述の5校、プラスその他の15校からの上位5校だと考える。基本的には前年のシード校がそのまま残ることが多く、年によっては1校しか予選会組からシード権内に入れなかったりもする。今年は予選会組からシードに残れるのは2校ほどなのではないかと踏んでいる。まず前年のシード校、創価、東洋、法政、帝京、東京国際から見ていく。
この中では創価が一つ頭抜けていると思う。全日本大学駅伝では先ほど紹介した大学にはかなわなかったが、距離が長くなると安定力を発揮するチームの一つだ。東洋も少し似たようなチームで、今大会はエースはいなくとも期待できる学校の一つだ。法政は内田隼太を始めとしたエース格の選手がしっかりしているので、往路で出遅れることはないだろう。東京国際は今年は2大エースの丹所健、ビンセントが目立った活躍を見せられておらず、二人とも出走予定だが、不安が少し残る。帝京もここまでの駅伝で奮っておらず、厳しい戦いになることが見込まれる。
予選会組でも現実的に可能性があるのは大東文化、明治、城西、早稲田だと考えている。日体大、東海大辺りもありえなくはないが、エースだけでなく複数人が力走しないと厳しい。まず大東文化は予選会では無類の総合力の高さを見せ、駅伝では上位には絡めないものの、全日本などとは比べ箱根では良さが出るのではないか。明治はここ二年期待されながら良い走りを見せられていないが、戦力層の厚さから、往路を10以内で終えられればシード入りは固く見える。城西大学は留学生だけでなく、激坂王で1・2位を占めた二人が区間上位で走れればシード入りは十分にありえる。早稲田は新監督の元、昨年とは一味違うチームになっており、去年は出遅れた1区を何位でつなげるかが、その後の流れに大きく影響を与えるかもしれない。これらを踏まえ、1〜10位辺りまでを予想してみた。

  1. 駒沢大学

  2. 青山学院大学

  3. 國學院大學

  4. 順天堂大学

  5. 中央大学

  6. 創価大学

  7. 早稲田大学

  8. 東洋大学

  9. 法政大学

  10. 大東文化大学

  11. 明治大学

  12. 東京国際大学

  13. 城西大学

  14. 帝京大学

3.注目ポイント

まず外せないのは例年タイム差が付きやすい2区・5区だ。出雲は体調不良明けで区間2位となった田澤廉だが、全日本での従来の区間記録を大幅に更新する走りから見ても、区間賞・区間記録の筆頭候補だ。対する青山学院大学の近藤幸太郎も田澤相手に勝ててはいないが、区間3番以内に入ってくる可能性が高い。國學院、順天堂、中央はまだ誰が2区を走るのかが読めず、前述の2校のエースには及ばないかもしれないが、田澤と1〜1分半差でまとめられるのではないだろうか。その他では東洋の石田洸介、東海の石原翔太郎などの初めて2区を走る実力者達の走りも楽しみだ。創価のムルワも良い走りを見せるだろう。5区は例年とは違い、区間賞の最有力候補と呼べる選手がいない。昨年区間上位で走った青山学院の若林宏樹、順天堂の四釜峻佑、駒沢の金子伊吹、中央の阿部陽樹を軸に、城西の山本唯翔が後ろから追い上げてくる展開になるのではないだろうか。また明治、早稲田、大東文化、東京国際、法政といった大学はここでの走りがシード権入りに直結してくるだろう。






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