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【黒い砂漠】ぼっちがGMギルドに加入して思ったこと


ぼっちがGMギルドに加入した経緯

MMO好きにも関わらず飽きっぽさと流浪癖が人並み以上なので、ここ数年はどのゲームでも決まったギルドや固定メンバーに入ることを避けていました。
そんなぼっち気質なわたしですが去年の年末から、MMORPG黒い砂漠にて、運営会社のゲームマスター(GM)がギルドマスターをしているGMギルドへ加入しました。
理由はギルドの活動に期限が設けられていることと、運営会社が運営する半ば公式ギルドなので、どんなプレイスタイルでも大丈夫そうだと思ったからです。

GMギルドの特徴

最も大きな特徴はもちろんゲームマスターが運営するギルドであることですが、他にもいくつか他にはない特徴がありました。

まず、ギルドへ参加できる対象がゲームを始めたての新規冒険者、あるいはしばらくゲームから離れていて復帰したばかりの復帰冒険者であること。
またはベテラン冒険者で新規冒険者の手伝いをする意思があること。

そして、一般的にギルドはギルドマスターが解散しない限りは継続して存在しますが、GMギルドは明確に解散日が掲示されていました。泣いても笑ってもその期日が来たらGMギルドからは卒業することになります。

GMギルドの雰囲気

「〇時から何々のイベントがあるみたいですよ」
「〇時から何々のボスにいきましょう~〇〇に集合してね!」
こんな感じで呼びかけをしてくださるベテラン冒険者さんがいたり、
「ボスから〇っていうアイテムが出たー!」
と報告する新規冒険者さんがいればおめでとう!の嵐があったりしました。
時に雑談で盛り上がりもあり、意外なことにGMさんたちもそれらの会話に参加してくれていました。

卒業

卒業日は公式イベントのギルド勧誘会に合わせて設定されていました。
しかしやはりその日が近づくにつれて、このギルドから卒業するのは寂しい、新しいギルドに馴染めるのか不安という声もだいぶ聴きました。
勧誘会にはたくさんのギルドの方が参加していて、GMギルド以外のギルド未所属の方も自分に合ったギルドを探して訪れ大盛況でした。

ギルド勧誘会の様子

GMギルドの面々もそれぞれ色々なギルドの話を聞き、ひとりふたりと新しいギルドを決めて卒業してゆきました。
そして勧誘会の終了をもってGMギルドも解散。
わたしは前述した通りの理由で新しいギルドは探さずにぼっちの一人旅に戻りました。

黒い砂漠と他MMOの違い

まず色々書く前に前提として、黒い砂漠と他の大手MMOとの違いを簡単に書きます。

ストーリーやクエスト主体のMMOには、《レベル》《クエスト》《ストーリー》という要素があります。
《ストーリー》を進めるために《レベル》を上げて、《レベル》を上げるために《クエスト》などのレベル上げをする。
このデザインの優れているところは、プレイヤーの遊び方の流れをある程度制御することで、そのMMOの様々なコンテンツを紹介できる点です。
例をあげれば、Lv10まで上げたらLv11のクエストで採集・生産要素のチュートリアルが入り、Lv25のクエストでコロシアムへ行かされることでPvP要素のチュートリアルが入る、などです。
プレイヤーがそのコンテンツを始めるかどうかは置いておいても、とりあえずその入口まで案内することでコンテンツ自体を認識させることができます。

一方、黒い砂漠やUltima Onlineでは移動方法やクエストの受け方など初歩のチュートリアルの後はすべてのコンテンツが(ほぼ)等しく開放されていて、そのコンテンツについて気づくこともゲームの体験のひとつとして供されているように思います。
その世界へ放り出された新人プレイヤーが何となく海へ向かえば釣りという遊び方に気づくかもしれません。山へ向かえばそこにある鉱石を採掘して売ることも出来そうだと、気づくわけです。

黒い砂漠型MMOの問題点

上のように考えた時、黒い砂漠型MMOには難しい面もあります。それはプレイヤーの進んでいく方向がシステムでコントロールできない点で、例えば潜在的に鍛冶・採掘方面に興味を持っている新人プレイヤーが最初に海へ向かってしまった場合、おそらくそのプレイヤーは海岸でちょっとしたモンスターを殴ったりして、そして釣りを試してみて「何だかこのゲームあんまり自分には合わないかもな」と思ってしまう可能性があります。
最初に海へ向かってしまった時点でそのプレイヤーには海方向のコンテンツしか目に入りにくくなってしまうからです。

それなら公式サイトなどでゲームのコンテンツ一覧を作って読んでもらうのはどうだろう?とも考えますが、果たして目の前に新しいゲームがある状態で説明書を読む人がどれだけいるでしょうか…?

どのように色々なコンテンツを指し示すか

五里霧中状態の新規プレイヤーにどのように様々なコンテンツを伝えるのが良いか。色々な方法はありますが、やはり楽しんでいる他のプレイヤーの声を聴いてもらうのが一番な気がします。
しかし新規プレイヤーとベテランプレイヤーが集う場所ってあまりないんですよね。
会話ルームがおそらく一番近いと思うのですが、他の新規プレイヤーさんの話を聞いていると、何だかよくわからない用語・会話ばかりで参加できる気もしないからとオフにしている人が多かったです。
そうすると本当にベテランプレイヤーさんと知り合う場がないんです。街などで声をかける、あるいはかけてもらうくらいしかない。
そこでレベルは上がったし、アイテムも揃ってきたけど他に何したらいいかわからない。友達もいない。
そうすると他に面白そうなゲームや趣味を見つけたらほぼそのゲームには戻ってこなくなってしまう…。

GMギルドや八徳学校

その問題点を解決できるのが黒い砂漠ではGMギルド、またUltima Onlineには八徳学校という仕組みがありました。

どちらもベテランプレイヤー(あるいはゲームマスター)が新規プレイヤーの困っていることを聴いたり、あるいは多様な楽しみ方を見せたりして、その新規プレイヤーがそのゲームの世界でどのような楽しみ方をしたいのかを一緒に見つけていくことが出来ます。
そして何より自分と同じような他の新規プレイヤーとも出会ってフレンドになったりもできる。この点が本当に得難い体験だったと思います。

結論

普段はぼっちプレイヤーですが、今回の黒い砂漠のGMギルドへの参加は自分ひとりでは見つけられなかっただろうコンテンツを色々知ったり、流れるチャットを見て和んだりしてとても楽しかったです。

Twitter(X)で感想を投稿したかったのですが、かなり長文になってしまったのでこちらに書き綴ってみました。

上に書いたことはあくまで自分の感想なので、適当に読み流してください!

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