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ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ RTAアベレージ大会を終えて

5月22日から7月21日の2か月間に渡り開催したアベレージ大会が昨日無事に終了しました。大会の関係者の皆様、視聴者の皆様おつかれさまでした、そして大会を盛り上げて頂き本当にありがとうございました!
(大会のURL bit.ly/2FSBFrF)

振り返ってみて大会の主旨であった「プレイヤーのスキル向上」は大いに達成できたのではないかと感じています。やはりこういう大会という形で競り合ってプレイすることで集中力が増し普段以上に考える部分が出てくるがゆえにスキルが向上するのだと感じています。
ひと際目立った成長を見せたのはドラゴンクエストⅠのRTAを始めて1か月ほどで参加をしてくれた、つーつーさんでした。
(つーつーさんの放送チャンネル https://www.twitch.tv/too_t_s)
キャリアが浅いながらも見事決勝レースに進出し最後は自己ベスト1:36:23の走りで総合2位に入賞されました。この短期間の間にここまでの結果を出せたのは本人の並々ならぬ努力があったからでしょう。

私自身もかなりやり込んできていたドラゴンクエストⅠとⅡでしたが、まだまだ勉強することがありました。
ドラゴンクエストⅠは予選の最初の5本が全く思うようにいかず苦しみました。このままではさすがにまずいと思い一旦期間を開け、どうやれば状況を変えられるか真剣に考えました。
自分の出した結論は「もっと自分の良さを出せるチャートに組み直す」というものでした。他の人には無い自分の良さと言えばやはり記録狙いで磨き上げたスピードだと思ったので、そこを全面に出していく戦法に切り替えました。もちろん安定を捨ててただ攻めるだけというものでは無かったのですが、この切り替えが奏功し最終的には優勝まで持っていくことが出来ました。
ドラゴンクエストⅡに関しても「いのりの指輪増殖」という戦略がアベレージ戦、さらには決勝レースにも有効だと気付き予選レースの6本目から導入することに決めました。これも真剣に考えたゆえに出てきた戦略で上手く機能し(特に決勝レースで)優勝に結び付きました。
ⅠにしてもⅡにしても壁に当たれて無かったら良いようには変われていなかったので、RTAにおいて(RTA以外にも当てはまることが多いでしょう)悪い状態が続くというのは、ある意味良く変われるチャンスでもあります。
そこで真剣に考えられる謙虚さを持ち続けていきたいものですね。

チャート変更以外にも実は決勝レースに向けて密かに取り組んでいることがありました。「麻雀」です。
?と思われたかもしれません。
まず、今大会の決勝レースを「4人」にしたのには理由がありました。ドラゴンクエストRTAのレースは確かに大人数のものはそれはそれで華が有ってやる側見る側楽しいのですが、「勝負の駆け引き」という観点においては若干意味合いが弱くなってしまう傾向があります。そこで「勝負の駆け引き」という部分をより強調した形にするために麻雀と同じ4人という形式を採用することにしました。3回のレースで4人で点を取り合うので単に突っ走って勝ち続けるということは難しく、どうしても他者を見た上での走りをせざるを得ません。結果そこには臨機応変さが求められることになります。
私は決勝レースに向けて時間がある時は麻雀に取り組みそこで単に点の取り合いをして楽しんでいたわけではなく「自分はどういう精神状態ときに最後順位を落としてしまっているか」とか「どういうメンタルでどういう打ち回しをすれば2位以内に入りやすいか」などを出来る限り研究しました。(ある意味メタ認知を繰り返していたと言ってもよいかもしれません。)
結果この研究は決勝レースで生きた形になり(特にドラゴンクエストⅡの第2戦で)上手く自分をコント―ロールしてプレイすることに結び付いていたと思います。

さて、2か月間という長さの大会を終えてみて、やる前から分かってはいましたがやはり精神的な負担、肉体的な疲労は大きいものでした。年に2回ぐらいこの大会を開けたら良いなとは思っていましたが、今の率直な感想、各作品年に1回が良いかと。笑 他のイベントごとへの参加や企画もあるので私の体が持たない気がします。汗

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