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“ただのおばさん”がTikTokerに! 子育ての苦悩を楽しく伝える「りかちゃん人形」さんにインタビュー!

今回は、出版社で働く傍らTikTokerとしても活躍の幅を広げている「りかちゃん人形」さんにお話を伺いました!普通のお母さんだった「りかちゃん人形」さんがどうしてTikTokを始めたのか?TikTokを通してどんなことを伝えたいのか?などを深堀りします!

“今までのTikTokのイメージ”を覆された動画との出会い

TikTokでの活動名を「りかちゃん人形」とされた理由は何ですか?
初めに考えていた「リカちゃん」という名前の人がもうすでにいたので、どうしようかなと悩んだ時に、ふと「リカちゃん」といえば「リカちゃん人形」かなと思ってつけました。でも「リカちゃん人形」自体が特別好きだったわけではないので、自分の中で(その名前を使うことに)申し訳なさがあって、あえてひらがな表記にしました。笑

TikTokを始めようと思ったきっかけはありますか?
何かのサイトで編集の仕方や写真の撮り方がすごく上手な人のTikTok動画を見て、「どうやって撮っているんだろう」「この人の動画は他にはどんなのがあるんだろう」と気になってアプリをいれたんです。当時のTikTokはリップシンクみたいなものが流行っていて「女子高生がやっている」というイメージが強かったので、景色とか撮影方法にこだわっている投稿を見た時に「こういうことをやっている人もいるんだ」って興味が湧いて、自分もやってみたいって思いました。元々Instagramのプライベートアカウントで動画を投稿をしていたのもあって、友達から「おもしろい!」と言われていたので、TikTokへの投稿も始めました。

TikTokの「音」に引き込まれた

TikTokのどんなところに魅力を感じましたか?
元々「音ハメ系」の動画が好きで、YouTubeでダンス動画や海外のレッスン動画を見たりしていたので、TikTokでも、次々流れていく「音」に引き込まれていきました。実はいまだに(TikTokの)おすすめ動画を見る時も、あまり動画自体は見ていなくて「音」しか聴いていないです。「音」があってこそ成り立つのが、TikTokの面白いところだと思います。

初期の頃と今で動画のテイストを変えている理由は何かあるんですか?
最初の1ヶ月はとにかく楽しい時期だったんですけど、いいね数も再生回数も全然伸びなくて、「最後まで見てもらうにはどうしたらいいんだろう」と思った時に、自分は撮り方が下手だし、当時流行っていた面白い顔芸も出来ない、だったら「声を入れてみよう」って思ったんです。それで投稿した「替え歌」動画が、最初にバズりました。その影響もあって「この人は替え歌の人」みたいなイメージがついてしまったんですけど、自分はこういうこと(替え歌)がやりたかったわけではなかったので、少しずつテイストを変えていった感じです。

バズった動画は「子育ての“あるある”」

今までで一番バズった投稿は何ですか?

去年の暮れに投稿した「子供が成長するたびにお母さんの対応が変わっていく」っていう動画です。22万いいね、370万回再生されています。ここ1年でTikTokerの年齢層が結構上がってきたり、若いお母さんも増えてきたなと感じていて、まだみんなが子育て中の中、自分は子育てが終わっているから、「子供の成長段階をみんなに見せられる」と思い作りました。他の人の動画と違いを出すには、それくらいでしか自分の味は出せないなと思って。笑

お気に入りの投稿はありますか?

テレビで話題になっていたんですけど、「女の人が暴力を振るわれてしまって、その場から逃げ出そうとしても逃げられない時に、ピザの注文をするふりをして警察に電話をして、助けを求めた」っていう動画が曲になっているものを見つけて、再現してみました。この動画を超えるものを作れるまで(TikTokを)辞められないなっていうのが自分の中での課題です。笑

ファンはお母さん世代からお子さん世代まで幅広く

動画を投稿していく上で大変だったことはありますか?
初期の頃は、「死ね」とか「さっさと辞めろ」とか本当に酷いコメントやDMが多かったです。今でもありますけど、他の方が擁護してくれるようになって、全然気にしなくなりました。前はそういう方がいなくて、言われっぱなしだったので。

ファンはどういった方が多いですか?
女性の方が75%くらいで、年齢層はお母さん世代か、コメントを読んでいると「部活の試合があるんです」とか「今度大会に出るんです」とか書いてもらっているので、中学生などのお子さん世代も多いですね。自分のお母さんを見ているような感じなんでしょうね。なので子供にも分かるような言葉を使ったり、どの世代が見ても分かる言葉で動画を作るように気をつけています。

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ちょっと面白いことをしている、どこにでもいるような普通のおばさん

今後はどのような活動をしていきたいと考えていますか?
アカウントのプロフィールに「ただのおばさん」って書いている通り、あくまでも私の中ではそれが基本で、私は「クリエイターではない」と思っています。若い子だと、YouTubeやメディアに出ることがあると思うんですけど、私はそういうことを目指して始めたのではなく「どこにでもいるような普通のおばさんが、ちょっと面白いことをやっている」という方向性でいます。子育てはスパンが長く、24時間356日続くものなので、親も子供もイライラしたり、どうしようってなることもあると思います。そんな時に私の動画を見て「あっこれでいいんだ」って思っていただけるようなものを作ろうっていう考えはずっと変わらないので、これからも続けていきたいなと思っています。

ご自身での強みは何だと思いますか?
「子育てが終わっている」ことですね。子供が成人し、20年近く子育てをしてきたことは、今のTikTok投稿をしていく上で強みかなと思っています。子育ての経験や知恵をおもしろおかしく動画に出来るのは、やっぱり経験した人にしか出来ないことだと思っていて。子育ては絶対教科書通りにはいかないし、予想もしていないことがいっぱいあったので「お母さんとして優等生ではない私が発信できること」だったり「ダメダメだけど、何とか子育て出来たよ」というような内容で発信出来ることは強みだと思います。

最後の質問です。ご自身のTikTokでの活動を一言で表すなら?

「脳細胞活性化」です。笑

私は普段ダンス動画をあまり投稿しないんですけど、実はInstagramのストーリーには結構ダンス動画をあげているんです。ダンスの練習でもあるんですけど「音ハメ」の練習としてやっていて。YouTubeでも「音ハメのやり方」をよく見ているので、常に脳細胞に刺激を与えている状態です。笑

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