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俺の友だちがこんなに人嫌いなわけがない

友だちとおしゃべりするのは楽しい。すきだ。みんなそう思っていると思っていた。でも、そうじゃない人もいるんだと知ったのは高校生のときだった。

彼はどちらかと言うと陰キャだった。学校でのこととか、趣味のこととか、どんな楽しい話をしても彼はつまんなそうだった。ずうっと携帯とにらめっこしているし、食いつくのはアニメの話ぐらい。嫌われていると思い、俺と話すん嫌い?と聞いたことがあったけどそうではないらしかった。

「話すタイミングが悪い」

とだけ言われた。
このとき、父を思い出した。私の父はとにかくよく話しかけてくれる。近所づきあいもいいし明るい人柄。でも、たまに家でゆっくりしていると、どーでもいいことで聞いてきたり、勉強中なのに喋りかけてきたりとウザいときがある。

この感覚だ!そう思えるようになってからは自分を見つめ直し始めた。



当時アニメに興味はなかったけど、彼が、SAO(ソード・アート・オンライン)を観て面白くなかったら1,000円あげるわ
と言っていたのでインフルエンザで休んだ5日間で50話イッキ見してSAOにどハマりしたことは口が裂けても言ってやらない

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